S耐岡山のサポートレースには、Vitz関西に参戦中の#150赤堀康裕選手もエントリーしていました。前回鈴鹿1000kmでお会いした時に、次は岡山なんだけど、って誘って頂いたとき、アッサリ、いやその日は富士でFJがあるから、と断っていたのにノコノコとパドックまでご挨拶に行ってきました。も〜しわけない気分ですけど、やっぱり行ったんなら会いたいぢゃないですか。Vitzは2デイレースなので決勝を見られないのは残念でしたが、初コースのレース、Vitz参戦一年生としては随分頑張っていたみたいです。予選26番手、決勝19位。まだまだ課題は多いかも知れませんが、各地の営業所のサポートを受けた歴戦のツワモノ達を前に、ハタチのプライベーターが今年一年で何処まで成長したか来年はどんな飛躍をするか、楽しみです。
さて、岡山のS耐はどうだったか、S耐の予選が全て終わる前に帰ってきたのでよく分かりませんが、なんだか決勝スタート直後に5台がクラッシュしたとか。だいぶん荒れた展開だったのでしょうか。
サーキットそのものは、よくこんなところに、と思うようなコースでした。
もっとも、立地的には、富士にしてももてぎにしてもそうなんですがね〜。というか、岡山国際って、敷地が山のあいだというか、山の裾野をめぐるようにコースがあって、平らかな場所がないんですね、そこがまずビックリしました。トランポがよく入れたなと。次にコースがかなり狭い印象を受けたのですが、ホントにここでF1が開催されたのかしらん?って思いましたね〜。ランオフエリアも場所によってはそこそこありますが、全体にタイトでストレートは何だか市外地コースみたいです。なによりビックリだったのは、コースサイドがコンクリートウォールなこと。もちろんコーナーには、衝撃吸収パッドで覆われたタイヤバリヤが積んであり、ウレタンパッドが設置されていたりもするのですが、その向こうはコンクリート
の壁、衝撃を受けて変形することでダメージを減少させるだろうガードレールではないんです。ストレート部分はもうコンクリートがそのまま。万一並走する2台で接触があって、弾かれたらと思うと想像したくない、って気分になります。10数年前はこれで国際規格を通ってたんですね。そう、このコースでF1が開催された時、A.セナはまだ現役で走っていたから。
もてぎや新設の富士を見慣れた自分には、とても信じられない、という印象でした。最高速度が目一杯低い筑波でさえ、も少し安全基準は高くないだろうか?と思ったりー。
S耐はハコの四輪レースだからまだ危険度は低いですが、後日に起きた不幸なアクシデントを考えると、万一のことを想定した徹底した安全対策を採って貰いたいと思います。
サーキットに原因があるのか、マシンに原因があるのか、あるいは人為的な原因があったのか、責任を追究する為ではなく、次に再び同じような事故が起きないようにするために、全ての事実関係が明らかになり、対策を立てることが出来るようになること、を希望します。




0