2010/2/4 | 投稿者: クロちゃん

それはある日のある山でのことです。
昼時の山頂はたいへん賑わっていました。しかも、地面はぬかるんでいて腰を下ろして食事をするには幾つかある休憩のテーブルか建物の下のコンクリート縁石の場所しかありませんでした。

食事場所を確保しようと山頂を見渡すと運よく空いているテーブルを見つけました。
ただ、このテーブルは座る椅子が片側しかなく、しかも椅子は傾いていている状態でした。

贅沢は言っていられません。
ザックを下ろしてテーブルの上に昼食用のモノを取り出しました。
その時です。
「ここ、使わせてもらえますか。」何の躊躇いもなさそうに単独男性が座ろうとします。
我々が食事を終えて片付けているように見えたのでしょうか。
「あっ、ここはこれから2人で食事しますので…。」咄嗟に口にしました。普通に喋ったつもりですが、何か気に障ったでしょうか。
「あちら側は椅子がないですが、良かったらどうぞ。」心優しい同行のkeykunが勧めました。縁石を椅子代わりにすればなんとかなるでしょう。そう思いました。

男性は無言でそちら側にまわりました。
そして、信じられない。ありえない行動に出たのです。

いえ、世間知らずの私ゆえそう思えたのでしょうか。私の思考回路の中では「ありえない人」です。

私は日頃、気遣い・心配りを頭に置いています。
職場での部下指導も「他部署に関係する仕事を優先しろ。」「他の人の気持ちを考えて行動しろ。」「ゴミを落とすな拾え。」「ポットのお湯を使ったら後から使う人のために注ぎたしておけ。」と、やかましく言っています。もちろん自分でも心がけています。
最近は小煩いおじさんになっています。(私生活は違いますが…。)
そんな私がとても不愉快に感じました。山のマナー以前の一般常識と思うのですが…。

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先ほどの男性は我々に背を向けて、テーブルの上にどかっと座りました。
目の前に“妖怪ヌリカベ”が現れたようです。
何か不自然さと嫌悪感があります。
男性は昼食を取り出して終始無言で食べています。
正直、唖然としました。

私の常識では考えられない光景です。
(早く食ってどこかへ行ってくれ。)心の中でそう叫びました。
そう言えば、この山に登る途中で会った中高年も挨拶はしない、疲れた表情でつまらなさそうに歩いていたな…。

私からすると山は楽しむもの。同じ空の下で共感するもの。と思っていました。でも、非常識なこの男性の背中を見ながら、急にこの山が嫌いになりました。

その場では口にできませんでしたが…。

テーブルは人に背を向けて座るものじゃないでしょう。\(`o'")

下山途中で会った中学生くらいのグループの明るい笑顔で「こんにちは」の爽やかな挨拶に少しは救われた気持ちになりましたが、気持ちも空も曇ったままでした。
これが日本の人気ある山の実情か。情けない。
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