かめのこうら

二回目のGP-2アジアシリーズ・2008-2009が開幕する。
カレンダーが発表されてから、祈るような想いで待っていた。嬉しくもあり辛くもあり。
いくつもの、不具合や齟齬やタイミングのズレが積み重なり微妙に組合わさって、結果に響く。視線を落としてはいけない。勢いが必要だ。熱情が。そう、細心に慎重に、且つ、大胆に。

08/09 GP2シリーズ・アジア
　開催予定　全６戦

合同テスト　10/08-09 　上海
第１ラウンド　10/18-19 上海／中国GPに併催
第２ラウンド　12/05-06　 アラブ首長国連合／ドバイ　単独開催
第３ラウンド　1/23-24　 バーレーン／サクヒール　単独開催
第４ラウンド　2/27-28　 アラブ首長国連合／ドバイ　単独開催
第５ラウンド　4/4-5　マレーシア／セパン　マレーシアGPに併催
最終ラウンド　4/18-19　バーレーン／　バーレーンGPに併催

08/09 GP2アジアシリーズ開幕戦上海エントリーリスト
01　Sakon Yamamoto　JPN　ART Grand Prix
02　Nelson Philippe　FRA　ART Grand Prix
03　Luiz Razia　BRA　Trust Team Arden
04　Mika Maki　FIN　Trust Team Arden
05　Vitaly Petrov　RUS　Barwa International Campos Team
06　Sergio Perez　MEX　Barwa International Campos Team
07　Jerome D’Ambrosio　BEL　Dams
08　Kamui Kobayashi　JPN　Dams
09　Giedo Van der Garde　NED　GFH Team iSport
10　Hamad Al Fardan　BHR　GFH Team iSport
11　Javier Villa　ESP　Super Nova Racing
12　James Jakes　GBR　Super Nova Racing
14　Andreas Zuber　UAE　Fisichella Motor Sport International
15　Kevin Nai Chia Chen　CHN　Fisichella Motor Sport International
16　Davide Valsecchi　ITA　Durango
17　Carlos Iaconelli　BRA　Durango
18　Alex Yoong　MAS　My Team Qi-Meritus Mahara
19　Earl Bamber　NZL　My Team Qi-Meritus Mahara
20　Roldan Rodriguez　ESP　Piquet GP
21　Diego Nunes　BRA　Piquet GP
22　Michael Herc　kR　OMDPR
23　Yuhi Sekiguchi　JAP　DPR
24　Hiroki Yoshimoto　JAP　BCNCompeticion
25　Luca Filippi　ITA　BCNCompeticion
26　Giacomo Ricci　ITA　Trident Racing
27　Chris Van der Drift　NZL　Trident Racing

ルマン24時間が始まりましたね。今年は東海大チームが参戦するということで、盛り上がっているみたい。少し前に、学生チームは経験が足りない云々、という話を聞いて昨年終了したルマン・チャレンジが続いていたらと思ったりもしたけど、本場ルマンに挑戦するからこそ注目されているのかな？　昨日は無事に予選を完走たようです。これからの長い24時間、最後までチェッカー目指して頑張って欲しいてす。

さて、ルマン24時間の開幕に合わせて、アジアン・ルマン・シリーズの発表がありましたね。
『ル・マン24時間レースを主催するフランス西部自動車クラブ(ACO)は12日、記者会見し今後のレギュレーションなどを明らかにした。09年に「アジアン・ル・マン・シリーズ」の開催を正式発表、開幕戦を富士スピードウェイの「富士1000km」(10月31日〜11月1日=暫定)の名称で行うことを表明。1〜2週間後に中国上海で第2戦を行い、各カテゴリーのトップが10年のル・マン24時間出場権を得る。 以下略』とのこと（トーチュウニュースより）
日本チームは現在ルマンに３チームくらいエントリーしてるようですけど、来年はそれらが富士を走ることになるんでしょうか。アジアのチームというのがどれくらい在るのか知りませんが、アジアを転戦する新しいレースシリーズの成功と継続を期待したいです。

