2018/12/25 | 投稿者: クロちゃん

2006年4月30日 2名
 
 日窒鉱山の奥の上落合橋に着いたのは午前8時10分。8時20分に秘密のルートを歩き出す。会長は昨夜の花見の酒が残っているようで酒の匂いを漂わせている。

歩き始めて10分。
「俺、息が切れたー。水、飲む。」で一休み。
更に10分後。
「咽喉(のど)乾いたー。水、飲む。」で一休み。

(大丈夫かな?)同行の私は心配になった。こんな会長の姿を見るのは初めてだ。正直、「止めますか?」と声を出しそうになった。ほんと、つらそうです。
「やっぱり、山行の前の晩は酒を控えめにしなくちゃなぁ。」
後ろで歩く会長の息づかいが苦しそうに聞こえてくる。何度か休憩を入れて、尾根筋に出た。さわやかな皐月の風が吹きぬけていた。(気持ちいいなあ。)

最初の沢筋の岩場は残置ロープが張ってあったが、特に頼ることなく通過した。しかし、滑落したら遥かに下の谷底まで落ちてしまい、まず助からないだろうなという場所だった。
続いて2つめの沢筋は問題ない場所でスイスイ進む。
問題は3つめの沢筋の手前だ。道幅が狭く、バランスを崩したら谷の岩壁を転げ落ち遥かかなたへ消えてしまうだろう。振り出しに戻るというか、そのまま天の国まで昇ってしまうかもしれない。山や沢に慣れた私は平然と歩んだが……。

「このコースは“しおじ山の会”の山行には無理だ。」
会長がくだした判断だ。即、私も賛同した。危険を承知でみんなを連れてくる訳にはいかない。

その後はツヅラ折れを登り、稜線に出たと思ったら山頂直下だった。午前10時。1時間40分の行程だった。5分で両神山山頂に到着。近い、近すぎる秘密のルートだった。道は明瞭だった。

「さて、どうしますかね?こんなに早いんじゃ、八丁峠回って帰りますか?会長は八丁峠から登ったことありますか?」
「ない……。」
会長の顔色も幾分良くなっているようだ。私も八丁峠のコースは歩いたことがなかったので、冒険心から行ってみたくなっていたのだ。

山頂から八丁峠のルートは鎖場の下降で始まった。ルンルン気分で歩いたのは東岳までで、そこから先はうんざりする鎖場の連続だった。しかも、その殆どが下降である。初めのうちは鎖場の下降を楽しむかのように通過していたが、あまりにも鎖場が多く、「いい加減にしてくれー。」と叫びたくなるような心境になった。

西岳で昼食とした。展望は素晴らしいが、雲行きが怪しい。
「あれー、今日は天気良い筈だったよなぁ。」
「雷でも来たら、たまりませんね。」
「今日は昼にアルコールなしだよ。」
「もちろん、そうっすよね。」
会長の状況判断に素直に従う。

しばし、眺望を楽しみ先に進んだ。また鎖場の下降。おまけにアップダウンが多く疲労が溜まる。

八丁峠からは、ようやく人間の歩く道になった。
「こんな良い道歩いて良いんですかね〜。」
「やっと、酒が抜けたみたいだ。」

会長の顔に笑みが浮かぶ。
体調の悪い時は悪いなりにマイペースで山行をこなす会長のすごさを改めて感じた。

大滝温泉に着くと、すっかり酒の抜けた会長は缶ビールを取り出す。入浴前に1缶飲み干した。更に、入浴後に1缶飲んだ。

会長は山では凄い人だが、街では只の“のんべぇおじさん”だと思った。
(こうなったら、俺も飲んでやるー。)クニちゃんの経営する“ばりんち”に開店前の時間から店を開けさせ「ビール!焼酎!」とのたまう中年オジン2人の姿があった。

沢筋には雪渓が残っていた
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山頂への岩場を登る
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八丁峠へのルートは鎖場の下降で始まった
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上落合橋の八丁峠への登山口
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2018/12/25 | 投稿者: クロちゃん

2006年4月29日(土)午前7時00分集合
交通手段  マイカー分乗
参加者   会長、キイくん、、エイさん、テルちゃん、スミちゃん、ナカちゃん、イワちゃん、ダイちゃん、アオちゃん、クロちゃん  計10名
        
さくら草のお花見 アネゴさん、キヨちゃんが参加して計12名

  
山頂の開山式の模様と熊倉山の山頂を目指すメンバー達。

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今日は、山行のあと“さくら草のお花見”が控えている。その理由があって、午前7時集合・出発の早出となった。コースも一番時間のかからない城山コースを選定した。下山後の楽しみをニンジンにして集まったメンバーは10人だ。城山登山口に向かう途中の日野コース登山口に来てびっくりする。大勢の登山者が準備していた。
(いつもは登山者の少ない熊倉山なのに、さすがに山開きの日だ。)

