緊急告知です!!!  映画つれづれ

緊急告知です!!

な、な、何と、「シネKING」初の、公開収録が決まってしまいました!!

日時は、あす8/10午後一時半から、会場は、下松市のザ・モール周南1階「海の広場」です!!

8/10は、「バイオの日」ということで、9/10公開の映画「バイオハザードWアフターライフ」の公開を記念し、そのキャンペーンの意味も合わせて開催します!

詳しくは(実はそんなに詳しくないけど)番組公式HPで↓

http://www.yab.co.jp/king/

当日は、公開収録のほかに、yabグッズや「バイオハザードW」鑑賞券などが当たるクイズ大会などのイベントも実施!「バイオハザード」シリーズのヒロイン、アリスに扮したyabのマドンナ、八木ひとみアナウンサーも登場!!

うおおおおお!女子アナに萌えよ!マニィ大橋!

でも、公式HPの、

「マニィ大橋を生で見るチャンスです。想像以上の暑苦しさを、ぜひご体感ください。
『バイオハザードW』のPRで、yab八木アナウンサーも登場します。抽選会や写真撮影会も実施予定です。皆さん、遊びにきてね!」

てどうよ。想像以上の暑苦しさって・・・・!!??

まあ、僕を生で見ても誰も嬉しくないでしょうし、僕との写真撮影会は誰も喜ばないとは思いますが、八木アナのアリス姿は必見ということで、たくさんのご来場を、お待ちしております!!
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真夏に感じる2本の映画  映画つれづれ

きょうは長崎に、原爆が落とされた日です。

戦争や、原爆に関する映画はたくさんありますし、名作や傑作も多いですが、僕にとって、本当に大切にし、心の奥に深くとどめている映画、それは・・・

佐々部清監督の「夕凪の街 桜の国」と「出口のない海」です。

「出口のない海」は、僕が会社をやめた、きっかけとなった映画です。

「チルソクの夏」で「映画の応援」に目覚め、佐々部監督を応援し始めて2年とちょっと経ったころ、人間魚雷「回天」を題材にした映画を佐々部監督が撮る、と聞いて、何か運命的なものを感じました。

30歳になったばかりのころ、いろいろあって、僕は、2年ほど、ホームレス的生活を余儀なくされました。

昼間は新聞社で仕事をしながら、週4日、ホテルで皿洗いとフロントのアルバイトをしていました。新聞社の社長は「勤務時間以外のことは何をしようと俺の知ったこっちゃない」と黙認してくれました。

残りの3日は、会社の配送用倉庫に住み着き、そこでゴザを敷いて寝泊りしていました。給与は裁判所に差し押さえられていましたので、わずかなアルバイト代で何とかしのいでいました。

そんなとき、辛くて辛くてたまらなくなると、休日、フェリー代を工面し、僕は徳山湾沖にある大津島に出かけていました。

そこにある、「回天記念館」には、出撃して海に散った回天乗組員たちの顔写真が、ズラリと並んでいます。不思議なのですが、そのお顔お顔をじっくり拝見すると、僕の気持ちは落ち着き、「たとえ辛くても、明日に希望を託し、きょうを耐えて頑張ろう」と思えるのでした。

お陰で、2年半かかりましたが、何とか苦境を乗り越え、そのあとは結婚もできて、今の平穏な暮らしを手にすることができました。実は、そんな想いもあったので、妻へのプロポーズも、デートへ向かう回天記念館へ行く船の中でした。

そんな想いがあったので、映画の恩人である佐々部監督が「出口のない海」を監督されると聞き、運命的なものを感じた僕は、「少しでもお役に立ちたい!」と勝手に色々とお手伝いを始めました。

正直、仕事に影響が出るほどやっていたので、あるとき、社長に呼ばれました。「映画に対するお前の気持はわかる。でも、仕事に影響するのはまずい。映画か、仕事か、どっちか選択しろ」と言われたので、迷いなく「映画を選びます。長い間、お世話になりました」と会社を辞めてしまいました。

「『出口のない海』を手伝いたいので、会社をやめました」と言うと、佐々部監督はずいぶんと驚かれ、心配してくださいました。そして、色々とご配慮を頂きました。本当に申し訳なかったのですが、そのお陰で独立し、今は映画のことで色々な活動ができ、仕事にできていることに、心から感謝をしています。

さて、そんな思い出と想いが深い「出口のない海」ですが、この映画の優れた点のひとつは「敵」の姿を描いてない点にあると思います。

「回天」は特攻兵器ですが、実は非常に難しい訓練が必要で、訓練中の死亡事故もたびたび起きていました。成功率もそんなに高くなく、言わばとっても非効率的な特攻兵器だった訳です。

だからこそ、「悲劇」だった訳です。多くの若者たちが、こんな非効率的で非効果的な作戦に、なぜ命をかけ、散らさなければならなかったのか。

守るべきものは、国なのか、それとも愛する人なのか−−そして、何のために「回天」に乗るのか−−この映画の主人公が出した結論は、不条理な作戦に命を賭けるためには、どうしても必要な「結論」だったと思います。

