2006/11/30 | 投稿者: クロちゃん

それは、遠い昔の悲しい事故の記憶です。

高校生の彼女は、美人とは言えないがちょっと変わった発想の持ち主だった。心優しい性格の持ち主だった。クラスでは目立たない存在だった。そして、面白い子だった。

男子が休み時間に将棋を指していると、「私にもやらせて!」と何にでも興味を持つような子だった。
ちょっとオトボケ風な会話に周りの者たちの心が和んだ。本当に面白い子だった。

彼女の作文に「テレビでは青春ドラマをやっているけど、私は今その年齢なのに、ちょっとも青春なんて感じない。何が青春なのか分からない。本当に今のままで良いのか考えてしまう。青春て何だろう。」という印象に残る文句があった。

そんな彼女が通学途中、橋の上からあるものに興味を抱いた。
荒川の流れの真中に大きな岩があって、その岩の上に黒猫がいたのだ。
その光景を幾日か目にしていた。

そんなある朝、黒猫を助けようと思い立った。でも、学校の他の生徒に見られては恥ずかしいので、いつもより早く家を出た。彼女は水泳が得意だった。
黒猫は岩の上で、今日も寂しそうに切なく泣いていた。

彼女は親友2人が見守る中を体操服姿で水の中へと入っていった。
そして、これが彼女の最後の姿だった。


事故が起きた地点は急流と緩流の狭間であった。このような場所では、表面は穏やかな流れに見えても、水中は複雑な流れで渦を巻いているという。

その日から、激しい雨が降り続いた。荒川は濁り増水していた。毎日、捜索が続けられたが、無情に1週間以上も雨が降り続いた。
まるで、心優しい彼女の姿を隠すかのように……。

黒猫は、彼女の姿が見えなくなった日から何処かへと姿を消した。

今日(こんにち)、その岩の周りに流れはない。数十年の年月は荒川の流れを変えていた。

遠い昔の事故……。30年以上前の忘れられない悲しい想い出……。
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2006/11/28 | 投稿者: クロちゃん

皆野町下日野沢にある高松不動尊を尋ねた。
ここへの車道は狭く曲がりくねった急坂である。山道の運転に慣れない人は相当緊張する運転を経験されるでしょう。

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急坂を登るということは、当然山の高台に位置する訳で、見晴らしが良い場所にあります。
訪れる人は少ないようだ。
しばらく休んでいると、下から「こんにちはー。」と元気な声がした。見れば、昭和の浪漫を感じさせるおばさんが篭を背負って歩いてきた。
見ず知らずの人に挨拶してくれるなんて、やっぱり情緒ありますね。
心温まります。こちらも大きな声で「こんにちはー」お互い顔を会わせてニコニコ気持ちよいものです。

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この後、道標にある高松展望台へと向いました。
が、しかし……。

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2006/11/27 | 投稿者: クロちゃん

「関東ふれあいの道」というと、道標等が整備されて明瞭な道を思い浮かべていました。
もちろん、山関係の地図にはルートとして、しっかり表示されていると思っていました。

ところがです。地図には表示のないルートがあったのです。
実際歩いてみると、道標が至る所にあり、立派な石碑まで出現しました。このルートは何年も前からあったものと推測できます。

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入口はちょっと分かり辛いですが、橋を渡ると道標がありました。

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途中にこんな立派な石碑がありました。

そして、僅か1時間弱で宝登山頂上に到達する道でした。
何故、この道が地図にないのでしょう?
おかげで、静かな山歩きができました。

“関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)は、関東1都6県をぐるりと1周する長距離自然歩道です。”

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