10月21〜22日、もてぎでFN第8戦、F3第9大会17・18戦(最終戦)、FT第9戦・FCJ第4大会7・8戦が開催されました。
サーキットをフォーミュラカーしか走らない、まさにフォーミュラ三昧の二日間。晴天とは言い難い陽気でしたが雨も無く無事?レースが終わりました。お疲れ様でした。いろんな意味で波乱のレースでしたね。
レース結果はすでにご存知かと思いますが、FNは#19ブノア・トレルイェ選手の優勝・チャンピオン獲得、です。おめでとう!
PPの#56小暮、ブレーキトラブルでコースアウト、五回目のノーポイントレース。#1本山、中盤トップ激走するもエンジン壊れてリタイヤ。#8虎之助再びタイヤ外れてリタイヤ、etcetc。言いたいことは沢山あるが、なんだかあれもこれもお約束じみて脱力する。
F3だって、家に帰れば控訴で暫定扱い。辛うじて#1スーティルに決まったチャンピオン以下の順位は何時まで暫定になるのかな?
土曜のF3第17戦、#33石浦の初ポールtoウィン。吉本大樹の優勝から4年ぶりになるか、TOMS傍流ナウモータースポーツの優勝に、泣けるぜ〜♪とか思ったんですがね。
期待のFCJは#6安田がポールtoウィンの2連勝。開幕戦の鈴鹿に次いで、これで3勝目。GT300青吉兆に乗るのも伊達ぢゃない。二位以下を突き放して安定した走り。ランキングも3位に浮上。
同じく3勝でランキングトップの#23関口は、FTとのトリプル?ヘッダー。乗り換えに失敗したか予選をしくじり、7戦は3番手からオープニングで起きた多重クラッシュに巻き込まれて13位、8戦は6番手から苦戦の3位。FTでは2位でチャンピオンを決めたが、オーバーワーク気味?
7・8戦ともに2位表彰台に上った#1山本は、7戦でファステスト獲得。8戦は20周のレース、後半トップと徐々に離され、5秒遅れでチェッカー。以前から2位2回3位2回にファステスト1回獲得と速さをアピールしてきたが、今ひとつトップに及ばず残念。未だ経験の浅い四輪フォーミュラとはいえ、レース運びは冷静で内に力を矯めている、という印象。カートでは後進の指導もしているらしいと聞くから、17才とはいえ並の若者よりは余程大人なのかもしれない。一度勝ちを覚えたら、快進撃が始まる予感。いや、その前に体力作りかな。
三大会6レースを見てきて、やっと競り合いが見られるようになったFCJ。ドライバーは、フォーミュラに乗るということを、みんな楽しんでいるだろうか。思い通りに走っているのだろうか。
中段では、ストレートでぶち抜いてもコーナー進入でブレーキングが間に合わず、インがら空きで抜き返される、なんてことが毎周回あった。無理やりのブロックラインがクロスして順位を落とすこともあった。よし!その立ち上がりなら次は絶対抜いてくるぞ♪と思っても、替わらない順位もあった。セオリー通りにはなかなか行かないものだ。
気になったのは、四輪カテゴリーの経験者は概ね当てない走りをするのに対して、四輪レース経験の少ないドライバーは突っ込んでもヘッッチャラみたいに、当たることを避けてないように見えてしまうのは何故だろう。単純に避け切れないだけなのか?
才能も、幾多の経験と学習に裏打ちされなければ本物には成らないってことだろうか。スタートミスでクラッシュなんて以っての外だけれども、今はまだ育成途中?ということで、もっと一杯経験を積んで、更なる成長をして欲しいと思わずにはいられない。
FN最終戦は11月18・19日。FN第9戦の他、FCJ第5大会最終戦とF4東西チャンピオン戦が併催される。う〜ん、観に行きたいが、その日はもてぎFJの最終戦だ。

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