この映画の主人公は、ある意味、無様です。何度も、特攻作戦に失敗します。ラストの展開も、同時期に公開された「男たちの大和」のような戦争映画のカタルシスは、まったくありません。

この映画は、「回天」作戦に身を投じた若者たちの群像劇であり、その想いを描くのに「敵」の姿や、壮絶な戦闘シーンを描くことは必要なかったのだと思います。「敵の姿を見たことはあるか?」という印象的なセリフが2度出てきますが、その意味も深いものがあります。

昨年、周南映画祭でこの映画を久しぶりにスクリーンで観ました。最近の日本映画はやたらシュチュエーションまでセリフですべてを説明してしまうものが多いのですが、この作品は、説明過多ではありません。

僕の周りにも「物足りない」とか「分からない」という人もいました。でも、改めて鑑賞して思ったのは、ひとつひとつのシーンやセリフに、作り手の「伝えたい」という思いがあふれている、ということです。とくにこの映画は、観る側が気持ちを持って鑑賞すれば、とっても分かりやすく、様々な想いがあふれる作りになっています。

最近、とくに近年、作り手が発信する電波に対して、受け手のアンテナが鈍い、という感じがします。だからこそ、説明過多な作品が多いのでしょう。でも、だからと言って、そんな説明ばかりの作品を作っていては、余計、受け手のアンテナは鈍くなる、と思うのは私だけでしょうか。

この映画のラスト近く。静かな並木の表情に、僕は自分の苦境を支えてくれた、回天列士たちの肖像を思い浮かべました。

「夕凪の街 桜の国」ですが、間違いなく、日本映画史に残る傑作です。

原作のコミックも緻密な構成を持った傑作ですが、映画はそれ以上の構成力を持って、私たちに原爆の悲劇を通して「家族」や「生き抜くことの大切さ」を訴えかけてきます。

公開当時、麻生久美子さんの演技が評判になりました。

確かに、前半、原爆症によって命を落とす皆実を描いた「夕凪の街」のパートは素晴らしいのですが、僕は、皆実の血を引く、田中麗奈さん演じる七波を描いた現代の「桜の国」のパートがより素晴らしいからこそ、この作品は傑作になりえた、と思っています。

原爆という、人間の遺伝子を破壊する兵器を持ってしても、人間と人間の、家族の「生命の繋がり」を破壊することはできない。

その「生命の繋がり」を、この映画は、原作をよりアレンジしながら、俳優さんたちのリアルな感情による演技によって、強く、強く感じさせてくれます。「桜の国」で挿入される皆実のシーンと、それに続く七波の表情に、僕は心を、魂を揺さぶられました。

2本の映画を未見の方、是非、DVDでもいいのでご覧ください。そして、大切な何かを感じて頂けたら、と思います。



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必死剣鳥刺し  新作レビュー

★★★★★

いやあ・・・。
平山秀幸監督、やってくれました。
同じ原作者の「たそがれ清兵衛」に匹敵する、傑作だと思う。

「たそがれ」は、武士道の厳しさに「情」の部分が加味された傑作だが、この作品は物語が少々ストイックすぎるものの、僕はそこが大好きで、前半から中盤にかけて、主人公が段々厳しい様に追いやられるところがよかった。

脚本の構成から各シーンの俳優さんの演技、秘術に至るまで、かなり緻密に計算したうえで丁寧に演出し、作りこんでいることが伝わる。

最初に主人公が藩主の側室を城内で殺害するのだが、それがまったくのおとがめなしで、自宅での幽閉という裁きという展開。ここで、側室役の関めぐみさんに注目。テレビなどできれいな人だとは思っていたが、このキャスティングは意外だった。

それから、映画は過去にさかのぼり、側室の藩政への介入が明らかとなり、主人公の生きざまが語られていく。

ここで、登場人物たちの様がじっくり語られてはいくが、主人公がなぜ、側室を殺害したのか、その動機は、あえてはっきりとは描いてない。

観客に想像させるのびしろを与えながら、静かに物語が進行し、評判のすさまじい殺陣に結び付く構成がいい。

殺陣のシーンは短いが、かなり計算されていて、リアルで楽しめる。僕は「痛み」を感じられる映画は傑作、というのが持論だが、何よりこの映画の殺陣は「痛み」が感じられた。

職人たちが懸命に創り上げた日本映画の醍醐味が味わえる、という点では、過日の「孤高のメス」とも相通じる。

気がつけば、両方とも東映の製作・配給だ。東映さん、テレビ局にご機嫌を取ることをスッパリやめて、大人のための映画づくりにシフトしたように思えるが、この姿勢はまったくもって正しい、と思う。

豊川悦司氏、今年は「今度は愛妻家」に続いての頑張り。最近いいなあ、と思っているが、映画で輝いているからこそ、テレビの電話会社での軽いノリの演技はどうかなあ・・・と個人的に思ってしまうのでした。
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