祝!『出口』大ヒット!!  ガンバレ!「出口のない海」


 「出口のない海」が全国的にヒットしているようです。

 多少ですが、この映画を応援してきたおたっきーとしては、本当にうれしい!!!

 山口県内の映画館はどこも入っているようですが、とくに「回天」のお膝元でロケもした周南地区は好評のようで、MOVIX周南は初日以来、毎日全国トップクラスの動員数を記録していて、感激、感謝、感動です。そして、下関、徳山、防府、宇部をはじめ、みーんな山口県内の映画館は入りがよいようです。

 全国的にもヒットしている中、山口県で東京や大阪に負けない数字が出ているのは、本当にすごいことです。この映画を撮影前からずーっと応援してきた下関、周南をはじめとする県内各地の応援団の仲間たち、ロケ地や駐車場、控え室を快く提供いただいた企業や関係者の方々、黙々とロケ地の日石球場の草刈りや新山口駅でエキストラの受付業務やメイクのお手伝いをしていただいた地元のボランティアスタッフの方々、仕事というより「気持ち」で特集番組を作り、スポットを打ってきた山口放送など、全ての地元関係者の努力の賜物だと思います。

 この調子で、期間を過ぎても上映されるムーブオーバーになるよう願うばかりです。未見の方、ぜひご鑑賞ください!見られた方、もう一度、いや何度でも、映画館に足をお運びください!!
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ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟  新作レビュー

見た日/9月某日 ★★★

 ウルトラマンが誕生して40年。僕は42歳なので、初代ウルトラマンが放映されたのは、二歳ということになる。翌年の「ウルトラセブン」も含め、最初の放送はほとんど覚えてないが、何度か再放送して小学館の学習雑誌などで盛り上がり、いよいよ「帰ってきたウルトラマン」が放映される、というときは、興奮の極度に達し、学校で「いよいよ来週から始まるぞ」「最初に出てくる、ツインテールという怪獣はすごいらしい」なんて話で友達とワクワクしていたのが懐かしい。

 で、この映画は、初期から「エース」までのウルトラシリーズを背景として、現在放送中の「ウルトラマンメビウス」をメインとした新作である。面白いのは、当初シリーズから世界観を統一し、かつてウルトラマンたちが活躍した現代日本に光の国からメビウスがやってしたという設定で、これでかつてのウルトラ兄弟たちも昔の設定のまま出演できる、となった訳である。

 ちなみに「ウルトラ兄弟」というのは「帰ってきたウルトラマン」以降に出てきた設定で、最初、「ウルトラマン」と「ウルトラセブン」は独立した作品という設定だったのだが、いつの間にか「兄弟」ということになり、それは「タロウ」まで続き、「レオ」では光の国ではない滅びた獅子座星雲の宇宙人が地球にやってきて、セブンのモロボシ・ダンから「ウルトラマン」としての特訓を受ける、というそれはそれで70年代スポ根物を色濃く反映した、興味深い内容になっていた。

 子ども向けのヒーロー物というものは、ある面、時代性を強く反映する。仮面ライダーもそうだが、90年代に復活した平成ウルトラマン「ティガ」「ダイナ」「ガイア」はそれまでのウルトラマン=宇宙人という設定を否定。ウルトラマンは人間であり、光を手にした人間の進化した姿、という設定したために、「人間とは何か」「ヒーローとは何か」「正義とは何か」という深い部分まで掘り下げた話もあって、見応えがあった。ウルトラマンを見て育った世代が作り手になったとき、ヒーロー物にある意味での哲学を求めた結果だが、これも1つの時代性だろう。

 そこからやや中途半端ではあるが、怪獣は退治するだけでなく、地球上の生物である以上、保護もあるべきという新機軸を打ち出した「コスモス」を経て、平成ウルトラマンで求めた「哲学」と最初の「ウルトラマン」を掛け合わせ、さらにシリーズを進化させようという試みが劇場版「ULTRAMAN」「ウルトラマンネクサス」でされる。宇宙からやってきた驚異的な力=「ウルトラマンになる力」を手にしてしまった人間たちの苦しみや葛藤を描いたこの2作は、一般受けはしなかったが、大人の鑑賞にたえうるヒーロー物としては意義は大きいと思う。これは、ハリウッド製のアメコミヒーロー映画が熟成していったのと無関係ではないぢろう。

