人生初のNAMMショーは、予想を遥かに上回る素晴らしい経験となりました。
前日にLA入りして、空港で日本から来るギター製作家の西垣君と合流しました。実は彼の作ったギターがBoutique Guitar Showcaseというブースに展示されることになっていて、今回のデモ演奏では彼のStyle-N Nishgaki Guitarsを弾かせてもらえることになっていました。初日はCirrus、そして残りの3日間はArcusを弾かせてもらいました。2本とも素晴らしいギターでした。
正直、初めてのNAMMショーだったので、そこでのデモ演奏はどんな感じになるか想像できていませんでした。初日はなんと後ろのブースでヘビメタギターが爆音で鳴っている中での演奏でしたが、いろんな状況に対応できるように準備していたのでなんとか無事に終えることができました。2日目以降はそういったことはなく、楽しみにながらデモ演奏に集中できました。
NAMMでは毎日のデモ演奏以外は自由時間だったので、会場をくまなく見て回ることができました。特にいつも機材面でサポートしてくれる会社のブースには必ず足を運ぶようにしていました。写真は愛用するギター用フライトケース、Calton Caseのキース・カルトンさんと、FREEZEを使っていることがきっかけでいくつもの素晴らしいペダルをプレゼントしてくれたElectro-Harmonixのマイク・マシューズさんです。
個人的にお気に入りでほぼ毎日足を運んだのは、弦やピックで有名なJohn Pearseのブースでした。それぞれのピックについて熱心に説明してくれて、ピックに対する価値観ががらっと変わりました。
NAMMショーには数多くの有名ミュージシャンも来ていて、彼らのイベントや演奏もありすごく刺激的でした。スティーヴ・ルカサー、フランク・ギャンバレ、スタンリー・ジョーダン、トニー・レビン、そして高校生の頃に教則ビデオで見て以来、ピッキングを参考にしていたスティーヴ・モーズにも会うことができました。
そして会場にはたくさんの友人も来ていて、ちょっとした同窓会のような雰囲気もありました。10年以上ぶりに再会できた先輩やロスに引っ越した友人、ニューヨークの友人たちや日本から来た友人とも、いつも以上にゆっくりとハングすることができて、それがなにもよりも嬉しかったです。
毎日がすごく実りのある充実した日々で、終わってみると本当にあっという間の4日間でした。

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