赤犬「今回はネットカフェから更新する豪華版だよ!」
待子「・・・オイ、今日のレポートでは権利は取れているんだろうな? 散々勿体つけやがって。もし取れてなかったら・・・(ガルルルル)」
赤犬「ハ、ハハハ。ナニヲイッテルンダ、トウゼンジャナイカ。ジャア、サッソクれぽーとイクヨ〜(汗)」
前回までのあらすじ
予選で団結アメーバにフルボッコにされ暗黒面に堕ちた赤犬は、青単デッキに黒を足すことを決意する。
あくまでメインは青にするつもりなので、黒指定1までのカードを探す。まず、イビルアイドライバー三枚と失恋の痛み三枚は確定。そこで、エネルギー拘束がかみ合わない海洋到達不能極を抜くことにする。色的に黒のベースが欲しいので、闘気を付けやすいサバトの祭壇を投入。これで黒は合計九枚。
後は対策カードを微調整しながら入れることにする。イビルアイベイビー、冥界の門を一枚ずつ投入。ふと、海洋到達不能極という明確なシナジーのなくなったエメラルドティアーの存在に疑問を感じる。そこで、黒指定1でフィニッシャーになるユニットを探す。該当したのは『ギガンティックスカルドラゴン』。作った当初は『仕方なく』入れたこのカードの強さに、赤犬はまだ気づいていなかった・・・。(←バカですね)
青黒『ギガンティックブルー』
ユニット 24枚
ギガンティックスカルドラゴン 二枚
深淵竜ブルーミスト 三枚
樹氷の魔氷アイスモンスター 一枚
チェリーロイヤル 二枚
センチネルセンチピード 三枚
イビルアイドライバー 三枚
氷柱の魔氷アイシクル 一枚
サンダージャッカル 二枚
濃霧の魔氷フォッグ 三枚
イビルアイベイビー 一枚
粉雪の魔氷パウダースノー 三枚
ストラテジー 12枚
深淵竜翻る 二枚
パラドクスストーム 一枚
シュレジンガーの猫 二枚
欲望の連鎖 三枚
失恋の痛み 三枚
冥界の門 一枚
ベース 4枚
サバトの祭壇 三枚
流氷の大陸 一枚
一回戦 緑単
対戦相手に有名人扱いされる。「有名人がみんな実力者だと思ったら大間違いだ!」と啖呵を切る。何やってんだ俺。
ビートダウン用最終兵器チェリーロイヤルが強い。そして、それ以上にプランから見えまくるイビルアイドライバーとセンチネルセンチピードが強い。プランジャーが三枚から六枚になると、出現率が段違い。三色プランコンだとどんだけ見えるんだよ。
プランジャーどもが今のD−0をつまらなくしている事を実感する。
勝ち 3P
二回戦 青黒
ルドルフやギガントエイリアンが入ったパーミッションタイプ。初手にあったギガンティックスカルドラゴンを大事に握っていると、失恋の痛みで抜かれてヘコむ。都合よく次のターンにまた引いてくるも、さらに都合よく相手のプランから見えた失恋で抜かれる。いなくなって初めてわかる、ギガンティックスカルドラゴンの強さ。早く気づけよ俺。
試合は完全に泥沼化。相手がターン終了時に幻影王ルドルフをプレイ→サバトの祭壇の闘気で深淵竜翻るを回収してバウンス
次の相手ターン終了時に相手が幻影王ルドルフをプレイ→サバトの祭壇の闘気で深淵竜翻るを回収してバウンス
次の相手ターン(以下略)
この流れを四ターンほど繰り返す。誰か助けてくれ、マジで。
そんなコントをやっていると、相手がひょっこり流氷の大陸をプレイ。次のターンからルドルフがノータイムで起動!・・・する前に、都合よく引いたイビルアイベイビーが走ってルドルフを墓地へ。おじいちゃんは孫と遊んでろ。
ルドルフは除去したものの、深淵竜翻るでバウンスする対象がギガントエイリアンに変わっただけ。サバトの祭壇を戻されながらも、張りなおしながら翻るを回収し続ける。そんなこんなでこっちのターンで時間切れ。しかも相手のプランには失恋の痛みが。最悪だ。深淵竜翻るを回収しても、失恋で落とされてタコで詰められる!
