滞在3日目は、パリから車で6時間のところにある
モンサンミッシェルに行ってきました。
周りには何もないまさに海の孤島にそびえ立つ寺院。
近づくにつれて、全貌が見えてくる様は、本当に圧巻でした。
島の入り口をくぐり抜けると、要塞の中に一つの町がすっぽり
入っている、どこか天空の城、ラピュタを思わせる街並でした。
そこから上に上に向かっていくと、寺院の入り口があり、
島の頂上に教会がありました。
時間が限られていたので、じっくりと見るという感じでは
なかったのですが、お願いしたバスツアーのガイドさんの
分かりやすい解説のおかげで、昔の修行僧の生活ぶりをほんの少し、
垣間みれた気がしました。
モンサンミッシェルからは、カルバドスというリンゴのお酒で
有名なポンレベックと言う小さな町で休憩して(もちろんカルバドスは
買いました!!)、ロングドライブの末、夜にパリに到着しました。
ホテルに一旦戻ってから、友人のお勧めのレストランに行きました。
ここまでフランス語での会話は、かなり限られた表現で、
なんとか強引に乗り切ってきたつもりでしたが、このレストランでの
注文にはかなり苦戦しました。
メニューの単語の意味も分からないし、そして読むことも
できなかったのですが、少しだけ英語を喋れる親切なウェイトレスの
おかげで無事に注文することができました。
言葉の分からない国でなんだかアメリカに最初に来たときのことを
ふと思い出しました。そんな困難の末に出てきた、食べきれるか心配なくらい
肉太なステーキと、そしてウェイトレスの彼女のおすすめのワインの味は
最高でした!!
財布を気にしながらも、明日から演奏が始まるので
英気を養うためにたまには贅沢もよしと、何度も自分に言聞かせながら
ワインを3杯くらい飲んで、ほろ酔い気分でダヴァル通りを
歩いてホテルに帰りました。


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