 それから旧シリーズの怪獣や宇宙人が復活し、かつての作り手、出演者も参加した原点回帰の「マックス」を経て、旧シリーズと世界観を一緒にする「メビウス」と到る訳だが、これも「ALWAYS〜三丁目の夕日」などからなる、昭和ブームを反映したものと言えるだろう。そういう意味ではこの作品でも時代性を感じる。平成ウルトラマンで求めた難しさはこの作品には薄い。

 だが、とっても印象的なのは、昭和のウルトラマンたち本人が当時のままの役柄で出演し、かつての自分たちの活躍、苦悩を経て今がある、という心境からメビウスを励ます部分は、平成ウルトラマンで作り手が求めた「哲学」のテイストがここでも感じられた。監督の小中和哉も、脚本の長谷川圭一も、ティガ以降の平成ウルトラマンを作り上げたクリエイターたちである。

 「ウルトラ」の遺伝子を継承しながら、平成ウルトラマンで追求した「ヒーローとは何か?」というテーマを、この映画では子どもにも分かりやすく描いていて、好印象を持った。いい意味で、ややマニア向けすぎた嫌いがあった平成ウルトラマンを経て、作品的にも誰もが楽しめる作品として成長、熟成した。作品中、怪獣に襲われたことでトラウマに陥った子どもに対し、ウルトラマンメビウスは「信じる力が勇気になる」と訴える。だが、その「信じる力」を、メビウスは先輩である昭和ウルトラマンから身をもって教わるのだ。

 昭和ウルトラマンが親なら、メビウスはその子どもで、正にこの映画を見る親子が楽しめるよう、二重に工夫して作られている。正に「こんなウルトラマン映画が見たかった!」である。CG的にも映画「ULTRAMAN」で素晴らしいスカイアクションを見せてくれた板野一郎氏がここでも素晴らしい仕事をしていて、ややCG臭がきつすぎるものの、ウルトラマンたちと巨大な怪獣の攻防戦は見応えがある。

 昭和のウルトラマン俳優たちも、皆さん還暦を過ぎているということだが、俳優として重ねた年輪が上手に役柄と重なっていて、あのヒーローたちが成長するとこうなるんだ、という妙な説得力を与えてくれる。とくに自分たちを犠牲にしてもメビウスを助けようと主張する正義感の強い北斗星司、それに同調し、ハヤタとダンを説得する郷秀樹の姿などは、当時のキャラクターをきちんと喚起させてくれる。これはウルトラマニアの長谷川、小中両氏だからこそで、作り手のシリーズへの「愛」を感じた。

 ストーリー的には難を言えばいろいろあるので星は3つにするが、エンドロールのオールスターパーティーは感涙物であった。こうなれば、篠田三郎氏にもご登場いただき、真夏竜氏、長谷川初範氏も入れて、昭和ウルトラマンオールスター勢ぞろいの映画をぜひ見たいものである。
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『出口』間もなく公開!!  ガンバレ!「出口のない海」

 先日、映画「出口のない海」の特別先行上映会が、山口県下松市のMOVIX周南で開かれ、満席の盛況ぶりでした。

 エンドロールの前と、エンドロールが終わったときの2度、拍手が起こり、場内はすすり泣きの声があふれるなど、本当に大好評でした。上映会には佐々部監督、伊崎充則さんも駆けつけて下さり、舞台あいさつもありました。

 同じ日には下関で1000人上映会もあり、こちらも満席の大好評だったそうです。15日まではザ・モール周南で「出口のない海」パネル展も開かれ、連日たくさんの人が訪れています。

 さあ、いよいよ16日の公開まであとわずかです。山口はもちろんですが、全国大ヒットとなるよう、皆様、ぜひ初日には劇場に行きましょう!!!本当に素晴らしい作品です!!!
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バックダンサーズ!  新作レビュー

見た日/9月某日 ★★★

 この手の映画って、日本映画では基本的に昭和30年代に井上梅次監督が「嵐を呼ぶ男」でパターンを作って以来、若者の姿形、風俗が変わっているだけで、基本的には変わってない、永遠のオーソドックスパターンではある。

