村上春樹さんから、
お返事が来ました。
何しろ(必要もないのに)慌てて送った
みょーちくりんな質問だったのに、
これだけキッチリお答えいただけるとはねー。
やっぱね、同じニオイがすると思った!
もちろん音楽愛好家として(笑)。
DJハルキさんの選曲を引き出したのは、
コレって文学史に残る快挙、、かな??(笑)
なお、このやりとりは、1週間後をめどに
村上朝日堂ホームページに掲載されるそーです。
よーし、個人的にまたお返事かこーっと。
来月のノースタ「JAZZ NIGHT」にも、
いちお、お誘いしとかなきゃ(笑)。
■村上春樹さんにお送りしたお便り
http://white.ap.teacup.com/nostyle_web/215.html
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-----Original Message-----
From: H. Murakami
Sent: Monday, April 10, 2006 3:55 PM
To: B出版・村上朝日堂
Subject: Fwd: お便りです!
正直に申し上げまして、
僕はかなりマニアックな「ヴァイナイルLP・コレクター」です。
ほぼ毎日レコード店にアシを運んでおります。
こんなことをして いていいのかなあ、とよく思うんです。
でもしょうがないですよね、趣味なんだから。
月に何枚くらいレコードを買っているか?
答えたくありません。うちの奥さんにわかるとやばいので。
僕は世界中のレコード店を丹念にまわりましたが、
「いまや東京が世界で一番レコードが集まる街」
という風には思いません。
考えようによってはたしかにそうかもしれませんが、
値段がなにしろ高い。
アメリカやヨーロッパの町に行く機会があるたびにこまめにまわると、
リーズナブルな値段で、あるいは嘘のような値段で、
珍しいものがよく見つかります。
わざわざ買いに行くのではないから、
その分手間はとてもかかりますが。
僕は金さえ出せば、好きなものが買えるという風潮が、
あまり好きではありません。どんなに珍しいものでも、
五千円以上のお金を出すことはまずありません(年に二回くらい)。
それは僕にとってゲームのルールのようなものです。
お金よりは身体をこまめに動かしてレコードを集めたいと思っています。
僕はご指摘のとおりジャズのファンですが、
もしそういうDJをやるのだとしたら、
アメリカン・ロックのマイナー外国語ヴァージョン特集
というのをいっぺんやりたいですね。
たとえばポール・アンカの『マイ・ホーム・タウン』のトルコ語盤とか、
『フラッシュ・ダンス』のフィンランド語盤とか、
ボブ・ディランの『時代は変わる』のノルウェイ語盤だとか。
僕はそういうものもけっこうコレクションしているもので。
でもぜんぜん受けないかもしれませんけど。
たぶん受けないような気がするけど。
村上春樹
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■村上朝日堂
http://opendoors.asahi.com/asahido/

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