2007/5/7 | 投稿者: クロちゃん

GWの真っ最中、5月5日のこどもの日。
連休後半ともなれば喧騒とした渓も幾分空く。
世の中のお父さんは家族サービスに忙しい。
でも、「亭主元気で留守が良い。」の我家ではちょっと違うのだ。

俺は家族サービスそっちのけで未練のあった奥秩父の某沢に向かった。
それは、落し物を探しに行く目的でもあった。
GW前半に、チョンボしてしまった。
ザックに縛り付けた袋から渓流スパッツを落として来てしまったのだ。

「落し物を探して来る。」
立派な口実があったのだ。

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やっぱし、白岩魚しかいねえのかな?

朝も遅い時間であったが、目的の沢に向かう駐車場所には案の定車は一台もなかった。「しめしめ。」と内心ほくそえむ。
日帰り用のザックは軽い。目的の沢まで1時間25分の行程だった。
そして、落し物の渓流スパッツはしっかり見つかった。
第一目標達成である。

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どなたかが、目立つ木にかけておいてくれた。ありがとうございます。

更に、目的は白岩魚の沢に秩父岩魚を求めることだ。
「あの沢に秩父岩魚はいない。」
そんな話を聞いていた。天邪鬼精神が沸々と俺の頭を駆け巡った。
もし、綺麗な秩父岩魚がいたら、誰にも告げまいと心に決めて竿を出した。

果たして、岩魚は釣れた。
GWとは思えないくらい順調に釣れた。
でも、すべて白岩魚だった。
釣るうちに、こいつら全部キープして持ち帰っちまおうかとさえ思った。
魚篭を持たない俺は無用の殺生が心の中に生じて来た。
それは、白岩魚を殺生すれば、秩父岩魚が復活するんじゃないかと錯覚してしまったことにある。

だが、待てよ。それはあり得ない。
岩魚に罪はない。無用な殺生はよそう。

活かしておいた白岩魚を上流の淵に放してまた竿を振る。
掛かってくるのはやっぱり白岩魚ばかりだ。
いい加減嫌になり、竿をたたんだ。

結局、この沢に秩父岩魚は確認できなかった。
諦めて、早い昼食用にお湯を沸かした。
新緑の奥秩父はすこぶる気持ちの良い風の中にあった。
缶ビール1本で心地好い昼寝に突入したが、近くで騒ぐケモノの声にあっけなく起こされた。さあ、戻ろう。

帰路に立ち寄ろうとした日帰り温泉はもの凄い混雑だった。
大滝温泉をスルーパス。両神温泉の駐車場に入って、日帰り温泉の入浴を諦めた。
やっぱり世の中は、GWの家族サービスの日だった。

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白岩魚も岩魚…。逞しく生きろ。
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