昨日は大学の頃からお世話になっているギタリストのシェリル・
ベイリーに誘われてジャック・ウィルキンスの家に行ってきました。
この日はシェリルとジャックのギターデュオ演奏を中心としたマスター
クラスの撮影でした。しかもこのマスタークラスはインターネット上で
リアルタイムでも放送されたらしく、いわば公開生収録という感じでした。
サイト上にあるチャットルームでは撮影中にインターネットを通じて
直接質問も受け付けるというなんとも画期的な企画でした。現場には
オーディエンスは僕も含めて全員で4人で、演奏の合間には質問したり、
演奏のあとには拍手をしたり、収録現場の緊張感がありました。
2人の演奏はもちろん素晴らしく、じっくりと聞くことができて
いろいろと刺激をもらった感じがしました。特にジャックはコードソロが
素晴らしく、間近で見ることができて新たな発見がありました。彼も
シェリルもギターという楽器を本当によく知っていてギターでしかできない
ギターならではの演奏でした。ギターは実に奥が深い・・・。これからは
もっとソロ・ギターも練習しようと思いました。
収録の後はジャックと一緒にお酒を飲んで、彼が最近レコーディング
した音源を聞いたり、演奏したり、彼が今までに共演したミュージシャンの
話を聞かせてくれたりと楽しい時間を過ごしました。特に彼がビル・エバンスと
演奏したときの話はかなり興味深かった。ほかにもチャールズ・ミンガスや
バディー・リッチ楽団やスタン・ゲッツの話もでてきて、人に歴史ありだなと
つくづく思ってしまいました。
2人の演奏からこれからの目標を見つけることができた、そんな感じの
夜でした。

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