5月24-25日FN第3戦もてぎに併催のFCJ。レースに先駆けて5月20日水曜から2日間合同テストがあった。合同テストの総合タイムは、5月20日ウェット#16李康太、21日ドライ#20松井孝允、一日空けて23日のレース前日走行はドライで#9銘苅翼がトップタイム。
各テストの上位には、#8国本#18千代#4小林#7岩崎らの二年目組とともに、#19山下#22中山の名前も。トップタイムを記録した#9銘苅は、2番手タイムの#8国本を01秒上回っている。鈴鹿の第4戦に6番手から4位入賞もして、いよいよ実力発揮か、楽しみだ。
明けて24日、土曜の予選は9時半過ぎから。ドライとはいえ雨もきそうな曇り空。1本目の予選結果は#20松井#8国本#18千代のトップスリーが53秒台で並ぶ。4番手#9銘苅もギリギリで53秒台。5番手#26國分、次いで#7岩崎#15三浦と続く。流石にホンダのひざ元か、國分と三浦の走りを期待。
2本目はトップ#8#20に次いで#9銘苅が3番手に食い込み、#18千代#10佐藤と続く。後半#9銘苅がヘアピン立ち上がりでイン巻きして赤旗、ちょっと欲を出したか、マシンの修復は決勝に間に合うか。
雨のテストでトップだった#16李は8番手と6番手、#5蒲生が9番手8番手、もてぎ出身の#17東は頑張ったがちょっと苦しい10番手9番手。
第5戦の決勝は午後1時半。スタートでホイルスピン気味のポールの#20松井を交わしてトップに立ったのは#8国本次いで#18千代。#9銘苅も#7岩崎#26國分に交わされ6番手に落ちる。V字の進入で、中段の誰かがスピン、密集する後続が混乱、接触で外れたウィングが大きく跳ね上がり、破片が飛び散る。一台がリタイヤ、#23松井弟がノーズを破損して通過する。
8周目、コントールラインを通過するトップから名前を読み上げていた場内放送が、いきなり、あ!松井が居ない、何処行った!?と叫ぶ。若干離されつつもトップ2台に追従していた松井、90度でオーバーランかと思ったがスローパンクチャーでピットイン。タイヤ交換で最後尾復帰。残念。
翌日第6戦は前夜からの雨でコースはウェット。朝一番のFNフリー走行では、ヘアピンのブレーキングで殆どのマシンが止まり切れずにオーバーランをする。
昨年の雨のもてぎではスタートの混乱で順位が変動、新ウィナーが誕生したが今年はどうだ。スタートはみな慎重だったが1コーナーで#20松井がオーバーラン、次いでヘアピンの突っ込みで3番手以下が軒並みグラベルにはみ出し順位を下げる。1周目終了のトップから名前を読み上げる場内放送が、8番手に秦野!?どこから来たんだ!と叫ぶ。う〜ん、確かに予選17番手からシングルを走るとは予想外、ちょっと楽しい。2周回目トップを逃げる#8国本ヘアピンでオーバーラン、あっさりトップは#18千代に変わる。#8は4番手で復帰、鬼の追撃で前を走る#19山下#10佐藤は順番にオーバーラン、流石に気迫が違うか5周回で2番手に帰り咲く#8。接触でノーズカウルの外れかけたマシンやフロントウィングの曲がったマシン、グラベルから再スタートするマシンも何台かあって順位は錯綜するも#18の逃げ切り優勝。追い上げ届かず#8国本は2位、#15三浦が序盤の混乱を冷静に切り抜け3位初表彰台。#20松井は6位まで挽回、一時3位まで上がった#13日向は19番手から5位入賞。

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