連休っすね。
せっかくなので余談を書きます。
できあがったお店を鳥村さんという著名な建築写真家の方に撮影して頂きました。なんと見栄えのいい事でしょう。これにて準備段階のひとつのサイクルが美しく完結した気がします。関わってくださった皆さまどうもありがとうございました。
©koichi torimura
今回いっしょにGABをプロデュースしたチバくんがものすごくイイコトを書いていたのでのっけさせてもらいます。そうその通り、まったくもって右に同じく思います。今回あらためてチームというあり方を考えさせてもらう良い機会になりました。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1713640037&owner_id=1017108
ボクはかれこれ10年ほど広告ビジネスの世界に身を置いてそれを生業としています。TV CMでもグラフィックでもオンラインでも基本的に総合的な広告コミュニケーションを作り上げるプロセスは専門的な技能を持ったチームで成り立っています。その中でボクはプロデューサーという立場を担っています。
いろんな経験のサイクルがひとまわりすると良くも悪くも慣れてきます。慣れてくると段々わかった気になってきます。そこに多少なりとも結果や評価がともなうと自信が芽生えてきます。自信を持つコトはとてもいいことだけれど、往々にしてやがて自信は過信へとつながり、いつの間にやら本質的なことを見失いがちな気がします。上の向いていたハズの目線はやがて下を向き、足下ばかりを見みつめて、段々じぶんではなくひとの粗をさがすようになります。
できる、わかっている、は一面的なモノの見方でしかなく、実のところはとても優秀なたくさんの誰かに支えの上に成り立っている、これが事実であり本質です。個人的な創作活動や、規模の小さなビジネスであればいざ知らず、その輪の中でじぶんが担える役割は一部にすぎない、これは事実であり本質です。
優秀なチームでの共同作業はともすれば勘違いしがちなじぶんに、いつもその事実に目を向けさせてくれます。じぶんにしか出来ない事はそれなりに沢山あると自負しているけれど、じぶんじゃどうひっくり返ってもできないことはその1臆倍くらいある。それはとても口惜しい事実であり、またこの上ない喜びでもあります。
親から授かった才能や能力は車のスペックみたいなモノだと思います、ドライバーがあなたです。どんなに高級車に乗っていてもドライバーにスキルがなければ速く走る事は出来ません。逆にもし車のスペックがそんなに高くなくっても、ドライバーがスキルを磨くことで誰よりも速く走り続ける事だって出来ます。車は先天的、ドライバーは後天的な要素です。
世の中にはもの凄いスペックを搭載した車に乗っていて、しかもとんでもないトレーニングを欠かさず積み上げて、もの凄く速くしかもペースを落さず走り続けるバケモノみたいな方が沢山いらっしゃいます。往々にして、そのような方々はどの世界でも第一線で活躍をしているビジネスマンや表現者です。
チームでビジネスや活動を展開し多少なりともそこに成果が伴うようになると、段々とそのようなトップランナーの方々と出会う機会にも恵まれ、またその方々の背中が遠くにおぼろげなら見えてきたりもします。そうなるとどんな成果や結果に恵まれようとも、おのずと視線は前を向き上を見上げる事になります。
お互いがお互いを補い合い、遠く先のゴールを目指して走る。一人で行けるところなんてたかが知れている、口惜しくもあり、緊張感もある、苦楽を共にする長旅のお供として一緒に並走してくれるチームの存在がボクの支えです。そこに心から共感して集まってくる面々がボクにとってのあるべきチームの姿です。
ほっといたって世の中困難だらけです、
どうせ進むなら楽しい方を。
今後ともどうぞヨロシク。
"チームGAB":
オーナー:石井ケンジ
プロデュース/Director:野村シロウ&千葉トシヒロ
建築デザイン/Architect:高橋マサル(Swing Design)
アートデザイン/Art Designer:長井タカユキ
音楽選曲/Music:ノースタイルDJs
DJ Mitsu the Beats "Promise In Love feat. José James"

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