4月5-6日、富士FN開幕戦行ってきました。
天気晴朗なれども桜の花は未だまだ蕾の肌寒さ、富士山の雪化粧が思いの他綺麗だなと思ったら、最近積雪があったとか。そりゃ寒い訳だと得心する。それでも日中の気温は16度くらいはあったろうか。日差しは温かかったが風は冷たい。
さて2008年のFN、チーム再編やら新スポンサーの参入やら、新人・ベテランの参戦・移籍やらと、事前学習をしなかったのでよく判らないことばかり。カラーリングも昨年と大分変わっていて、まずはプログラムと首っ引きでマシンのチェック。変わらないのはARTAとDoCoMoDANDELION、PIAA NAKAJIMAあたり。ウワサのLAWSON IMPULのメタリックブルーはとても綺麗で目立つのですが、青を基調にしたマシンが他にも何台かいるので、遠目だと微妙に識別が難しい。
マシンのロールバーに突き出した車載カメラ用ヘッドが、各チームのトップとセカンドで赤と白に統一されたのは判りやすくなったのだが、ヘルメットのカラーリングを大幅に変更してきたドライバーもいて、最初はだいぶん戸惑った。ついでにゼッケンも色とサイズとカタチを統一してくれたら良かった。遠目だとハッキリ判らないカラーリングも、コースに噛り付きで目の前を通過するマシンの、いきなり目に飛び込んでくるピンクのサクラの花やオレンジのライン、ブルーのラインは新鮮で印象的。
レースは完走12台、とはいえサバイバルと云うには今ひとつ。期待されたルーキー伊沢拓也、平手晃平等のアクシデントはあったが、今回新規導入されたバドルシフトの不具合か、序盤から何台かが不可解な失速やピットインを余儀なくされ、その殆どがリタイヤになったことは残念だった。次戦には少しでもこんなトラブルが減るだろうことを期待したい。
ピットインを最後まで遅らせた立川選手の久しぶり(だと思う)のトップ快走は、ガソリンさえ保つならタイヤ交換無しでも走り切ってしまいそうなくらい安定していたし、淡々とハイペースで走り続けた松田選手の盤石さは、チャンピオンの名に相応しいものだったと思う。次戦の展開が楽しみだ。
F3は、新人井口の2連勝に終わった。ハッキリ言おう、昨年のFCJとFTでの成績からは予想外の快挙だ、と思っている。確かに、これまでにも速い時も度々あったし強さも気合いも充分なドライバーだとは思う。成長したのなら喜ばしいことなんだけど、何時までこのポジションを維持出来るのか、自分は懐疑的だ。
これに対して、デリバリーが遅れて走り込みの少ないケイ・コッツォリーノの気迫の3位獲り、また一旦はケイに競り負けた国本が今後、井口と同じマシンでどう挽回してくるか、さらに予選からのマシントラブルで一戦を落とし、2戦目には辛くも最後尾から4位に巻き返してきた2年目の安田の意地にも期待したい。しかし、昨年に続いてホンダ勢の不調は困ったものだ。予選タイムは2秒差を付けてはいるが、決勝ではあまり差がなく、ナショナルクラスに喰われちゃうかも〜って心配な位だ。
ナショナルクラスは謎だ、笑
松下昌揮の初優勝はなんだか嬉しいが、レースウィーク初乗りの#20スイス人とは僅差。PTRSはマシンの素性が良いとはいえ、日本勢にはもうちょっと頑張って欲しいものだ。カテゴリーは違えど何年富士を走ってきたのかと、なんだかガッカリする。そう云えば#5永瀬選手は国内サーキットの走行経験はあるのだろうか。

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