昨年1月末、中国で新しいレースシリーズが始まる、という話をしましたが、二年目の今年も開催日程が発表されていました。
2008年CFO開催日程
第1大会 4/19-20 上海国際サーキット
第2大会 5/17-18 ズーハイインターナショナルサーキット(広東省)
第3大会 7/20-21 ズーハイインターナショナルサーキット(広東省)
第4大会 9/13-14 成都ゴールデンポートサーキット(四川省)
第5大会 10/4-5 北京ゴールデンポートサーキット、
第6大会 11/22-23 上海国際サーキット
開催カテゴリー フォーミュラルノー
ジュニアフォーミュラ(WEST07Jのワンメイク)各大会3レース開催
CFOというのは、チャイナ・フォーミュラ・オープン(FIA・FASC公認)の頭文字で、その名の通り中国で開催されるフォーミュラレースのシリーズです。昨年から6年間の予定で中国の4つのサーキットで開催されています。カテゴリーは、フォーミュラ・ルノーとジュニアフォーミュラの2カテゴリーのみ。
ジュニアフォーミュラというのは、日本ではSFJと呼ばれているウェスト社製WEST07Jのワンメイクです。昨年のレースについてはWEST RACING CARS のHPにレポートが掲載されています。
ウェスト社の協賛?で、最多17台を走らせたこのシリーズには、日本からも、沖縄カート・比嘉慧(kei)選手、FJもてぎ・菊地博憲選手、マーチカップの古田聡選手など3人のドライバーがスポット参戦したようです。成績の方は古田選手の2位が最高でした。トップ争いをしたのは14才の中国の若手ドライバーだそうで。若手といってもFBMWは15才からですからそれより若いです、日本ではカート全日本のキャリアがあっても、四輪レースに参戦出来る限定Aライセンスを取れるのは16才です、なんか考えられませんね。
参戦費用は6大会300万円、メカニックさんとマシン込みのレンタルバッケージのようです。スポット参戦も60-70万のバッケージで可能みたい。SFJマシン購入費用でレースが可能ってなんか安いかも。勿論どちらも別途宿泊交通費などが掛かりますから、安いか否かは考え方ですけどね。
中国では、今年上海サーキットでル・マンの名称を冠した1000kmレースを開催するという、アジア・ルマンシリーズ開催計画の前哨戦ともいえる発表があったりと、モータースポーツも盛り上がりをみせているようです。
2004年から開催されている中国サーキット選手権(略称CCC、ツーリングカーのレース)は全戦TV中継されて大変な人気であるとか。
CCCは、現地生産されたクルマの参戦に限定されているのですが、車種はおよそ世界の代表的なクルマが出場しています。日本メーカーは日産、ホンダ、トヨタ、マツダ。他にフォード、VW、プジョー、シトロエン、現代、KIA等など。経済方面には疎いとはいえ、これだけの現地生産があるってことはやはりクルマ市場としても世界から注目されているわけなんでしょうね。
F1の開催もあり、アジアンフォーミュラV6やアジアンF3もあり、FR、FBMWに次いでSFJも開催されるって、ステップアップの道筋は整ったといえるのかもしれません。レースシーンもドライバーも、今後は注目されるようになるんでしょうか。ちょっと興味がありますが、中国語は読めないなぁ。

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