2007/2/24 | 投稿者: クロちゃん

秩父の怪現象…………。

それは、昭和50年代前半のことであった。
職場で怪現象が話題にのぼった。
「あそこでは、風もないのに風車がカラカラ廻るそうだ。」
「ある処では、女の人の幽霊がでるそうだ。」
こういう話題は、恐いもの見たさの興味があって盛り上がる。

残業で遅くなったある日、誰となく怪現象の場所に行ってみようという話になった。
小心者の俺も、「そんなの、ただの噂だい。」と強がってみせて、同行することになった。

そこは、秩父市の郊外にあった。
人通りの少ない林の中の道路脇に噂の場所があった。
確か、1台の車に乗って4〜5人で行ったと思う。
その場所に着いた途端、“背筋が寒くなる。”という感覚に襲われた。
そして、誰もが無口となっていた。
この日、何も見えなかったが、行ったことに対して罪悪感が残った。

それからほんの数年後、女性の白骨死体が発見されたことを報道で知った。
発見された場所は、あの夜訪ねた場所だった。

今も、時々その場所を通るたびに、その場所に目が行ってしまう。
あの夜のあの場所は果たして……。


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