「だったら二枚回収すればいいじゃない」
サバトラインにパウダースノーやフォッグを投げ込み、深淵竜翻るを二枚回収。なんとか守りきって引き分けに。
引き分け 4P
三回戦 青白グラシア
相手はよく見るタイプの青白グラシア。まずは失恋の痛みでグラシアを落とす。グッドタイミングでプランに見えた二枚目も、展開していたセンチピードでスマッシュ。流氷の大陸を貼り、ブルーミストとサバトライン(闘気付き)にギガンティックも展開できて押せ押せムード。この時点でこちら残りエネルギー青1。
次の相手ターン、X6で聖王の門をプレイされ、三対目のグラシアがギガンティックスカルドラゴンの対面に出現。相手は残り3エネで移動を宣言。ギガンティックを踏もうとする。スタックでブルーミスト効果起動。ギガンティックに闘気をつける。これで800パワープラス−1000効果になり、グラシアと相打ち。返しのターンにブルーミスト一歩移動と流氷からもう一体ブルーミストを出して殴り勝つ。
勝ち 7P
四回戦 青単
相手は関西ゼロ部にもよく顔を出すぶっしーさん。
序盤から失恋を打ちまくり、出てくると面倒なブルーミストやエメラルドティアーを落とす。サバトの祭壇も貼って順調だが、相手も青得意のドローで減らした手札をすぐに補充する。お互い様子を見て動かないターンが続く。
しかし、9エネ溜まった段階でこちらがギガンティックを出す。ランダムハンデスで落とされることを恐れた相手が、ハンデスにスタックで深淵竜翻るを打つ。しかし、それは計算の内。残った2エネでシュレジンガーの猫をプレイ。波動関数は拡散し、ギガンティックはゲーム外の彼方へ。そしてターン終了時、戻ってきたギガンティックが再びハンデス。四枚あった相手の手札があっという間に一枚に。自分でやっておいて何なんですが、マジ酷いと思う。
次のターン、サバトラインにパウダースノーを投げ込み、シュレジンガーを回収。回収できた時点で相手の手札に除去はないとわかっているのに、ギガンティックを横に移動させるチキンな赤犬。これで最後の手札も捨て・・・させようと思ったのに、残ったエネで手札だったセンチピードをプレイされる。ちょっとむかついたので、プランからイビルアイドライバーで殺してあげる。
もうこれ以上書く必要もないと思うので割愛。
勝ち 10P
五回戦 青単
ついに最終戦。相手はここまで全勝のモリエルさん。
モリエルさんは12P。そして赤犬は10P。
・・・ん?
勝ったほうが優勝じゃん!
ここにきて、オビ・ワン対アナキンばりの仁義なき身内ガチバトルが発生! お互い激しくフォースの火花を散らす。
・・・すいません、こっちは青黒、向こうは青単なのに、なぜか向こうのフォースの方が黒いんですけど(汗)
お互い序盤は様子を見ながらプランをめくる。サバトの祭壇を貼ったり、シュレジンガーや深淵竜翻るを墓地へ落としたりと、決戦のための準備を整える。そして4ターン目にプランから見えるギガンティック。超エメラルドティアーメタのこいつを出せれば断然有利。相手の場にはドロップスがいたが、こっちも2エネ残しでフォッグを握っている。すると、なんと相手が手札からパウダースノーをプレイ。そしてパウダースノーでスマッシュに来る。フォッグで迎撃するも、ドロップスを止められずギガンティックが
スマッシュに。おのれ、やるなモリエル!
しかし、二枚目を引くことができたので、ギガンティックをプレイ。相手の場にはエメラルドティアーがいるが、歩けばハンデスを食らう。そこで相手は手札を握ることをあきらめ、ハンデス対応で二体目のエメラルドティアーをプレイ。効果でギガンティックが動き相手の手札がなくなるが、場には二体のエメラルドティアーが。しかし、ずっと握っていたイビルアイベイビーで一体を除去。一度スマッシュを食らうが、二体目も相手のエネルギーがなくなった所を見計らって深淵竜翻るでバウンス→失恋の痛みのコンボで擬似的に除去。ギガンティック?海洋到達不能極の効果を山ほど食らってバウンスされました。
そこからは泥仕合に突入。相手のタコを除去するため、泣く泣くギガンティックを黒エネにして冥界門からベイビーが突っ走ったりする。そしてお互い残り山札三枚まで減った状態までもつれ込む。向こうはスマッシュを一度も受けておらず、こっちはスマッシュ5。深淵竜翻るエンドレス回収で山札勝負に持ち込もう・・・としたが、手札にあるユニットがどいつもこいつも重い。相手の場にはセンチピードとエビエージェントがいるが、ユニット投下では明らかにコンバットトリックで交わされる。しかし、二枚深淵竜を回収すると、10エネ残せない。センチピードをバウンスし、4エネ残しでブラフをかけてみるも、そんな小細工が通じる相手ではなく、エビに殴られて負け。
壮絶な戦いを制したのはモリエルさんでした。
待子「・・・オイ。どこに行く気だ? そんな大荷物抱えて」
赤犬「ハッ!? 見つかっ・・・い。いや決して逃げようとしたわけじゃないよ?
ただちょっと避難訓練をしていただけなんだよ」
待子「・・・何か差し迫った危険でもあるのか?(ガルルルル)」
赤犬「そりゃーもう目の前に・・・ま、待子さん? どうしてあなたはお口をそんなに大きく開けているの?(ガクガクブルブル)」
待子「それはな・・・お前に噛り付くためだよォー!!!(ガブッ)」
赤犬「やっぱりそうなのねぇ〜!(流血)」

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