2006/12/28 | 投稿者: クロちゃん

 年末近い今年は、もう秩父駅前の“ホルモン亭「ばりんち」”に行くことはないだろうと思っていたが、ひょんなことから訪れることになった。

「こんばんはー!」と元気よく店のドアを開けた。
店の主(あるじ)は一瞬「おや?」という顔をして、すぐいつものニコニコ顔になった。
実は数日前、奥秩父の渓で釣った魚の写真が店に貼ってあると連絡があったのだ。
「クロちゃんを驚かせようと思って張ってあるよ。(笑い)」とメールに書かれていた。
それを見るのは越年になるだろうと思っていたが、年内に実現したのだった。

「どれどれ…。」
「すっげー!!」
しばらく目が点になって立ち尽くす私であった。
「そうなの?」と店の主はそっけない。
店の壁には大物岩魚と大物山女の写真が貼られていた。
しかも、無造作に。街のポスター同様の扱いで……。

「よ、よ、よ、40センチ以上はあるな!」
私はうろたえ、血が騒いだ。
「あ、裏に書いてあるよ。」
どこまでも、店の主は冷静だ。

それは、46センチと記されていた。凄い。
心の底から釣り人の血がジワーッとこみ上げてくるように感じた。
「クロちゃんに見せたから、もう外そうと思うの。」
「だ、だめ、だめ!ちゃんと額に入れて飾りなさい!こんな大物、滅多に見られない。貴重な写真だよ。」
私は、凄い宝物だと強調して言った。
「そうなの。そういえば昨日のお客さんもジッと見つめていたわね〜。」

無理もない。渓流釣りの世界を知らない店の主には、その価値は分からないのです。
何か無性に食欲が沸いて来た。
「今日は食うぞー!」と気合の言葉を発してから……。
「クニちゃん、野菜サラダね。」(^_^)♪



しかし、良く食ったな〜。
“カシラ、辛シロ、トントロ……。”

「クニちゃん、カシラ追加ね〜。」
店の主は注文票を眺めている。
「えーッ、もう8人前食べてるよ〜。」と呆れるクニちゃん。
大型岩魚を前に、2人で8人前+α(2〜3人前)の食欲ぶりであった。
8人前だろうが、10人前だろうが、食うことに価値観を見いだすこの日の2人でした。

「絶対、売上伸びるよ〜。額、額に入れて飾ってね。」
私の忠告は店の主“クニちゃん”に通じただろうか。それは、年明けのお楽しみです。
0




AutoPage最新お知らせ