雲取山・日帰り登山

2019/1/6 | 投稿者: クロちゃん

山歩日2008年10月18日
クロちゃん単独
天候 
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三峰から雲取山を日帰りで往復した女性がいる。スーパーレディである。
果たして自分に歩けるだろうか。気になっていた。挑戦意欲が沸いていた。
地図を広げてコースタイムを計算する。三峰神社から雲取山頂まで5時間20分であった。
もう一度計算した。やっぱり5時間20分である。

帰路のタイムは…。4時間10分。往復9時間30分の計算になる。
これに休憩時間を含めると10時間以上となる。
早朝の明るくなる時間帯、6時に出発しても午後4時過ぎである。山の日没は早い。
これがギリギリの時間と作戦を練った。

霧藻ヶ峰の紅葉
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あれこれ悩んで出した結論は、「6時出発。11時までに山頂に立って、15時までに駐車場に戻る!」簡単明瞭、あとは実行あるのみ。
緻密な計算はいらない。大雑把で行こう。とりあえずカメラだけは持って、でも、あまり撮影しないようにしよう。
それと今回は禁酒と決めた。

問題は、先の健康診断で「メタボン・虚弱体質」と判定が出たことだ。このブログの「知力・体力・飲酒」のパラメータも低下した。
「行ってから考えよう。」いつもの癖で家を飛び出した。

快適に運転中思いついた。
「靴、忘れた…。」家を出てから15分後だった。戻って再出発。この30分のロスは大きい。出鼻をくじかれた。

快適に運転中異変を感じた。
「ゴロゴロゴロ…。」腹具合がおかしい。大滝温泉の道の駅に駆け込んだ。このロス時間10分は大きい。

快適に運転して二瀬ダムのトンネル入口に着いた。
信号の待ち時間は真ん◎。この待ち時間のロスも大きい。

青になった。が、おい、おーい。前の車は時速30キロ以下で走行。
道を譲る気配はなく、三峰観光道路手前までノロノロと後ろを着いて行った。
半分あきらめモードになった頃、道を譲ってくれた。

しかし、朝5時50分。ついに雲取山に向けて歩き出したのでした。
最初、家を4時に出ましたので…。はい、周囲も明るくなりました。
ゆるやかな登りを快適に歩きます。この時間帯は誰にも会いません。

炭焼平を過ぎた頃、またも異変を感じた。腹が空腹を訴えていました。そういえば、朝食を摂っていないことに気付きました。霧藻ヶ峰までガマン我慢と歩きます。霧藻ヶ峰の展望台で口にパン、手にカメラと慌ただしく振る舞うのでした。

霧藻ヶ峰展望台から
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まだ、先は長いです。
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霧藻ヶ峰からお清平までは下りになります。「せっかく登ったのにもったいなーい。」と思いながら小天狗の如く駆け下りました。
さて、この先がこのコースの一番の難所です。

前白岩の肩まで、急登が続きます。「まるで、赤沢谷の登りのようだなあ。」と思いながらホイホイ登ります。休まず10分で急坂は終わりました。あら?ちょっともの足りない。空気が冷たく爽やかで汗もほとんどかきませんでした。
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「この先は楽になるはず。」遠い記憶を蘇らせました。だが、おい、おーい。いつまで急坂が続くんだ。
記憶なんてアテになりません。前白岩山まで、延々と登りは続きました。

そして、またも「せっかく登ったのにもったいなーい。」の下りです。小天狗の如くはちょっときつい道です。
下り終わると「白岩小屋」が現れました。誰もいない雰囲気でした。そういえば、本日ここまで誰にも会っていません。今の時期は人気がないのでしょうか。いえ、時間が早いだけだと思います。

白岩小屋の屋根
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確か、白岩山はすぐだったような記憶がありましたが、とんでもない。「まだかな、まだかな〜。」と思いながら登って行きます。

山頂の手前で本日始めてのハイカーとお逢いしました。「おはようございますのこんにちは。」と挨拶を交わしました。

白岩山のベンチで休憩としました。久しぶりに自分撮りです。水分補給しているシーンが良いかな〜とタイマーをセットしました。
どうも、モデルが悪いのか気に入りません。もう一度撮り直しです。グビビ…。
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しまった。大切な水を飲み過ぎた!気付いた時は遅しです。アクエリアスは半分以下に減っていました。
「そうだ。雲取山荘で買えばいいや。」グッドアイデアが浮かぶとともに地図でコースタイムを確認しました。

おっ、ここから2時間10分だ。思い描いた作戦より早い時間だったので心の余裕も生まれました。(家に帰ってから確認したら、全然早くありませんでした。)
さあて、ここから一気に駆け降りるぞう。この気持ちの変化が吉となろうとはこの時は思いもしませんでした。

