2007/12/19 | 投稿者: クロちゃん

秩父の山にユラユラと白い物体がゆっくりと降りていった。
それを目撃した人々は口々に叫んだ。(たぶん…。)
「ありゃ、何だんべ!」「鳥だんべ。」「そうかさ〜。」

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私は着陸したであろうその山に恐る恐る入っていった。
道もない籔をかきわけて…。ずいぶんと探した。
そして遂に!

見つけた!!!(感動の瞬間)



糸の切れた手作りの凧が木に引っ掛かっていた。

子供の頃は自分で凧を作って揚げた。
裏山から竹を切り、平たく細く切った。

紙は障子紙か半紙だった。
糸は木綿糸だった。長いが切れやすい。


冬休み、筆で習字を書いて近所に配る慣わしがあった。
私はその習字用の紙をいつも残して置いた。
凧の材料とするためだ。

「へのへのもへじ」を書いて凧を揚げたこともあった。
でも、何も書かない真っ白な凧が好きだった。

近所で洋風凧が流行った。私も欲しかったが、親にねだるようなことは口にしなかった。ただ、何故かその時から凧を作って揚げるのを止めてしまった。

今年も子供たちは冬休みの時期である。
現在は、古き良きその慣わしも消えてしまったようだ。
山に舞い落ちる白い凧は見かけない。
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