2007/12/24 | 投稿者: クロちゃん

クリスマスの思い出…。

これはメルヘンでもポエムでもありません。私の少年の頃の思い出です。
(「重い手」ではありません。)←誰もそんなこと聞いてませんね。(^^♪

2007年12月23日未明…。
秩父谷は本降りの雪が舞っていた。車のハンドルを握る私はふと思い浮かんだ。
「ホワイトクリスマス」
そう、あれは私が小学校の頃だった。

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12月24日は2学期の終業式の日だ。いつもは寒くて嫌々起きるのだが、明日から冬休みと思うと早起きする。休みの日も早起きだ。
そして、外に出た途端、破顔一笑。

「わーい、ホワイトクリスマスだあ。」

寒い秩父谷でも12月に雪が降るのは珍しい。しかも、本格的に降っていた。

朝飯の時間、母親が不吉なことを言った。
「この雪じゃ、頼んでおいたケーキが届かねえかもな。」
嫌だ!そんなの絶対に嫌だ!少年の楽しみは何といってもクリスマスケーキだった。
ホワイトクリスマスよりケーキなんだ。雪融けろ〜。

学校への道のりは坂道を降って3キロくらいあった。
終業式が終わって、通信簿と一緒にショートケーキが貰えた。

帰りは登り道であったが(当たり前ですね)、雪の積もった道を勇んで歩き家に着いた。
そして開口一番「ケーキは?」
「やっぱり、車が来ねえな。今日はあきらめろ。」
加えて「学校で貰ったんで我慢しな。」だった。

ケーキ、楽しみにしていたクリスマスケーキがない。
気持ちが沈んだ。
その時、有線電話の呼び出し音が鳴った。

頼んであったクリスマスケーキは学校近くの家までは来たが、その先雪で登って来れないという内容だった。(家は坂道を登って山の上なりです。)

「食いてえんなら、取りに行って来い。」母親は言った。
少年は一瞬躊躇ったが「行ってくる。」と言って長靴を履いた。
喜び勇んで坂道を駆け下りた。だが…。雪で滑って転んで泥だらけになった。
手もジャンバーも泥だらけ〜。泣くのをこらえた。執念であった。冷たい雪に痛さはひとしおです。


目的のケーキを受け取ると帰りは転ばないように慎重に歩いた。
途中、何度もケーキの箱の中を覗いてみたかったが我慢した。
こうして、形は少しくずれたようだが無事に家に持ち帰った。

夜に母親がケーキを切り分けてくれた。(家族が多かった。)
その頃はバタークリームのケーキであった。

少年はケーキを目の前にして言った。
「わーい、ホワイトクリスマスだあ。」

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イルミネーションもクリスマスプレゼントもなかった時代の思い出である
車を運転して家に着く頃、雪は雨に変わっていた。

えっ、何で未明の雪の中を車の運転したかって?
内緒!
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