こうなると気持ちも焦り気味になるのが人の心情だ。(城山登山口に車を置くスペースが残っているかしら?)(;_;)
城山登山口に着いて拍子抜けしてしまう。車は2台。このコースは人気がないのかな?
身支度と準備体操して出発。

比較的平坦な登山道は最初の5分だけ。あとはツヅラ折れの登りが待っている。植林地の暗い道をひたすら登った。
「もうすぐ植林地を抜けて明るい自然林に出ますよー。」(^o^)/

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当会の山行中の会話から……。
「私、みんなに会うときは入念にお化粧してくるのよ!だから、いつもより顔が大きくなっているの」(^○^)
「大うそつきは、“オオカミばばあ”になっちゃうよ。」(~o~)
「なーに、それ?」
「オオカミ少年の話。」
「やだ、やっと分かったわ。」(^v^)

「岩場は大丈夫なの?」
「岩に聞いてみな。」
「岩(言わ)ない…。」(~_~;)
「ハイ、座布団1枚!」

「この松ぼっくり可愛いわねー。きっと誰かがここに置いてったんだ。」
「私が今置いたのよ!」
「やだ、そうなの。アハハ……。」(^_^)/~

「あっ、秩父市の街が見えるよ。」
「キイくんの奥さんが手を振っている。」(^.^)/~~~
「ダイちゃんの奥さんがアカンベしてるぞ。」(^_-)-☆
「良く見えるねー。」
「年とともに遠くが見えるんだよ。」(~_~;)

和(なご)やかなうちに急登に差し掛かる。こういう場面では誰もが無口になりただ黙々と登のだが、喋る人は喋るのである。(誰…?)

山頂直下では女性陣の間に男性陣が入り安全を確保する。熊倉山は遭難の多い山である。安全のために最善を尽くした。今回は男性の参加者が女性を上回り、こういう山では本当に心強い。

山頂では開山式の準備中であった。風が強く寒い。ザックから雨具を取り出して着込んだ。
「まだ、開山式まで時間もあるし、待っていても仕方ないから戻ろうか?」の意見。
「寒いし、下に降りた平坦地で昼にしましょう!」の賛成意見。
「私、朝早いからお腹空いちゃった。早く食べましょう!」の賛成意見が続く。
「開山式に出ると記念品がもらえるよ。」の一言でガラッと態度が変わる。
「せっかく来たのに開山式出なくちゃねー。」の多数意見に話しがまとまった。
さっきまで、「寒い、腹減った」と言っていた人は誰…?

開山式の玉串奉典で「しおじ山の会様」と呼ばれたときは喜びと誇りを感じた。さすがは会長で、こっそり申し込んであったのだ。その後、蜂の巣を突付いたような記念品の奪い合いが展開され、もらうものをもらったら、さっさと予定した昼食場所へ移動した。そこは平坦で風も無い最高の場所だった。ただ、野生動物のトイレの場所にも感じたが気のせいかな?

人力回転移動の昼食会は忙しい。一口箸を付けてる間に回っているオカズが渋滞する。喋っていても渋滞する。交通整理が必要かな?

浦山山荘の風呂で疲れを癒し、キイくん宅のお花見会場へ向かう。会場の提供と宴のセッテングをいただき感謝。ただし、今年のさくら草は開花が遅く見ごろの前だそうで、見たい方は入場料が必要とか(~o~)
メンバーにアネゴさんとキヨちゃんが加わり「飲んでますチーム」と「食べてますチーム」入り乱れての攻防戦はビール、日本酒、焼酎の3種混合で始まった。“ワインも飲んでます”さんが現れ、4種混合の乱れ打ちの方もいらっしゃいました。

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天ぷらは揚げるのが間に合わず、揚げるそばで箸を持ちジッと待っているほろ酔い加減の人もちらほら……。
私も山で天ぷら揚げるのとは勝手が違い、苦戦を強いられた。

「俺、やるー。」
「私もやってみる!」
美味しい蕎麦はみんなの体験により細く太く、長く短く個性的に出来上がっていった。
市販の蕎麦も茹でられたが、キイくんの蕎麦は比較にならないほど美味しかった。

熊倉山で出合った可憐な花

カタクリ
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イワウチワ
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ヤシオツツジ
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ヒカゲツツジ
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マムシ草(可憐?) 
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2018/12/25 | 投稿者: クロちゃん

