2011/5/14 | 投稿者: クロちゃん

世の中はゴールデンウィークであります。連休となると普段釣りをしない人も竿を持ちます。
新緑の眩しい水温(ぬる)む季節になると釣り人は奥へ奥へと出陣してまいります。
今年はまだ竿を持たない私は、三峰から下山して次の目的地に向かう途中にふと荒川本流に目をやりました。目的地は川沿いの歩道になった道を進むのです。川の様子が視認できる場所でした。

そこは清らかに透き通る大きな淵でありました。川を覗きこむのは釣りの経験から来る長年の習性となっているのです。
その光景を見た途端、「ギョッ!」としました。

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淵の中ほどよりやや下流で、明らかに尺を超える大物が5〜6尾上流を向いて泳いでいるではありませんか。
先頭がボスでしょうか。他の魚よりひと回り大きい。水の流れに逆らいながら上下左右に動き悠然と泳いでいます。

しばらく呆気にとられて観察していました。
竿を持っていたならそっと出してみたい心境でした。
その勇猛に泳ぐ姿からしてヤマメであることが察知できました。

そして、その下流域に目をやると…。(← 群遊を期待しています。)
「いる、いる、いるー。」の筈でしたが、現実はそうはいきません。
尺には足りませんが、数匹の魚影が確認できました。それでも、ひと場所でこれだけの魚影を確認したのは久しぶりでした。(秩父流域では滅多に見られません。)

まるで奥地に向かった釣り人をあざ笑うかのように悠然と泳いでいる光景になんだか背筋が寒くなる思いでした。魚たちは釣り人のいない安全地帯を知る能力があるのでしょうか。


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その昔、奥秩父・中津川本流で一度だけ群遊する光景を目にしたことがあります。夏の極端に渇水した水溜りのような淵でした。異常気象の年でした。
その時は竿を持っていて、鼻先に餌を流し入れましたが見向きもしませんでした。ヤマメ特有の斑紋も確認出来ました。
その時も不思議な光景を目にしました。魚たちが下流を向いたり、横を向いたりとバラバラにジッとしているのです。普通は餌が流れてくる上流を向いているのですが…。

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今回はそんなことを思い出しながら眺めていました。
すると突然「パシャッ。」大物のひとつが水面を割って跳ねました。
波紋が広がった瞬間、蜘蛛の子を散らすように影が走り、後には静かな淵の水色だけの光景となりました。
この時見たのです。
いったいどこにいたのか気が付かなかった無数の黒い影がサーッと水中を走る光景です。一瞬の出来事でした。

どのくらいの時間が経ったでしょう。そっと佇んでいた私の姿を確認したのでしょうか。
黄砂で山霞む日に見た夢か幻か…。
いずれにしても、なんとも不思議な光景を目にしたのでありました。
人間には解らない能力が渓魚たちにあるとしたら…。
異常気象や異変に群遊するのか。

ここは神庭に近い神秘色の水が流れる荒川本流の不思議でした。

次の目的地は縄文人が暮らした神庭へ向かいます。

(画像はイメージで実際に目撃した淵ではありません。)


撮影日2011年5月3日


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