中国で開催されるチャイナ・フォーミュラ・オープン(ＣＦＯ)の開催日程が変更になりました。
前にフォーミュラ・ジュニア(F・WEST)に参戦する大森弥選手の開幕戦の日程が、主催者の都合？で早まったと書きましたが、その後、第２回の開催予定はキャンセルになりました。
どうも主催する団体が微妙に錯綜しているみたいで、うまく統括出来てないみたい。中国の統括組織がどうなっているのかよく判りませんが、幾つかの競合団体がシリーズが壊れないように開催に向けて道を模索中って感じなのかな？
前回２月に紹介しました2008年ＣＦＯ開催日程からの変更は、

第１大会　上海　４/19-20　→　４/17-18に変更ＣＣＣ併催・終了　
第２大会　珠海　５/17-18　→　中止(代替未定)
第３大会　珠海　７/26-27　
第４大会　成都　９/13-14　　
第５大会　北京　10/4-5　　　
第６大会　上海　11/22-23　　

となった模様です。同時開催予定だったフォーミュラ・ルノーの事ははよく判りません。
今年から新しくフォーミュラ・アジア2.0というシリーズが、５月16-17日に第１大会３戦をセパンで開催しています。こちらを主催するＡＦＯＳ(アジア フェスティバル オブ スピード？)というのは、ATCS(ツーリングカーシリーズ)やフォーミュラV6アジアシリーズ、FBMWアジア、ポルシェCupアジア等を主催しているようです。

フォーミュラアジア2.0 開催スケジュール
５/15-18　セパン　Ｒ1-3　終了　(同時開催ATCS・FV6A・FBMWA)
６/13-15　セパン　Ｒ4-5(同時開催ATCS)
７/25-27　珠海(同時開催CFO/FW)　Ｒ6-7　　
９/12-14　成都　Ｒ8-9　(同時開催CFO/FW AFOS/ATCS・FV6A・FA20)
11/ 1- 2　上海　Ｒ10-11(FA20)
11/21-23　上海　Ｒ12-13(同時開催CFO/FW AFOS/FV6A・FA20)

このフォーミュラ・アジア2.0(フォーミュラルノー2.0)には、昨年ＦＣＪ卒業の黒田吉隆選手と、昨年に続き今年もＦＣＪ参戦中の岩崎祐貴選手の二人が参戦していて、開幕戦のセパンでは二人ともに上位入賞をしているようです。
なお、まだ正式発表がないのではっきりしたことは判りませんが、今週末の第２大会以降、新しく日本人ドライバーが参戦を計画している模様です。
開催日程や結果など、さらに詳しいことが分かったらまた改めて書きたいと思います。

今日は過ごし易い一日でしたね。もう４月も残すところ一週間ばかりです。今週末は鈴鹿でＳ耐の開幕戦、ＡＰでＦ３の第２大会、さらに筑波でＦＪ・ＳＦＪの第２戦があります。どれも気になりますが、今週末はジムカーナのお手伝いです。う〜ん、切ない。

さて、最近のアレコレ以降の結果ですが、
もてぎのインディは、ダニカ・パトリックの初優勝で盛り上がったようですね。インディ初の女性ドライバーの優勝です。2005年、もてぎで予選暫定ポール獲得か、と、どよめいたあの時から長かったのか短かったのか、今年から表彰台が用意されたのは彼女のためだったのかもしれませんね。
土曜日の決勝はコースの一部に湧き水が流れ出て中止順延になったそうで。年に一度の一大イベントに水をさされて大変でしたね。どんな事情か分かりませんが、10年目を迎えたTwinRingもてぎ、そろそろ施設の再整備が必要な時期でしょうか。秋にはオーバルを使うレースイベントも予定しているので、しっかり対策が取られることを期待しています。
インディジャパンと同じ日に開催された、チャンプカー・ロングビーチGPのサポートイベント「SUPER LAP BATTLE」に参戦した吉本選手は、5ZIGENアコード・ユーロRで優勝したそうです。よくわかりませんが、非力なマシンで並み居る強豪を相手に優勝したらしいです。なにしろアメリカの情報は全く知らないのでニュースを見つけられなくって詳しい情報がありません。