雲取山が近づきました。
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白岩山からはホイホイ、ズンズン降ります。紅葉した木々に光が差して気持ちよい道です。

紅葉の道
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快調・快適に進んで大ダワに着きました。ここは男坂と女坂に分かれます。少し迷いましたが、「俺は男だ!」で女坂に行きかけました。また迷って、「やっぱり俺は男だ!」と気合を入れて男坂を登りました。
正直、男坂でも女坂でもあまり変わらないコースです。

雲取山荘が見えました。この時間帯に人影はありません。素通りして山頂を目指します。
ここから山頂へのコースは最近整備されたようです。以前に長く感じた道のりは楽に登っていけます。

山頂への道
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残り0.3Kの古い標識がありました。時計を見ると9時50分です。これなら10時に山頂は楽勝と思いました。
残り0.2K地点。また時計を見ました。9時54分です。あれ?
楽勝と思った山頂到着時刻に黄信号が灯りました。自分で10時到着と目標時刻を定めて、やや岩場が続く坂を登ります。

左前方に山頂に飛び出す明るい空間が見えました。よーしと登ります。そして、10時10秒前に広い山頂に飛び出しました。「あっ、三角点だ。」
「9、8、7、6、5、…。」小走りに駆け寄って10時ジャスト、三角点にターッチ。自分でも『バカみたい』と思いましたが、これがまた達成感を味わいます。

山頂は誰もいませんでした。遠く白い中に白い富士山を発見。
思わず「ヤッター、バンザーイ!」です。

周りに誰もいないのを確認して…。(^^ゞ
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今この時、この瞬間。人類の中で自分独りが東京都の一番高い所に立っています。

優しい日差しの中で紅葉した木々を見つめ、周りの景色を眺めています。
しばらく呆(ほう)けておりました。水分補給にエネルギー補給もしました。
「雲取山荘で休もう。」少し肌寒くなってきたのを頃合いと下山を開始しました。

今回は禁酒と決めていました。自分の中で固い信念です。
でも時間に余裕があるなあ。
「ビールくださーい。」「はい、500円。」「プシュ、グビグビ」はい!優柔不断の心です。固い信念はあっさりと引っ込めます。
「しっかし、旨ーい。」最高の味でした。

妥協して誘惑に弱い私
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それから小屋前に勢いよく出ている「10年若返る水」これも美味しいです。
すっかり元気をもらって下山の途に着きました。

10年若返って、20歳になりました。(^_^)
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辿り着た道をひたすら戻ります。白岩山で休憩していると鹿がこちらの様子を伺っています。
人間に馴れてしまっているようです。ちょっと複雑な気分…。

人前に出てはなりませぬ。
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奥秩父の紅葉
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白岩山から降りる時、これから山荘に向う雲取山荘の主(あるじ)とお逢いしました。いつものトレードマークの白い手ぬぐいを頭にしています。
「こんにちは、これからですか?今日は日帰りですが、また泊まりますネ。」オレンジタオルの私は軽く挨拶しました。
「よろしくどうぞ。」主はゆっくりと、しかし力強く登って行かれました。

向こうは私を知らないが私は知っている。私は過去に2度ほど雲取山荘に泊まっていたのでした。

帰路の中で思った。この挑戦は成功して終わるだろう。達成感は味わうだろう。でも何かが違う。楽しかったという満足感か…。
山を歩くハイカーより、1泊して夕日を朝日を酒を山小屋に一夜の夢を求めたい。

私は山を歩くハイクより山を楽しむ登山を選びたい。心の雄叫びである。

コースタイム
三峰神社駐車場5:50…6:35炭焼平…6:55地蔵峠…6:58霧藻ヶ峰展望台(休)7:06…7:18お清平…7:50前白岩の肩…8:01前白岩山…8:15白岩小屋(休)8:20…8:40白岩山(休)8:50……8:53芋ノ木ドッケ…9:15大ダワ…9:38雲取山荘…10:00雲取山山頂(休)10:25…10:38雲取山荘(休)11:00…11:14大ダワ…11:54芋ノ木ドッケ…12:00白岩山(休)12:10…12:21白岩小屋…12:38前白岩山…12:48前白岩山の肩…13:07お清平(休)13:18…13:28霧藻ヶ峰小屋…13:34地蔵峠…13:50炭焼平…14:20三峰神社駐車場
(休憩含み8時間30分)

過去の記録ですが、このブログにできるだけホームページ「山遊びの貯金箱」の記事を移行して残そう作戦敢行中




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