海岸沿いのザダールとスプリットという2つの街のあとは、プリトヴィツェ湖群国立公園に行きました。
ザグレブに住む友人たちもあまり行くことがなく、せっかくならこの機会に行きたいとのことで、現地で待ち合わせして一緒に観光することになりました。しかしここで大きなトラブルが・・・。
今回の滞在中、友人がプリペイドの携帯を貸してくれていました。アメリカの携帯だとテキストメッセージはほとんどタダなので、その感覚で通話ではなくほとんどのやりとりをテキストでしていました。しかし実は有料だったみたいで、出発の朝、テキストも通話も出来ないことが発覚・・・。受信は出来るものの、待ち合せの場所を決めていなかったので、無事に合流できるか不安を抱えてバスに乗りました。
幸いにも前日バスのチケットを予約したときにバスの到着時刻を知らせておいたので、その時間にあわせてザグレブを出発したとのこと。ここでもテキストの受信は出来るが送信は出来ない状態・・・。そしてこんなときに限ってバスの運転手さんは英語が話せなかったので、拙いクロアチア語でプリトヴィツェに行くので着いたら教えてほしいと伝え、伝わったと信じてバスの中で到着を待つことに。
と、前置きが非常に長くなってしまいましたが、最後に立ち寄った休憩所で、奇跡的にも持参していたアメリカの携帯電話でFree Wifiに繋ぐことが出来て、Skypeを使って友人と話すことが出来ました。友人に運転手が英語を話せないことを伝えると、かわりに彼と電話で話してくれてバスの到着場所が分かり、おかげでなんとか無事に合流することが出来ました。
プリトヴィツェ湖群国立公園には大小いくつもの湖とそこから流れ落ちる滝があります。大きく分けると山頂のほうに登っていくコースと、この公園で一番大きな滝のあるコースがあり、一日ですべてを回るのは結構距離もあるので今回は山頂のコースを少しと一番大きな滝を見ることにしました。
どの湖も水が透き通っていて水中にあるものが浮かんでいるように見えました。
そこから少し進んだところにあった小さな滝という名前の滝です。
それぞれの滝や湖は木でできた細長い橋のようなもので繋がっていました。この日はあいにくの雨だったので水位がかなり上昇していて沈みかけている橋もありました・・・。
山頂コースからバスに乗って大きな滝のあるコースに行く予定が、なかなかバス乗り場がなく少し迷ってしまいました。迷っているときに見つけたすごく綺麗な滝です。
引き返すという選択肢もあったのですが、そのまま進み続けると橋はどんどんと山の中に向かって続いていました。
結局かなり長い時間歩いた後に、山頂にたどり着いてしまいました!!
山頂からはバスに乗り、大きな滝のあるコースに向かいました。この頃には降り続いていた雨もやみ、湖の水面には鏡のようにきれいに山が移っていました。
少し歩いて一番大きな滝に着きました。雨のあとの澄んだ空気で滝の水しぶきが一層際立って見えました。
最後は湖畔をのんびり歩いてボートに乗って公園の入り口に戻りました。
迷ったことによって思いがけずに公園のほとんどを見ることができ、かなり歩いたので疲れましたが、普段経験することのできない大自然を満喫できました。
この旅が終わるとクロアチア滞在も残すところあと少しでした。次回はいよいよ最終回。残りの滞在と今回の旅の最後のギグについて書きたいと思っています。

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