中国で開催のＦ・ジュニア(F・WEST)に参戦の大森弥選手は、３戦を全て２位表彰台獲得で開幕戦を終えました。このレースはＣＣＣに併催されたみたいです。
大森選手のレポートを読むと、走路妨害に近い接触やクラッシュ、黄旗区間での追い越しなど、なかなか大変なレースだったようです。昨年参戦したFJドライバーも、サイドから突っ込まれて全損したと聞いたことがあります。日本のレースが行儀が良すぎると云われるのは事実ですが、あんまり無法なのも如何かと思います。２年目ということでもあり、シリーズ全体が経験を積むことでレースも段々と成長して行くのでしょうか、ともかく怪我には気をつけて頑張って欲しいです。
中国語表記のニュースの内容は良く分かりませんが、リザルトのなかに錦織正樹選手の名前がありました。ＦＪで筑波やもてぎを走っていたドライバーです。昨年大きなクラッシュに巻き込まれて参戦を中断した切りでしたが、こんなところで名前を見つけたのは嬉しいです。頑張って欲しいです。

さて、モースポチャンネルのＦ３のライヴタイミングがＡＰは無いんだそうです(>_<)。鈴鹿のＳ耐はあるみたいですが。Ｆ３協会のＨＰにあった携帯サイトのコメントライヴというのに期待しよう。

昨日から、もてぎでインディが始まったが、本日の予選は雨のためキャンセル、明日の決勝は、ポイントランキング順で出走することが発表された。同日開催になるチャンプカーの選手が抜けるため、武藤英樹選手は９番手グリッドからの出走になる。
関東は昨夜半から土曜まで雨予報、しかも大雨だそうな、土曜には雨は止むかしら？決勝日は土曜の予定だが、雨が止まなければ日曜に順延されるかもしれない。

ＧＰ２アジアシリーズが終了した。Ｆ１の結果も知らないのに、ＧＰ２アジアの結果なんて探さないと見つからない、とか云いながら、今回は何故かWEB に断片的ながらもニュースが挙がっています。トヨタの小林カムイ選手が走っていたせいでしょうか。
全５戦、カムイ選手はランキング６位、吉本選手はランキング９位、チャンピオンはARTのグロスジャン。

　第１大会　２月25-26日　ドバイ
Ｒ１、優勝／グロスジャン　吉本／６位　カムイ／13位
Ｒ２　優勝／グロスジャン　吉本／４位　カムイ／リタイヤ
　第２大会　２月16-17　インドネシア
Ｒ３　優勝／ブエミ　吉本／リタイヤ　カムイ／リタイヤ
Ｒ４　優勝／ファウジー　吉本／20位　カムイ／リタイヤ
　第３大会　３月21-23日　マレーシア
Ｒ５、優勝／ペトロフ　吉本／リタイヤ　カムイ／５位
Ｒ６　優勝／カムイ　吉本／10位　
　第４大会　４月４-６日　ダカール
Ｒ７　優勝／グロスジャン　吉本／12位　カムイ／３位
Ｒ８　優勝／カムイ　吉本／４位　
　第５大会　４月11-12日　ドバイ
Ｒ９、優勝／グロスジャン　吉本／５位　カムイ／21位
Ｒ10　優勝／ボナノーミ　吉本／13位　カムイ／14位
この後、ＧＰ２アジアチャンピオンのグロスジャン(ARTGP)と小林カムイ(dams)はヨーロッパで開催されるＧＰ２シリーズに参戦、吉本選手は今週末開催のチャンプカー・ロングビーチGPのサポートイベント「SUPER LAP BATTLE」に5ZIGENアコード・ユーロRで挑戦することになっている。

