8月1-2日、富士スピードウェイで開催されたS耐第5戦に行ってきました。
土曜日の朝イチ、ゲート前の道路脇に、何台ものクルマが列を作って止まっていた。S耐では珍しい光景。今日は誰か有名人でもゲストに来るのか、GTでもないのに、と思ったら未だゲートが開いて無かっただけ。
今回入場料金が値上げされたが、その分?パドックフリーなんだそうで、入場ゲートが混雑するのを警戒して早めに来たお客さんが増えたのか。
GTだと、いかにもクルマ自慢な俺様が見に来てやりましたよ、ってな感じで堂々一車線を塞げて車列が延々続くのだけど、今回は路肩に寄せ加減にひっそり止めて、待たせて頂かせてます、という風情。カテゴリーによってこうも印象が違うのは面白い。
さて、朝イチの富士はしっかり霧に包まれて真っ白。やがて雨が降り始めて霧は消えるも路面はフルウェット、サポートレースのエリーゼ走行開始からライトオン表示。しかしやがて雨は止み、路面は徐々にドライに。
午前中のVitzの予選はABのクラス分け、時間差でどんどんコンディションが変わる。
今年3戦3勝を上げてチャンピオンを決めたAクラストップの#62松原亮二を僅差で交わして、Bクラストップのグッドイヤーカラー#363町田亜矢がPPを獲得。濡れた路面で走ったAクラスの松原は2番手となる。決勝は翌日。S耐フリーを挟んでVitz予選落ちのコンソレーションレース、さらにピットウォークに続きS耐予選。入れ代わりコース上を走る競技車両を他所に、パドックでは特設ステージで何やら大音量でイベントが続く。スポンサーさん協賛のイベントなら仕方もないが、ステージに群がるお客さんはレースを見に来た訳ぢゃないんだろうか。
決勝日の日曜、やはり朝から霧と雨、土曜と違ったのは、雨は小降りになったものの降り止まず、路面はウェットのまま。
今年はワンデイレースになった上に、昨年まで応援してきたドライバーさんが参戦していないから、S耐は2回目、久しぶり。
それでもエントリーリストには、ほかのカテゴリーで応援してるチームやFJやFCJを走ったお知り合いやら、F4で名前を知ってるドライバーさんやらがいっぱい、楽しみだ。
とはいえ開幕戦以来なんで、知らないマシンや新しいカラーリングのマシンが沢山ある。
今年もst1のペトロナスカラーZ4の2台は断トツで速いけど、今回からポルシェが2台増えた。ドライバーはMAX織戸と土屋武士、st3にはインプレッサ新型が初参戦、こちらのドライバーは知らないが、予選はトラブルで満足に走れなかったようだが、決勝はなかなかの走り。
st2クラスのユークスカラー?になった#20RSオガワは序盤からむっちゃ速かった。なにがあったんだろ?ってくらい。変わったのはカラーリングだけでなくマシン丸ごとなようだ。st2クラストップから安定して走行し、トップチェッカーの#1に2ラップ遅れとはいえ、ほかのst1クラスを押さえて総合2位。すんごいわ、笑
st4クラスの予選トップは、今年から参戦を始めた筑波にガレージを構える#62、鈴鹿で優勝して波に乗っていたが、走り始めたら何故か恐ろしく遅い。電気系のトラブルで結局リタイヤ、代わってクラストップに躍り出たのは、こちらも今年から参戦の我らが松井タカミツが乗る#55、途中からアンダーパネルのバタつき音がするようになって心配したけど、安定して最後まで走り切って3位入賞、ランキングはトップ。スポット参戦の静岡#87金森さんとこも無事に走り切って5位。ちょっとホッとする。
FCJを卒業してやっと参戦の叶った松井弟ことコウタ君のチームはマシントラブルで敢なくリタイヤ、残念だったが次のチャンスに期待するしかないか。次戦はホームの岡山、なんとか頑張って欲しいと思う。
レースは雨の割りには平安だったが、ファイナルラップに一気に雨が強くなり、オーバーランで順位が入れ代わったり、チェッカー前でスピンしたりとハプニングがあった。最後の最後まで、何があるか分からない。

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