 ということは、物語はもう見る前から分かっているのだ…。

 だからこそ、こういう映画はキャラクターの強さ、演じる俳優さんの魅力にものすごい比重がかかってくる。そういう意味では、4人のダンサーを演じた女優さんたちは一定の魅力を放っているし、ダンスシーンも彼女たちの頑張りがしっかり伝わる。

 …それにしては、脚本に矛盾が多く、物語の展開も弱い。他のキャラクターは(とくにレコード会社の部長と課長)デフォルメしすぎで、テレビ出身の監督に多い、「こんな人物は現実にいないわな」キャラクターのオンパレードだ。

 主人公たちのダンスに賭ける情熱や理由も説得力に欠けるし、物語にはなかなか乗れない。でも、2時間見せるのは、hiro、ソニンを中心とした女優さんたちに魅力があるから。キャラクターの弱さを、彼女たちの地の魅力がカバーした、という感じがする。でも、これって映画としては誉め言葉ではないかも…。

 ラストのダンスライブも、悲しいかな、主人公たちのダンスより、脇の多分本物のダンサーたちの方が魅力的で上手なのだが、音楽シーン、ダンスシーンの躍動感で許してあげよう、という気にはなる。

 ソニンが素晴らしかったのと、陣内孝則が往年のロッカーズを思わせる役柄で出ているのが印象的だった。本当は★2つというところだが、ソニンちゃんに免じて★1つ追加。
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X−MEN ファイナル・ディシジョン  新作レビュー

見た日/9月某日 ★★★

 X−MENシリーズもこれが最終章…なのかどうか分からないが、一応の決着が着く、ということなので、1も2も結構好きなおたっきーは、早速、劇場へ…。
 
 ミュータントを普通の人間に戻す新薬が開発され、ミュータントたちの間では議論が沸騰。そんな中、悪のミュータントたちを率いるマグニートーは新薬撲滅を企て、ミュータント軍団を結成。前作で力を使い果たし、非業の最期を遂げたジーンは復活するものの、壮絶なパワーに心を奪われ、身をマグニートーに寄せる。X−MENたちは、マグニートーの陰謀を阻止できるのか!?

 前作まで描かれていた、人間とミュータントの確執、異端ゆえの悩みや苦しみは、はっきり言って薄まっていて、X−MENたちのアクションが中心になっている。それは決して悪くないし、娯楽アクションとして及第点以上なのだが、ミュータントを通してアメリカ社会のひずみのようなものを描いてきたシリーズの「色」が変わったのは、監督交代ではっきりしていて、シリーズの持ち味だった深みがなくなったのは、惜しい。

 復活したジーンの描写もちょっぴり中途半端だし、パート1から楽しみにしていた主人公の出生の秘密はちっとも明かされないし、エンドロールのあとにある秘密のシーンも、驚いたけど「まだ続きがあるのね」と思っちゃったし…。何だか残念である。

 ブレット・ラトナー監督は娯楽映画を撮る才能はあると思うし、この作品もなかなかなのだが、やはりシリーズの統一性を考えると、「スーパーマンリターンズ」で降板したから仕方なかったのかもしれないが、1と2と同様、ブライアン・シンガー監督に続投してほしかった。

 それにしても、オスカー女優になってもなお、ストームを可愛らしく演じるハル・ベリーがいい。性格女優になっても、「ポリス・ストーリー」シリーズに出続けた、マギー・チャンを彷彿とさせ、とってもいさぎよい(なんちゅう例えや!!)。
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ブルークリスマス  名作・傑作を語ろう!

