2019/1/20 | 投稿者: クロちゃん

キイくん、クロちゃん 2名

「あたいをいったい、どうちゅゆのさ?」
欲求不満の釣り人の前に幼い体を曝(さら)け出した少女は言った。
「うん、いい子だからもう少し動かないでね。ハイ、今度は横から、上から、前から、後ろから……。うーん、肌が薄いねぇ。」
幼稚体型の残る幼い少女は恥ずかしそうに体をくねらせる。欲求不満の釣り人達に写真をパチパチ撮られている。
「早く、帰してちょうだい……。」少女は哀願の目をしていた。

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写真を撮り、そっと流れに帰す。ようやく開放された少女岩魚は脱兎のごとく流れの奥に逃げて行った。
荒川支流にある大除沢は、小渓ながら自然が満喫できるその美渓に岩魚の期待が膨らむ渓である。数年前は確かに期待通りの渓だった。尺前後の良型も姿を現した。
しかし、近年入渓者が多いらしく魚影は薄くすっかり小型化したようだ。(釣れないのは私の釣りの腕前が多大に影響していると思うが……。)

大除沢には実に4年ぶりの訪渓だった。何故、この渓を敬遠していたかと言うと、「釣れない、ゴミ多し」と足の遠のく渓に化していたからだ。果たしてその後の状態はどうなのか、行ってみたくなり久しぶりに訪れた。当日は朝から雨が降り出していた。渓相は相変わらず素晴らしい。どのポイントからも岩魚が飛び出しそうな雰囲気だ。しかし、釣れない。岩魚も走らない。沈黙したままだ。渓筋には明瞭に踏み跡が残り、今も入渓者の多さを感じさせる。「ゴミは?」これは意に反して少なかった。昨今の釣り人のマナーが向上したのか4年前に比べて極端にゴミは減っているようだ。古いペットボトルの空きボトルはあったが、新しいゴミは見当たらなかった。これがせめてもの救いであった。

雨が降りしきる中を遡行したが、遊んでくれたのはカワユイ少女?岩魚だけだった。写真を撮り優しくリリースした。
釣りに関して、今年は少し自己嫌悪におちいっている。計画・選定した渓がことごとくハズレの状態が続いているからだ。欲に釣ろうとは思わないが、それでもやっぱり手ごたえのある釣りがしてみたいと感じる今日この頃である。

大除沢には荒川本流にかかる橋を渡り山道を登る
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小渓ながらも岩魚のポイントは続く
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タグ: 山釣り 奥秩父 岩魚

2019/1/19 | 投稿者: クロちゃん

2006年5月3〜4日

参加者 キイくん、トンちゃん(ブラザース兄)、幸四郎さん(ブラザース弟)、クロちゃん      

幸四郎独り舞台

今釣行最大の岩魚を手にする幸四郎
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 滝壺を見つめて「まだ絶対、ここには居ますよ!」と粘る幸四郎に重い躍動感が伝わった。
ここまでの獲物はそれぞれ3人が1尾づつ手にしていたが、型はイマイチで消化不良の状況だった。幸四郎はこの滝壺の手前で自身2尾めを釣り上げながら、ハリを外す際に岩魚が棲家に戻るという意に反するナチュラルリリースをしていた。

クロちゃんはすでに食べごろサイズを1尾釣り上げ満足顔であった。キイくんはこの滝壺で1尾を手にして安堵の顔である。トンちゃんは肩の具合が芳しくなく下流で待っている。そんな中で一人闘志を燃やしていたのが幸四郎であった。他の3人の心は既に渓にはなく焚き火の傍で酒を飲む姿を想像していた。
そんな中での1尾である。キイくんの玉網すくい捕りアシストもあって見事ゲットした。

「やっぱり居ました〜。今までで一番の手応えです。」
興奮気味の幸四郎に満面の笑みが浮かんだ。
「尺、あるかな〜。」キイくんは期待を込めて岩魚を見つめた。
「尺はないすね。」いつも冷静なクロちゃんは平然と言い放つ。
「クロちゃん、簡単に決め付けるなよ〜。」キイくんが応戦する。
そんな外野の2人をよそに当の本人、幸四郎は子供のような目で全身で喜びを現していた。
メジャーで測れば尺には及ばないが、体高のある丸々太った良型だった。GWの最中に、しかも先行者がいる状況からして立派な成果であった。満足して幕営地へと向った。

