2007/3/29 | 投稿者: クロちゃん

もう、ずいぶん前のこと……。
奥秩父中津川の支流大若沢に釣り場を求めた。
俺は後にも先にも、大若沢に竿を出したのはこの時だけだ。

当時、本流からの出会いの少し上で工事が進行していた。
沢沿いの道をしばらく歩き入渓した。
春の陽射しが眩しい日だったと記憶している。
そうして、前日の土曜日に続き連チャンでの釣行だった。
寝不足、体力不足で釣りに集中できない日だった。

幾つかの滝を巻き、上流を目指した。
釣果は6〜7寸の山女・岩魚がポツポツと忘れた頃に釣れる状況だったと記憶している。
上流部の二股を過ぎた頃から異変が起きた。

5寸に充たない岩魚が連続して掛かってくる。
どのポイントに仕掛けを投入しても同じだった。
「小さいのはもう来るな!」と思いながら竿を出した。

掛けては流れに帰したが、当時の俺は岩魚の扱いを知らなかった。
無造作に岩魚を掴みハリを外した。
おそらく、流れに帰っても数匹は息絶えてしまったかもしれない。

更に釣り遡り、源頭に近い二股の岩の上に座って竿を出した。
急に眠気が襲ってきて、うつらうつらしたことを憶えている。

その後、大若沢は俺の釣行先から消えた。
いや、今は中津川本支流自体への釣行もなくなった。

現在、大若沢上流域は禁漁となっている。
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