「幸福の黄色いハンカチ」リメイク!  映画つれづれ

ちょっとビックリのリメイク情報が入ってきた。

山田洋次監督の名作「幸福の黄色いハンカチ」がハリウッドでリメイクされることになり、山田監督も同席して製作発表が行われた。日本公開は2009年春で、高倉健が演じた刑務所を出所した男(確か、勇次でしたな)は「蜘蛛女のキス」などの名優、ウィリアム・ハートが演じるという。

もともと、この映画は、アメリカの新聞に作家のピート・ハミルが書いたコラムが元になっている。刑務所を出所した男がバスに乗り、妻に今も待っているなら黄色いリボンを家の外に結んでいてほしい、と手紙を送った。男は黄色いリボンがなければそのままバスで立ち去るつもりでバスに乗るが、そのバスは段々と自宅に近づく・・・という話だ。

このコラムはポップスの歌詞にもなり、日本でも大ヒットした。そう言えば僕も高校時代、ブラスバンドで演奏したことがある。歌詞の内容とはまた印象が違う、明るくてノリがいい優しいメロディーが素敵な名曲である。

この話を山田監督がイメージをふくらませ、雄大な北海道を舞台に、誤まって罪を犯し、刑務所を出所した寡黙な男が若い男女と行動を共にしながら、妻の待つ家までを旅する見事なロード・ムービーに仕上げた。高倉健の存在感にしびれたし、武田鉄矢と桃井かおりのカップルも笑わせてくれ、この2人が段々成長していく姿にも感動した。

この傑作がどんな風に料理されるのか。タイトルはズバリ「イエロー・ハンカチーフ」らしいが、楽しみであり、不安ではある。まあ原作に忠実な映画にはなるのだろうけど、舞台がアメリカになれば、原作映画の持つ雰囲気を出すのは難しいだろう。

ハリウッドのソフト不足が指摘されているが、今後、日本映画のリメイクはどんどん増えていくだろう。「デスノート」シリーズもハリウッドから多数のオファーが来ているらしい。

アメリカの一般観客は英語字幕の映画を嫌う傾向があるので、リメイク作品の出来が悪かった場合、オリジナルも知らずにけなされるのはたまらん、という思いがあるが、「硫黄島からの手紙」以降、そういう傾向が修正され、リメイク作品が増えることで、日本映画そのものにも関心が集まればいいな、とは思う。
0



トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ




AutoPage最新お知らせ