これは、赤犬という馬鹿が日本選手権2008秋をどのように過ごしたかを描いた、
真実の記録である。
クレームが来る前に断っておきますが、この更新はディメンションゼロと
ほとんど関係ありません。
28日 夜
赤犬は悩んでいた。荷物にライオンのぬいぐるみを入れるかどうかを。毎回、このぬいぐるみが荷物の約60%を占めており、非常に持ち運ぶのが面倒臭い。
しかし、毎回連れて行っているので愛着が湧いているのも事実。そこで今回も持っていくことにした・・・が、
家を出て二分で後悔する。こいつ死ぬほどかさばるよ!
なんとか深夜バスに乗り込み、一路東京へ。もはや深夜バスで寝るのは慣れっこである。
29日 朝
東京駅へ到着。そしてバスから降りた直後、知ってる人しか知らない赤犬のあの名言が炸裂する。
赤犬「寒い、もう帰る」
しかし、今回は一人旅だったので乗客の一人が変な眼でこっちを見ただけだった。これまでライオンのぬいぐるみを堂々と連れ歩いてきた赤犬の面の皮はそんなことではビクともしない。そして目的地へ向かうべく電車に乗る。
目的地到着。そこは東十条駅。・・・え? 日本選手権会場じゃないのかって?
赤犬は権利もってませんけど何か?
迎えにきた友人と合流し、友人宅へ。でかいキャリーバッグを置き、鞄一つの身軽な格好になる。しばらくまったりした後、日本選手権会場へ向かう。ライオンのぬいぐるみはキャリーバッグとともにお留守番。なんの為にもってきたんだ。
日本選手権会場到着。権利のない赤犬が会場に来た目的はただひとつ。藤原ひさし先生のサインをもらう為である。藤原ひさし先生は、三種類のライオンのイラストを書いて下さっている。いうなれば、
ライオンの大家である。
そして、サイン用紙を貰おうと物販でシングルカードを購入するが、シングルカードは対象外である事に
会計後に気づいて絶望する。
しかし、その後友人達からサイン用紙を三枚奪い取る・・・もとい、永遠に拝借することに成功する。やっぱり持つべきものは友達だよね!
サイン会が始まる直前、赤犬は影分身として二人の友人を召集し、サイン用紙を持たせて列の先頭に陣取る。これで、列の先頭三人が「赤犬」と書いたサイン用紙を持っているという異常事態に。これぞ名づけて
「赤犬ストリームアタック」。さすがの藤原ひさし先生も、これでは誰が本物の赤犬かわかるまい。
もっとも、影分身の一体は
仮面をつけた自称イタリアーノなので実質確立二分の一。というか、そもそも
正体を隠す必要がどこにもないという事に気づいたのはサインをもらった後であった。
藤原ひさし先生。これからもライオンを
見捨てないでください。
29日 夜
会場を後にした赤犬は、飯を食ったり、ゲーセンに行ったり、アキバで
日本の未来を憂いたりした後、友人宅に戻る。
そして、日本選手権でみかけた面白いデッキを再現して研究する・・・なんて事は
全然なく、アキバで買ってきたボードゲームに興じる。
一つ目のゲームが終わり、二つ目のゲームのルールを確認している最中、突然猛烈な眠気に襲われる。「ちょっとだけ寝るわ」と言って目を閉じる赤犬。
その日、赤犬が目を覚ますことはなかった。
後編に続く?

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