チルソク三昧!  映画つれづれ

2歳の娘が、ある晩、何を思ったか、寝る前に「チルソクの夏」のDVDを持ってきて「パパのお仕事、これ見る」と言い出した。

事務所に置いていたDVDが、いつの間にか自宅にあったのだが、これは恐らく長男か次男の仕業だろう。

娘にとっては、いつも事務所に置いていたDVDなので「パパのお仕事」と言ったのだろう。決して仕事として関わったわけではないが、この映画に出会ったことで今の僕があるのは事実である・・・。いずれにしても、僕にとって「チルソクの夏」は大切な大切な映画だ。

それから、娘は就寝前に「チルソク」を見ないと、絶対に寝ないようになってしまった。たまに「アンパンマン見ようか」と言っても、「イヤ!これ!」とチルソクを指差す。「チルソク」をかけないと泣き出してしまう始末である。

でも、大抵、郁子と安君が再会する辺りで娘は必ず寝てしまう。でもそれまでは画面を凝視していて、声をかけても返事もしない。

ということで、我が家ではこのところ、毎日「チルソク」を鑑賞している。僕も妻も何度も観ているので、娘が寝れば途中で消していたのだけれど・・・。昨日は、娘が寝てからも何気なく観続け、久しぶりに最後まで観てしまった。

やっぱり、「チルソク」はいい!!郁子の純粋さ、安君の一途さ、2人の間にある、いろいろな問題を飛び越える10代特有の純な気持ち・・・。下関という歴史の街に根ざした、人の想い。そして、かつての良質な日本映画を意識し、継承した確かな演出。傑出した若手音楽家による、さわやかで切ない音楽。やっぱりこの映画は傑作である。

多分、今夜も「チルソク」を観せられるのだろうが、昨日、娘の寝顔を見ながらふと思った。この娘は、幼いとき「チルソク」を子守唄代わりに寝ていた、と将来言えるなんて、何と幸せな子なんだろうと。

伯父さんに聞いた話だが、僕はやはり2歳ぐらいのころ、イヴ・モンタン主演の映画「グラン・プリ」に連れて行かれ、スクリーンを凝視していたらしい。この映画はあとで何度もテレビなどで見ているが、何となく車が走っている様は覚えている気がする。

優れた映画は、幼い子どもをも引きつける「映画」としての力があるのだ。そういう意味では、この「チルソクの夏」も、2歳の女の子の心を動かす何かがあるのだろう。
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2007/7/5  23:00

 

 出張先でクタクタになってホテルに戻り、テレビのスイッチを入れた。 いきなり中国地方(広島・山口・島根石見)と思われる言葉が飛び出してきた。ローカル番組でなく映画のようである。しばらく見ていると萩か長府のような武家屋敷のシーンが展開。時代設定は、どうやら 




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