残置ロープを頼りに登る幸四郎
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滝壺に挑む幸四郎
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渓の居酒屋と宿
 ハイ、今回1泊2日夢宿舎の料金は交通費込で1人2,500円です。安くて旨くてのんびり昼寝付です。都会の雑踏から離れて貸切の宿は至極快適です。ただし、セルフサービスが基本です。こんな贅沢ありませんね。

昼前から「乾パーイ!」で始まった。酔えば、その場にゴロリ。起きては飲む食う喋る。街ではちょっと味わえない清々しい空気に清冽な天然ミネラルウォーターと次々と回る渓料理。ここは極楽だ〜。
暗くなれば、焚き火で暖(だん)をとり、澄んだ星空を見上げて悦にひたる。世の中の事件も忘れ巨人戦の中継もない。ここにあるのは渓のせせらぎの音のハーモニーに釣り談義。脱、日常の御伽噺(おとぎばなし)の世界だ。

☆渓の居酒屋料理 昼・夕食メニュー☆
 鶏の唐揚げ …… 家からの持参品
 キャベツ丸かじり …… マヨネーズ付けてバリバリ
 岩魚のなめろう …… 皮を剥いで3枚におろした岩魚を刻み、ネギを加えて味噌で味を整える
 しゃくしな漬け …… 秩父名物の一品
 パスタのたらこ和え …… 今回はサラスパを使用
 渓のすき焼き風 …… なんと春雨も入った本格味
 水炊き …… 肉、シャケ、厚揚に野菜たっぷり
 天ぷら …… レンコンのボリューム感と竹輪に大型海老の贅沢品、現地調達のふきのとう、ヨモギ、岩魚
 鶏の焚き火こんがり焼き …… ブラザース自慢の串焼き
 岩魚のアツアツ骨酒 …… あっー、沸騰してるよ!?でも旨い!
 仕上げのあったかうどん …… ダシの効いた水炊きに味付け

☆朝餉メニュー☆
 ハムソテー …… これハム?
 炊き立てごはんの天丼 …… 夕餉の残り物も生き返る
 味噌汁 …… インスタントだよ
 手抜きオムレツ …… キャベツに卵溶いて、マヨネーズかな!?
 納豆 …… ハイ、ネギ刻んだよ。

 夜は冷え込み寒かった。雨具を着込んでようやく眠りに就く。夜中に起きたものだけが満天の星を見ることができた。翌朝も相当な冷え込みで、竿を持って釣りに行く者はいなかった。
焚き火の傍で飲んでるに限るわい。

気温0度の中で仕度する
手前の水溜りが凍っている
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宿の準備完了
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焚き火の利用
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これがブラザース自慢の串焼きだ
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温泉とトンカツ
渓を満喫した我々は「望郷の湯」で汗を流し、いつものお店でトンカツを食べた。もう何年も帰路に立ち寄っているが、この店のトンカツは美味しい。国道120号沿いは何故かトンカツの店が多い。「トンカツ街道」だ。数あるトンカツ店の中で、この店を選んだ理由ははっきりしないが、この方面に来ると決まって利用している。玄人肌の主人が揚げるトンカツは絶品。
以前、「びっくりトンカツ」(2,900円)を注文したことがあるが、周りの人が「えっー!」という顔で注目するびっくりトンカツは思わず笑いが出てしまう一品だ。これをたいらげるには、途中休んではいけない。ただひたすらに食べ続けるのだ。
食後はヘビ卵状態に陥りしばらく動けない。今は大ロース定食(1,400円)で満腹満足感に浸っている。これも相当なボリュームだ。

何しに行ったの?
当然、食の幸せを求めて太りに行ったのさ。
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☆とんかつの店「とん味」にて

