2006/5/19 | 投稿者: クロちゃん

イノシシの親子

荒川の大支流である赤平川は西秩父を流れ、河原沢川を主流に薄川と小森川の3河川で渓流の様相を見せている。いずれも水源は両神山である。
河原沢川の源流域に坂本沢がある。水流は細いがヤマメの生息地だ。

この日、浄水場の上から入渓した。しばらく進むと狭い河原に真新しい掘った痕(あと)が目立つようになった。誰が何のために掘ったのか?
この時はこの不思議な現象に首を傾げるだけだった。渓は沈黙を保っていた。狭く釣りづらくお世辞にも快適な遡行とは言えなかった。

1尾も手にすることなくいい加減いやになってきた頃だった。右前方から1頭のイノシシが現れた。そして、こちらの存在を意識して「ブヒ、ブヒーッ」と威嚇している。私は竿を持ったまま後ずさりして沢の真ん中にあったちょっとした岩に登った。そうして行き去るのを待った。
すると、そのイノシシは細い流れを渡り始めた。後ろから小さなウリ坊が3匹着いてきた。最後尾に親と思われるイノシシが続く。その姿をジッと見ていた。何とも微笑ましい光景であった。
イノシシは何処かへと消えたと思った。ところが、1頭のイノシシが左手から突然現れた。また威嚇している。イノシシにしてみれば子供を守る母性反応なのだろう。子供が安全な場所まで移動する間、敵である私たちは見張っていなければならない存在なのだ。

釣れないこととイノシシの出現によりその渓を後にした。その後、志賀坂峠を越えて、上野村の 神流川本流にちょっかいを出したが、あまりの暑さに嫌気が差し、釣りは止めて清吾園で酒宴となった。
ここ清吾園では、昼寝しても良いというありがたい言葉をいただき酔うほどに酒を飲んだ。
清吾園の「マス重」が旨かった。
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