2006/4/2 | 投稿者: クロちゃん

平成6年5月3〜4日

連休真っ只中、滝川に身を置く我ら「のんべぇ釣り人」3名の姿があった。
今日の釣行に際して、池袋の秀山荘で渓流シューズとスパッツを新調したT氏と私であった。Sさんは大型ザックを購入したのだった。皆それぞれ気合充分で挑んだ。

食料計画(もちろん酒類中心)は、T氏日本酒1.5リットル、Sさんウィスキー1リットル、そして私が焼酎1リットル。食材は酒のオカズになるものを中心に「これでもか!」と用意して各自に割り振った。調理器具一式は私が背負い準備万端で出陣した。

初日は夕マズメ狙いと決め、朝8時に秩父発とのんびりスタートとなった。
さすがに連休である。道路も混んでいて、豆焼橋近くの駐車場所の目的地には予定を20分オーバーして到着。先行者と思われる車が4台止まっていた。
「連休にしては少なすぎる!」とか言って、皆嬉しそうな顔をしている。
喜びもつかの間。豆焼橋を渡って林道に入ると、なんと7台の車が次々と止まっていた。さすが連休。

「ここは徒歩以外入っちゃダメですよ。」と持ち主の不在の車に話しかける。
「どこまで入っているのか。」と案じながらヨタヨタと歩く。天気は良いし、荷は重いしで快調なスローペースである。去年、山菜の「タラの芽」を採りながら歩いたことを思い出す。だが、今回は先人に摘まれていてまるでない。
今夜のメインディッシュの天ぷらが心配される。幸い、多少大きくはなっているが、ふきのとうがいくつか採れた。根性で探し求めた「タラの芽」も追加した。

通常2時間半程度の歩行距離を3時間半かけて目的の幕営地に到着。目的地に着いた途端に本日の行動が終わったように錯覚してしまった。釣りなど、もうどうでも良いのである。それは、釣り人いっぱいの銀座と化していたことも理由の1つにあげられる。さすが連休。
2人組、3人組と出合った釣り人と言葉を交わす。全然釣れないとのこと。みんな同様に疲れきった顔をして帰路についている。更に上流に2人組の釣り人がテントを張っているという。さすが連休。
我々がこの渓を選んだのは、連休の喧騒とした人込みから逃れ、のんびりと竿を出す目論見だった。ところが、こんな奥地まで大勢の釣り人が押し寄せているなんて想定外だった。計画の半分以上が音をたてて崩れ落ちていった。
(後編に続く)
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