とりたてて大したことをせぬまま、今週が終了。。
先週がやたらと大変だったせいなのか、大学が始まってからもう3週間ぐらい経った気がしてて、まだ9月一桁日というのが信じられません・・・
テレビで高校生クイズやってましたね。けど、たまたまつけたときにやっていた準決勝?かなにかで、問題は出しても解説を出さない(数学)とか、問題を出さずに答えだけ出す(捜査手法?)とか、結局はお涙頂戴とかいった
クズ編集に怒りを覚え、10分ほどで見るのをやめました(笑)。ほんとに最近は、いくつも放送局があるというのに、碌な番組をやっていない時間帯が増えてきて困ります。我が家のテレビが未更新のまま2011年を以って廃止、という可能性が日々増している気がしてなりません(汗)。
ところで、最近大麻についてえらく話題になっていますよね。
医学的には、簡易検査キットでクロなものが精密検査でシロになるなんてことはほぼ有り得ないでしょう。というのも、簡易というからには感度(カットオフ値)を低くしてあるためです。
さて、痛み止めを飲んで云々といった話が気になったので、調べてみることにしました(←ちょっと学生っぽいでしょ・爆)。
大麻の主成分(正確には、幻覚作用を有する主成分)は、9-THC(テトラヒドロカンナビノイド)という物質なんですが、この物質が作用するのは大脳皮質・海馬・線条体等にあるカンナビノイド受容体というものです。
この受容体を刺激する物質の1つであるアナンダミドというカンナビノイドの親戚が、鎮痛作用を示すんだそうです(中枢神経作用なので、
アタマがバグったら鈍感になる、といった雰囲気で問題ない気もします・爆)。そんなことから、国によっては一部重症患者に対する大麻の適応を認可されているようですが、当然のことながら日本では認可されていません。
ただ、簡易検査キットが何を検出するのかは、家でネットを叩いても出てこなかったですし、我が家にある薬理学の教科書が、麻薬について詳しいわけではない(苦笑)ので尿中への代謝に関する記述がなかったわけで、とりあえずこの程度ですが(ものすごく中途半端!)、確実なのは、今回嫌疑をかけられている力士が飲んでいた薬は、モルヒネやステロイドやNSAIDs(アスピリンやバファリンなど)といった、
世間一般に浸透しているような痛み止めではなかった、ということでしょう(爆)。というのも、NSAIDsやステロイドはアラキドン酸代謝経路に働くクスリですし、モルヒネは延髄や脊髄のオピオイド受容体拮抗なので、作用部位が全く異なりますからね。
詳細については、大学の図書館でヒマを見つけて追加調査しようと思ってます(笑)。
したがって、もし今回の精密検査の結果がシロとなれば、当然科学ではない何らかの“大きなちから”が働いた、とみるべきです。まぁ多分そうなるでしょうけども。
ちなみに、
もし“ちから”が無いにもかかわらず、精密検査で結果が反転してしまった場合、3社のキットを使っていることになるだけに、大変なことになります。というのは、
大麻の尿検査キットというのは、警察がヤク中をパクって拘留する口実になっているわけで、それが簡単にひっくり返るとなれば、シロの可能性が十分あるにもかかわらず拘束することになるわけで、それは
立派な人権侵害となってしまいますから・・・
そうなると、そんな信頼性のないキットを世の中に浸透させた製薬(←たぶん)会社の信用問題にもなってきますよね。さぁどうなるんでしょうか?(笑)
こんなこと書いてたら、写真どころじゃなくなってしまいました(苦笑)。