２年目のフォーミュラ・ルノーUKに参戦する山本龍司選手、３月29-30日ブランズハッチで開催の第１-２戦を６位５位、ファステストとドライバーoftheDeyを獲得、４月12-13日ロッキンガムの第３-４戦で連続２位表彰台を獲得。開幕前のテストから良いタイムを出していたようだが、ニッサンは「予想より早く結果が出せた、２年目の参戦継続を決めて良かった」と言っている。ということは、場合によっては今年の参戦は無かったのかも知れない、ということか。一年で飛び抜けた成績を出さなければ次は無い、という厳しさと同時に、確かな眼で育成ドライバーの可能性を見極めることの難しさを感じる。
ＦＣＪ初年度卒業生の中から、海外で結果を残せる実力を見せるドライバーが現れたことは嬉しいことだが、その先は何処に繋がるのか、今後の頑張りで決まることになるのだろうか。これからの活躍に期待したい。

同じくＦＣＪ初年度卒業生の関口雄飛は、日本のメーカーサポートから離れてどうしているだろう。インターナショナル・フォーミュラ・マスター(ＩＦＭ)の開幕戦は５月18日だから、あとひと月ばかりある。テストの方は第１回３番手、第２回２番手と良い結果が出ているようだが、チームに愛されて大きく成長していると期待したい。

中国で開催されるチャイナ・フォーミュラ・オープン(ＣＦＯ)のジュニアフォーミュラ(F・WEST)に参戦予定だった大森弥の開幕戦の日程が、主催者の都合？で早まったらしい。
４月19-20日に上海国際サーキットで開催予定だったが、17日予選18日決勝３レース、とのこと。17日の予選は３位で通過。決勝結果は現在不明。
開幕前のリリースでは全戦フォーミュラ・ルノーとの併催予定だったが、今回Ｆルノーはキャンセルされ、中国ＧＴ戦の前座レースということになった模様。よく分からん。
PS:F・WESTに参戦の大森選手は３レースすべて２位表彰台を獲得、次戦は５月17-18日ズーハイにて。

Ｆ１本体の話でなくて恐縮です。
３月23日のＦ１第２戦マレーシアＧＰに併催の、フォーミュラBMWパシフィックシリーズに、奈良竜一選手が参戦していたようです。なんでもE-Rainというチームから参戦するらしい、という話はつい先日、海外ミドルフォーミュラに詳しい某ブログで拝見したのですが、フル参戦かどうかもはっきり分からない状況でした。
開幕第１戦はポールを獲得、良い走りだしにみえたのですが、豪雨の天候を読み違えてタイヤ選択を失敗、６位で終わる。第２戦はスタートで３番手から一気にトップを奪うも、反則スタートを取られて順位を落とし11位。なんとも残念な結果。
ポールを獲って速さを見せつけたとは思うが、気合いの入れ過ぎかちょっと空回りって感じ。昨年の鈴鹿でもスタートはちょっと苦手かも？って印象はあったが、こればっかりは経験がモノを言うところなんだろうか。充分速さはあると思うのだから、落ち着いて次戦は是非頑張って欲しいです。

もうひとつの併催レース・ＧＰ２アジアは小林カムイ選手が優勝した。今期初優勝っていうか、ＧＰ２シリーズ初優勝です。おめでとう♪
第１レース５戦は、序盤に上段の何台かが絡むクラッシュで赤旗。前日の不可解なペナルティで５グリッド降格の吉本選手は、アクシデントに巻き込まれ再スタート出来ずリタイヤ。カムイ選手は５位入賞、第２レース６戦はリバースグリッドで４番手から一気にトップを奪い、序盤から最後までトップを快走。吉本選手は前日のリタイヤで、21番手から11位まで追い上げてレースを終えた。