「もちろん、大ロース定食!」(クロちゃん)
「僕ら、普通のにしようかな?」(ブラザース)
「ビール!ビールに大ロース定」(キイくん)
「じゃ、僕は串カツ定食にしよう。」(トンちゃん)
「僕はヒレカツ定食」(幸四郎さん)

「ほら、来た。旨そうでしょ(^o^)」(クロちゃん)
「この店のトンカツ大好き(^O^)」(キイくん)
「ヒエ〜。こんなにボリュームあるの(~_~;)」(トンちゃん)
「でも、旨いよ!このトンカツ(^_^)」(幸四郎さん)

こうして、キイくんの体重が増える謎が明かされた……。


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2019/1/18 | 投稿者: クロちゃん

2006年4月22日

参加者 キイくん、クロちゃん       

 日頃、大滝地区の奥秩父を徘徊する私にとって浦山川水系は未だ足を踏み入れていない水系であった。いや、遠い昔にほんのちょっぴり本流筋に竿を出した記憶がある。

ここ浦山川水系に何故か無性に気にかかる渓があった。それが仙元谷であった。
早朝、初めての渓に向った。事前の情報を集めた結果、仙元谷に入渓する手前にゲートがあり、そこから林道を歩くことになる。
いつものことだが、初めての渓は不安と期待が入り混じる。周囲が明るくなりはじめた頃、ゲート手前の駐車スペースに車を止めた。

仙元谷は小滝が多い渓だった。そして、遠い昔人の往時を偲ぶ痕跡がいたるところにあった。炭焼き痕。ワサビ田。それから山棲の生活の拠点であっただろう廃屋の小屋が残っていた。
魚は居た。ヤマメが主体である。次々と現われる小滝の壷にポイントも飽きさせなかった。

だが……。
今年の渓は異変である。冬の降雪は皆無に近く、季節の変わり目の春にまとまった雨もない。当然に水量は弱く、川底は茶色と化して活性がない。
「まとまった雨が降れば……。」と願うばかりだ。釣れない言い訳にはちょうど良い状況ではあったが、春の勢いを感じられない渓は虚しく寂しい。

初めてすぐに釣り落とす。「魚は居る。」と直感した。小滝は容易にかわすことができ、遡行は快適だ。しかし、如何せん乏しい水量では淵尻に居付いた魚に走られてしまう。

「今、5尾走った。」(キイくん)
「良く数えられましたね。」(クロちゃん)
「いや、たぶんその位の数だった。」(キイくん)
「走られた場所では釣れませんよ。」(クロちゃん)

釣れないと分かっていても、魚を見ると執拗に竿を出すのは釣り人の悲しい性(さが)だ。当然、釣り落とした場所でも執拗に粘る。
滝壺を中心にポイントを求め、執拗に竿を出した。我々にしてはずいぶん長い時間釣りをした。それは仙元谷が与えてくれた美渓に魅せられたからに他ならない。

「ここまで来たら『グミノ滝』を見ないと後悔しますよ。」(クロちゃん)
「そんなに良い滝なんか?」(キイくん)
「見たことないけど有名です。」(クロちゃん)

グミノ滝は感動に値する滝だった。いつの間にか気温が上がって汗ばんだ身体をマイナスイオンが冷やしてくれた。全身でグミノ滝が歓迎してくれるのを感じた。来て良かったと心底思った。

廃墟と化した小屋の前に陣取り早めの昼食とした。もちろん自然の中に乾杯した。そうして、約3時間もの間“飲む・食う・寝る”の充実した時間を過ごした。

帰路、明瞭な山道に古く朽ちかけた丸太橋を幾つも渡り今回の釣行は終わりを告げた。

小滝がポイントを形成する
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精悍な野生の顔つきヤマメ
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ここではチビヤマメが喰いついた
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「ごみ、空かんは持ってけーるべぇ!!」
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大胆にグミノ滝へ近付いた
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山棲の往時を偲ばせる
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丸木橋を慎重に渡るキイくん
私は大胆に飛び跳ねて渡った
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春の香り、タラノメが盛りだ
これは採れず、写真に撮った
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