2008/3/24 | 投稿者: クロちゃん

「どこへ行こうか。」迷っていた。
日曜日、お天気は晴れである。家にくすぶってはいられない。
渓は目的地が浮かばず、洟から自分の候補地になかった。
朝風呂に入って目を閉じたとき、どこからかお告げが聞こえた。私を呼んでいるように思えた。
「武甲山…。」
そうだ、武甲山が呼んでいる。
この時期に武甲山には何もないが、とにかく行ってみよう。

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思い立つと行動は早い。ザックに荷物をサッと詰めて車を運転していた。
しかし、思い立つまでが時間がかかった。家を出たのが9時近かった。
浦山からシラジクボ経由とも思ったが初めてのコースで時間が気になる。
そうだ。橋立の登山口からにしよう。奥の広場まで車で行けば楽に登れる。
「裏から武甲山」の構想が出来上がっていた。

予定した林道に向かうと「通行止め」の看板が目に入った。途端に気が重くなった。
道路脇に車を止めて歩こうかとも少しだけ思ったが、他に駐車場所を求めてUターンした。
有料駐車場の前でスピードを緩めた。
「1日300円」良心的な料金であるが、武甲山が遠く感じて通り過ぎた。

あれこれと考えて、結局生川の表参道に向かっていた。
登山口付近に着いて驚いた。道路脇には登山者の車がいっぱいであった。しかも、バスまで止まっていた。
「みんな、武甲山に呼ばれたのかな…。」この時点で武甲山は大変な賑わいであろうことが察知できたのだった。
「今日はそういう日なのかな…。それとも何か催し物でもあるのかな…。」

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駐車スペースを見つけて支度していると、上からタクシーが3台降りてきた。
「やっぱり何かあるのかな…。」情報に疎い私は何も分からないまま歩き出した。

大杉まで歩いて休憩と決めていた。汗が滴り落ちる。もうこんな季節なんだなと考えながらひたすら歩いた。途中で休憩している人達を次々と追い抜いて行った。
暑くなく寒くもなく良い気候であった。

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大杉で休憩している時、異変に気付いた。
大量の汗に服が濡れていた。そうだった。私は人一倍の汗かきだったのだ。
頭に巻いたタオルを絞ると「ジャーッ」と溜まった汗が滴り落ちた。
ペースが速すぎたか…。ザックに腰掛けて立ち上がろうとした時、右脚が攣りそうになった。「やばい…。」
これは軽い脱水症状かもしれない。朝風呂に朝からほとんど水分をとっていなかった。
どおりで身が軽いと思っていた。こんなときは要注意である。
ペットボトルを半分ほど飲んだ。

ここからはゆっくりペースになった。(最初だけ…。)
頂上に近づくにつれて残雪が現れた。しかも、歩いた後がグジャグジャであった。
あまり気分の良い道とは言えない。分岐で階段地獄コースもチラリと頭に浮かんだが、身体は勝手に一般コースを向いていた。

神社前のトイレ脇のベンチに腰掛けて一休みとした。残雪の中でも日差しが心地良い場所である。
トイレは3月一杯閉鎖のようだ。訪れた人が何人も行こうとしていたが、使用できないのです。
此処にザックを置いて山頂往復とした。
神社の屋根から溶けた雪がシャワーのように落ちている。

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展望台に出て、がっくり…。
期待した景色は見事に霞んでいた。春らしいと言えば春らしい景色だが…。
今回はもうひとつ確認したいことがあった。
西側の尖った岩山が見えるかと思ったのだ。残念、これも見えなかった。
展望台は大勢のハイカーで賑わっていたので此処は早々と退散とした。

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目的がはっきりしないまま、何か腑に落ちない心境であった。
ベンチに戻って水分補給。その前に濡れた服を木にかけて干した。
持参した缶ビールが旨い。ショーチューのお湯割りが旨い。
残雪の上でも春の風は気持ちよく、いつしか陽だまりに寝転んでいた。

寝転ぶ中で思った。
武甲山は何で呼んでいたのだろう。訪れし人達に何を見せたかったのだろう。

山は確実に春の風に近づいている。

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◇2008年3月23日(日)
武甲山 
◇単独
◇天候 晴
◇コース
生川登山口9:30…10:20大杉10:30…11:10山頂12:40…13:30生川登山口
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