もうひとつ、海外ネタ。
Ｆ１とは関係ないんだけど、以前にも書いたＣＦＯ、チャイナ・フォーミュラ・オープンのジュニア・フォーミュラクラスに、2006年ＦＪ筑波チャンピオンの大森弥選手が参戦することが判りました。
昨年参戦のＦＣＪの後半あたりから、色んなイベントに行く度に必ず姿を見掛けていたので、来期に向けて頑張っているんだな、と思っていました。以前からアジアに参戦するらしいという話はあったのですが、先日いきなりの、中国へ出発♪という報告がブログ上でありました。う〜ん、毎度のことなんだけど、出来ればもうちょっと早めに教えて欲しいっす。ガンバレって言う暇もない、笑
ともかく、今年も頑張って欲しいです。あ〜、レースが始まるのは４月です、確か。

関口雄飛のＩＦＭ参戦が明らかになった。

2006年、ＦＣＪ初年度チャンピオンとＦＴのダブルタイトルを獲得、07年初夏のスゴウＧＴではウェッズスポーツ・セリカで19歳最年少優勝、秋のもてぎＦ３ではTOMs＃37石浦を抑えて２位表彰台を奪った。にも拘わらずＴＤＰから外れ２年目のＦ３をホンダ・リアルに移籍かと雑誌に記事が載っていた。それが急転直下、昨年新シリーズとして始まったヨーロッパのＩＦＭに参戦ときた。確かに夏以降２度に渡って参加したIFMのテストで３番手のタイムが話題になった。なに、いろいろなシガラミや都合や事情もあるのだろうが、海外でシートを獲得出来たならそれはそれで喜ばしいことだ。あとは結果を出すだけだ。

自分は今まで、クソ生意気(に見える)な関口雄飛を応援したいと思ったことも好きだと思ったこともない、と信じてきた。でも、もしかしたらホントは破天荒に見える彼が好きなのかもしれない。
ＦＴの３年間と、それに重なるＦＣＪの１年、そして昨年のＦ３・ＳＧＴ300クラスで走った１年、良い走りも呆れることもあった。リアル・ホンダに乗るらしい、と雑誌で読んだ時には半信半疑だったが、シートがあって良かったな、と思いはした。ただ、やっぱり海外には行けないのか、というのが本音だった。今、いよいよ海外に参戦すると聞いて、あぁ、もうあの走りを見られなくなるのだな、と感慨を覚える自分に驚いている。なんとも、よく判らない。
年末だったか、雑誌に載った写真にうっすらとヒゲがあるのを見て、ちょっとビックリした。自分のなかでは、ずっと小柄で生意気で綺麗な少年、だったから。もう大人だと意地を張っているような横顔に、髭を生やせば大人になる訳ぢゃないぞ、と呟いたのを覚えている。
海外は性に合うかもしれない。これから、関口雄飛はいったいどんなドライバーに成るのだろう。何時か大人になって凱旋して来い。楽しみだ。

インターナスョナル・フォーミュラ・マスターズ（ＩＦＭ）は、タトゥース製のマシンにホンダの２Lエンジンを積む、Ｆ３の下位か同等のフォーミュラらしい。国際ツーリングカー選手権（WTCC）に併催で、ヨーロッパを全８戦で転戦するという。昨年のチャンピオンはGP2シリーズに参戦すると聞く。今年からHONDAＦ１のテストも出来るという。頑張って未来を切り開いてほしい。

2008年IFM開催日程 (全戦WTCCに併催)
第１戦 5月18日　 スペイン バレンシア
第２戦 6月 1日　 フランス ポー
第３戦 6月15日　 チェコ ブルノ
第４戦 7月13日　 ポルトガル エストリル
第５戦 7月27日 　イギリス ブランズハッチ
第６戦 8月31日　 ドイツ オッシャスレーベン
第７戦 9月21日　 スウェーデン アンダーストープ
第８戦 10月 5日 　イタリア モンツァ

WTCCは、第１戦が3月2日ブラジル、第10戦が10月26日岡山、11月16日マカオで最終戦の予定