 岡本喜八監督というと、「独立愚連隊」や「日本の一番長い日」など、傑作はいくつもあります。この映画は岡本作品としては世評的には決して高くない作品ですが、この映画も「野獣死すべし」と同様、高校生のときに観た、忘れられない映画です。

 当時、僕はSF小説に凝っていて、映画もSF物が大好きでしたが、派手なスペースオペラよりは身近な社会にSF的な驚異がある、というような設定の小説が大好きで、この作品は正に当時の僕のSFマインドをくすぐり、満足させてくれた作品です。

 ある日、日本各地にUFOが出現し、それを見た人間の血は青くなってしまう。宇宙人の驚異を感じた政府は、青い血の人間の粛清を始める…。

 青い血云々はともかくとして、異端を政府が巧妙に排除する、という描写が現実的で、SFを借りて政治支配の恐怖を描いたポリティカルサスペンスとしても1級品になっています。岡本監督が一貫して描いてきた権力への懐疑心がこの映画でも明快に語られます。

 劇中、大滝秀治扮する政府の高官が、青い血の粛清に反対し、デモ行進する学生たちを見て「若者たちは何も政府が発信してないのに敏感にこちら側の動きを察知する」というようなセリフを言うシーンがあって、公開時、ここに唸った覚えがあります。

 いい、悪いは別として、政治や世の中の動きに若者は自然と察知し、敏感である…。当時、「俺はこれでいいのか」と思ったのですが、今やそんな敏感さを、若者は失ってしまったというか、放棄してしまったような感さえある現在、この映画も隔世の感があります。

 物語の大筋は粛清する側の自衛隊員の勝野洋と、青い血になってしまった恋人の竹下景子との悲恋なのですが、仲代達矢の演技もなかなか鮮烈で、できれば現代にもう一度見たい作品です。
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野獣死すべし  名作・傑作を語ろう!

 この映画を映画館で観たのは、高校2年生のとき。僕たちにとって「松田優作」とは、正に郷土の誇りであり、リアルタイムのヒーローでした。

 とくに映画仲間で親友のT君とはともに優作さんに入れ込んでいて、いつも2人で優作さんの映画の話で盛り上がっていました。

 よく覚えているのは、確かその日は雨が降っていて、2人で急いで自転車を漕いで映画館に入ると、もう映画は始まっていました。ブルーを基調としたちょっと荒い画面に、外と同じように映画の中も雨が降っていて、優作さん扮する伊達邦彦が、拳銃を奪うシーンが展開されていました。その場面の鮮烈さに、2人ともイスに座るのも忘れて、釘付けになってしまいました。

 この映画は、優作さんが今までのハードボイルドのイメージを変えようと、原作の「伊達邦彦」から大きくキャラクターを逸脱。ベトナムで地獄を見た戦場カメラマンが、何かに憑かれたように犯罪を犯して行く、という物語になっていました。

原作者は激怒したらしいですが、原作小説とは全く雰囲気が違います。僕らも原作を読み、てっきり「蘇える金狼」や遊戯シリーズで見せてくれた、カッチョイイ、タフな優作さんが見れる!と思って劇場に行ったので、それは意外でうれしい裏切りでした。

 優作さんは10`近く減量し、抜歯もしたとか。正に狂気の「伊達邦彦」になり切っていて、その病的な狂気に、究極のカッコ良さを感じ、本当に痺れて映画が終わったあとは2人とも立ち上がれないほど。10代で感性も若かったのか、ああいう『映画体験』はあれが最初でした。

 それからかなりあとの「家族ゲーム」や「それから」、久々のアクションでこれもまたうれしい裏切りをしてくれた「ア・ホーマンス」も大好きですが、この作品も忘れられない優作映画の1本になっています。
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殺人の追憶  名作・傑作を語ろう!

 下関のタウン情報サイト、ナビタウンのおすすめシネマで、佐々部監督も絶賛していた作品がこれ!

http://www.navitown.com/weekly/cinema/index.html

 新作「グエムル〜漢江の怪物」が評判の、ポン・ジュノ監督の前作だが、これが見終わったあと、久し振りにガツンと来る犯罪映画なのだ。

 今村昌平監督の「復讐するは我にあり」や野村芳太郎監督の「砂の器」などを思わせるが、やっぱりジュノ監督は今村監督の熱狂的ファンで、日本映画ファンらしい。

 韓国の郊外で、若い女性を狙った連続猟奇殺人事件が発生。時は80年代の軍事政権下で、思うように捜査ができず、刑事たちはイライラするが、やがて有力容疑者が逮捕されて…。