2006年4月23日 3名

気になる天気情報

 今日の奥秩父地方は風も穏やかで全般に曇りの予報でーす。メンバーが行く所によっては、テル姫の勢力により晴れるでしょう。しかし、決して口にしてはいけない暗黒の女帝の勢力が強まる午後にはまがまがしい雲が現われ雨となるでしょう。暗黒の女帝の機嫌によっては雷を伴って雷雨となる地域もあります。
今日の奥秩父地方の最低気温は5度、例年に比べて低いでしょう。最高気温は18度、気温はあまり上がらない模様です。いずれにしても、テル姫の神通力と暗黒の女帝の勢力の争いとなる予想です。

明日は暗黒の女帝も奥秩父から遠ざかり、日差しが戻って暖かく清々(すがすが)しい陽気になると思います。


奥秩父の金山

その昔、甲斐の武田信玄が金鉱を採掘し、江戸時代には徳川幕府が平賀源内を送り込んだ。金・銀・亜鉛・鉄、俗に言う黒鉱を採掘した。亜鉛に関しては日本では屈指の産出だった。
この金山を指導した平賀源内は、幕府から金100両を借り入れて儲けを計画したが、金に関しては失敗したそうだ。
赤岩岳は文字通りの赤い壁で、陽を受けて、ときに金色に輝く。それが露出した金に見えるらしく山師が入り込んで新坑さがしたという時代もあった。この山の北斜面(群馬県側)は化石の宝庫として知られている。〈つり人社発行「つり人渓流フィールド秩父」を参考に記載〉

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赤岩峠山行

 テレビ、ラジオによる天気情報では、昼から雨の予報であったが、「しおじ天気情報」に期待して出発した。
秩父発9時10分、途中のスーパーで食料を調達した。いつもはコンビ二で調達するのだが、今日は天ぷら油も調達しなくちゃならないと開店早々のスーパーに立ち寄った。買い慣れたコンビ二と勝手が違い、戸惑いながらも無事食料を手にして目的地に向う。

廃屋の立ち並ぶ日窒鉱山を10時40分歩き出す。山行にしては遅い時間帯だ。遅くなった理由は私が地域の環境清掃に出席してから出発したせいだ。いつもと違って遅い出発に、勝手が違って私はカメラを忘れた。最初から後悔の念だ。しおじ天気情報が当たって晴れ間が覗いている。やっぱりテル姫の神通力は凄い。
登山口から急登が続いて汗が滴り落ちた。
ようやく尾根筋に出てホッと一息つくが、また急なつづら折れだ。峠の稜線が見えているのに、この登りは長く遠く感じた。

峠に着くとちょうど昼時であり、なるべく風のない平坦な場所選びをする。しかし、三者三様の考えでなかなか定まらない。
「やっぱり、あそこが一番だ。」(キイくん)
「わたしー、あっちが良いと思う!」(キヨちゃん)
「俺、そっちが最適に感じる。」(クロちゃん)
で、選んだ場所が登山道のど真ん中だった。どうせ、誰も通らないだろうと高をくくって座り込む。通行人の登山者が来たら「すみませーん。」って言おう。でも、誰も通らなかった。

さて、昼食は天ぷらだ。家から持参した旬の山菜に竹輪と続く。山でアツアツの天ぷらを頬張る幸せ感いっぱいだ。最高の贅沢だと思う(*^。^*)
キヨちゃんがスーパーで調達した香辛鶏肉とでかいウィンナー(呼び名が違うかも)を揚げて満足。旨い。
そして、野菜サラダに野性味あふれるセロリの丸かじりが爽やかで清々しい香りだ。
ビールとショーチューが効いて私は一人寝転ぶとすぐに寝入ってしまった。

「わたしー、暗黒の女帝の名前知ってるー。魔法学校のホグワーツでハグリッドに聞いたの。その方の名前は……。『ヴォルデモットー』って言うんだ」

わーっ、ダメですキヨちゃん、その名前を口にしては!
ん!少し違うような…。

目覚めた私は素早く後片付けをした。雲行きが怪しくなり寒くなる中を一目散に山を駆け降りた。

「このまま、志賀坂峠に抜けて小鹿野町に行きましょう。」
「さんせーい!」
初めて通る中津から志賀坂ルートは全舗装の快適な道だった。両神温泉に入り身体を暖めて思いついた。
「あー、今日帰りに熊倉山の登山口を確認に行く予定だったんすよねー。」(クロちゃん)
「あっ、ああー!!」(キイくん)
「何のこと?」(キヨちゃん)

やっぱり、メジャーの○○か……。


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