先週末は、もてぎでSGTの第6戦がありました。自分は富士とスゴウに鈴鹿の1000kmも見ちゃったし、想い残すことも無く筑波に行ってきました。お知り合いの何人かに、今日はもてぎに行ってたんじゃなかったの?と聞かれましたが、甘いね。フォーミュラレースが好きな自分にとって、今FJを上回る魅力のあるレースはFCJくらいだ。それに筑波のランキングを争う戦いが熾烈な今、見逃す訳には行かない。実際、ルーキーの活躍もあってレースは大変面白かったです。
今回の、Grand National Speed CupV は、筑波でも老舗のJRSCCというオーガナイザーが長年主催するレースイベントだった。たまたま某エントラントさんから聞いて事前に知ったのだが、今回はSCCNの主催に変わった。
詳しいことは知らないが、なんでもレース運営が厳しい折柄、JRSCCはモータースポーツ業界から完全撤退することになったらしい。シーズン途中の撤退は不本意であっただろうが、それだけに状況の深刻さを窺わせる。なんとも言葉にならない。
ただ、今回は代わってレース開催を引き受ける団体があったことは幸いだ。お天気事情でレースが中止になるなら諦めも着くが、シリーズを追うエントラントには、一戦一戦が大切なレースだ。こんなことは滅多に無いとは思うけど、どうかオーガナイズも頑張って欲しいと思う。
さてそれでレースとは別に、いろいろ思った事があった。
ある走行会の25分間の走行時間中、何処かで一台がクラッシュしたらしいと場内アナウンスがあり、チェッカーが振られた。けど残り10分近く走行時間を残して出されたチェッカーに、中々従うエントラントはいなくてグダグタになった。そして、クラッシュした一台が回収されるなり、同じクラスの走行が再び開始になった。
そういう時は、チェッカーでなく、赤旗中断でいいんでないかい?
チェッカーを出したら、なにがあろうと走行は終了しなければいけない。
ポストに入っているオフィシャルも殆どが私服でヘルメットを被っていないので、オフィシャルなのか観客なのか疑問なくらいの混沌とした印象だった。
JAFの公認の無い走行会ではあっても、公認のレースと同じ場所で同じオーガナイザーが運営するんだから、それに準じた格式ってもんがある筈だ。
今回のレース運営に急遽当たったオーガナイズ側が大変な努力をされたことは想像出来る。だけど、エントラントから見たら、あるいは一観客の立場からしたら、そんな事が評価の対象になるなんてオカシイ。運営上の困難はあっても、レースはキッチリやって貰わないと、なんのためのレースなんだかって気分になる。
筑波サーキットのことを、皆さんはどう思っているんだろう。
一周約2km、狭くて小さくて全日本格式のレースもやらない、素人の走行会レベル?
確かに現状はそうかもしれない。だからといって、オーガナイズが二流三流になって良い訳ぢゃあるまい。オフィシャルが素人の日雇いバイトで賄われていい訳ではない。
筑波で開催されるJAF公認の地方戦を、筑波だからと軽んじてはいけない。富士や鈴鹿やもてぎと、場所は違えど同じ地方戦だ。筑波といえば、かつては全国の注目を集めたレースドニッポンや、少し前にはF3も開催されていたサーキットだ。
当時を知らない観客やエントラントが、そしてオフィシャルが、筑波を軽んじてしまうなら、それは運営するオーガナイズ側に問題がある、と思う。

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