 ちょっぴりくたびれていて、少々強引だが犯人逮捕に執念を燃やすソン・ガンホの存在感がいい。容疑者たちも実に個性的。なかなか事件が進まない焦燥感や、地味ながら意外な展開を見せる物語など、丁寧な演出で観る側をぐいぐい引っ張って行く。ラストの印象的なカットも、何とも言えない余韻を残す。

 日本映画がギラギラしていたころの本格社会派ミステリ映画の後継者が韓国にいた、というのも驚きだが、ジュノ監督はまだ30代前半というから驚く。

 「グエムル〜」は近くのシネコンではかかってなくて、隣りの隣りのまちまで行かないとやってないが、ぜひ、近く見に行きたいと思っている。こんな作品を撮った監督が、どんな怪獣映画を撮ったのか?実に興味深い。
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佐々部映画の『歌』  佐々部監督の世界

 佐々部監督作品の魅力に、「歌」があります。

 佐々部監督は大の歌謡曲ファンで、監督の映画には必ずと言っていいほど、歌謡曲、流行歌が出てきます。

 例えば「チルソクの夏」では主題歌の「なごり雪」をはじめ、「横須賀ストーリー」「カルメン77」「あんたのバラード」など、あの時代の歌謡曲が満載です。山本譲二さんがギターをつまびいて歌う「雨に咲く花」も哀愁があって忘れられません。

 「カーテンコール」では「いつでも夢を」が映画全体の重要なモチーフですし、「四日間の奇蹟」では、クラシック音楽家の話なのに、なぜか「瀬戸の花嫁」がでてきます。「半落ち」も例外ではなく、奥貫薫さんの歌声が、一服の清涼剤になっています。

 そして、今度の「出口のない海」でも「ああ紅の血は燃ゆる」「誰か故郷を思わざる」という2曲が映画の中で歌われ、物語の中でも重要な要素を占めています。

 歌というものはいつの時代も人に勇気を与えるものですが、「歌」という手法でスクリーンを盛り上げ、1つの味付けをするのも、佐々部映画の魅力の1つでしょう。

 「出口のない海」で、歌がどんな効果をあげているか、ぜひ皆さんの目で確かめてみてください。「夕凪の街 桜の国」でも、歌は出てくるのでしょうか?楽しみです。
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悲しい出来事…  映画つれづれ

 徳山高専で悲しい事件が発生してしまいました…。

 テレビなどでも「映画『ロボコン』の舞台になった…」と表現されると、とっても辛い気持ちになります。

 「ロボコン」は、僕が初めて「映画」に携わることができた、忘れられない作品です。

 地元の周南市が舞台ということで、市民応援団「それゆけ!『ロボコン』周南応援隊」を結成し、事務局を担当させていただき、全国の映画館で配った「『ロボコン』新聞」発行や大阪の劇場来場者を対象にした周南の特産品プレゼントキャンペーンの企画、長澤まさみさんを迎えてのキャンペーン展開、地元ケーブルテレビでの特別番組製作など、忘れられない経験をさせていただきました。

 思えば、この活動がきっかけとなり、「チルソクの夏」「ほたるの星」と地元映画宣伝のお手伝いにつながり、今がある訳です。佐々部監督の諸作品にのめり込んだのも、もとはと言えば、この「ロボコン」の活動が原点です。

 それだけに、今回の事件は心が痛みます。事件が発生した日、当時お世話になった東宝宣伝部の方から久し振りに電話がかかってきました。「ちょうど『ラフ』のキャンペーンで、長澤さんが『私の原点は“ロボコン”です』と言われるので、どうしてるのかな、と思っていたんですよ…。そしたらこの事件でビックリしました」とのこと。

 長澤さんはあらゆる雑誌で「『ロボコン』が原点」「『ロボコン』で演技すること、映画の素晴らしさを知った」と発言されているので、今回、長澤さんにも心配をかけたんだなあ、と思うと、いたたまれない思いです。

 でも、映画「ロボコン」の輝きが失われる訳ではありません。事件の結末も悲しいものでしたし、学生たちへのケアなど、信頼回復に向けた学校の取り組みもこれから大変とは思いますが、逆に映画の存在を励みにして、徳山高専には頑張ってほしいと思います。
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