第2回周南映画祭開幕!  映画つれづれ

いよいよ、本日(26日)から3日間、山口県周南市のテアトル徳山、テアトル徳山T、シネマ・ヌーヴェルにて、「第2回周南映画祭〜絆〜」が開幕します。

詳しくは、公式HPへ。↓

http://shunan.eiga.gr.jp/2010/

今年は、昨年とはまた違い、「映画」の可能性を広げ、「映画」での活性化を進めようと、映画上映やゲストのトークショーに加え、夏休みに子供たちが製作した周南ジュニア・シネマ塾の映画作品発表や、プレイベントとして全国から公募した映像作品の上映などに取り組みました。

僕は、今年も、トークショーの司会を中心に務めさせて頂きます。
まずは本日、「容疑者Xの献身」終了後、脚本家・福田靖さんのトークショーです!

トークショーは午後8時からですので、是非皆さん、お越しください!「容疑者Xの献身」の話だけでなく、「龍馬伝」と意外な映画との結びつきなど、興味深いお話を伺いたいと思っています!

そしてあす(27日)は、午前10時から菅原浩志監督トークショー&シネマ塾発表会。
子供たちの映画は、一般の方が鑑賞されても、きっと斬新で面白いと思います。

続いて「早咲きの花」上映。菅原監督の舞台挨拶もあります!

「天国はまだ遠く」上映後、午後3時からは長澤雅彦監督のトークショーです。こちらは福井恭子さんの司会。僕の母校でもある徳山大学教授の長澤監督、ゲストなのに、今回の映画祭では、実行委員会のメンバーとして、学生さんと一緒に汗を流して頂きました。

長澤監督のトークショーでは、「天国はまだ遠く」にちなんで、ちょっとしたサプライズもある?かもです。お楽しみに。

そして27日は、「Aサインデイズ」「ア・ホーマンス」上映後、石橋凌さんが登場します。昨年もお招きした松田優作さんを撮り続けた写真家、渡邉俊夫さんをお招きし、凌さんの「映画」について語って頂きます!必見!です。

28日は、山本薩夫監督生誕100年を記念し、「皇帝のいない八月」を上映します。上映後、午後8時から山本組の助監督を長年務められた後藤俊夫監督をお招きしてのトークショーです。山本監督の秘話が聞けます。こちらも必見!必聴!です。

上映作品もいいものばかりです。この3日間は、周南映画祭でお過ごしください。当日券もまだまだあります!

熱い3日間、僕も楽しみながら、頑張ります!!

…で、実は、この記事は出張先の千葉県木更津市で書いています。講演のお仕事です。午前中に終えて、飛行機で帰ります。福田さんのトークショーの司会なので、這ってでも帰ります!!周南で逢いましょう!
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SP 野望編  新作レビュー

★★★

面白い。

ただし、テレビシリーズを観てない人は置いてけぼり感あり、かも。堤真一氏扮する上司の“野望”が唐突に感じてしまう。

ただし、ストーリー展開より、アクション重視の物語は見応えがある。中盤の“野望”をグダグダと話す辺りはちょっと湿るものの、後半の肉弾戦は迫力がある。

スタッフ、キャストがハリウッドアクションを凌駕しようと長年準備をしてきた、という成果は出ていると思う。

ストーリー展開としては、後編の「革命編」に期待しましょう。

あと、真木ようこ氏はいい!

「SP 野望編・革命編」公式サイト↓
http://sp-movie.com/index.html
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武士道シックスティーン  新作レビュー

★★★★★

少年少女の「揺れ」を描かせたら、古厩智之監督は日本一だと僕は思っているが、もしかしたら「世界一」ではないか、とこの「武士道シックスティーン」を観て思った。

幼少期から剣道に打ち込み、“勝つ”ことにこだわる中学生女子剣道チャンピオンが、ある試合で負けてしまう。そのチャンピオンはわざわざその負けた相手がいる中高一貫の高校に進学し、剣道部に入るが、その“相手”はお気楽に剣道をしているフツーの少女だった…。

剣道が全ての少女が、普通の少女から、何かを学んでいく。
普通の少女が、剣道が全ての少女から、何かを学んでいく。

少女2人が、「剣道」という“武道”を通し、お互いに足りないところを補完しあいながら成長していく様を、成海璃子、北乃きい、という今を代表するティーン女優を得て、鮮やかに描いている。

勝つことに何の意味があるのか?そもそも、多感な青春時代に“戦う”ことに何の意義があるのか?この映画は、中学や高校における部活動の意味合いや、思春期に訪れる悩み、苦しみを、日本人が大切にしてきた“武道”の意義にまで踏み込んで描いている。

古いようで、新しいタイプの青春映画である。

古厩監督は、これまでも劇的な変化はなくとも「一歩成長する」少年少女たちを描いてきた。そして、「ロボコン」「奈緒子」「ホームレス中学生」など、どの作品も秀逸なのは、子どもたちを描きながら、その子どもたちが背負う背景や起因として「大人たち」をもさり気なく描いてきたこと。この映画も、ヒロインたちの親たちの描き方があってこそ、2人の悩みに深さがにじみ出る。

成海璃子の「イヤー!」という奇声、「お前!」という男言葉、アグラ座り…こういう細かい演出が、のちのヒロインの悩む姿、成長する姿に上手く繋がっている。

「武士道シックスティーン」公式サイト↓
http://bushido16-movie.com/

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桜田門外ノ変  新作レビュー

★★★
堂々とした歴史大作。

聞けば、水戸の人たちが企画し、それに映画人たちが応えて実現したのだという。「男たちの大和/YAMATO」以来の監督作という佐藤純彌監督の手堅い手腕も光る。

前半で大老暗殺、という最大の見せ場を先に見せておいて、そこから事件に至るまでの経緯、事件後の顛末をじっくり描く、という手法がいい。

とくに事件後に追い詰められていく志士たちの心情は、前半で事件の概要や背景をしっかり語っているので、観る側にジワジワと迫ってくるものがある。

僕は、サスペンスを前面に出してテンポよく進みながら、重要なシーンではしっかり長回しで見せる手法に、同じ佐藤監督の「新幹線大爆破」を思い出した。衝撃作「陸軍残虐物語」から「新幹線大爆破」「人間の証明」などなど、今も第一線で活躍されて佐藤監督は凄い、と思う。

僕は長州の人間なので、どうしても幕末というと、吉田松陰、高杉晋作を初めとする長州藩士たちの活躍に関心があるが、この映画は、攘夷や倒幕のきっかけになった事件を扱っていて、知らないことも多く、興味深いものがあった。

ただし、ナレーションが多く、歴史の教科書を見ているようなところもあって、ちょっぴり説明的な部分を感じたのは僕だけだろうか。

あと、主人公をかくまう庄屋役の本田博太郎氏は、「君が踊る、夏」に続き、やっぱりここでも“怪演”でした。本田氏が登場すると、そこだけ空気感が違うから凄い。

「桜田門外ノ変」公式サイト↓
http://www.sakuradamon.com/

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BECK  新作レビュー

★★★

バンド映画に駄作なし、が僕の持論だが、この作品も、よくできた“バンド映画”だった。

バンドを題材にすると、仲間同士の葛藤や結束を、“音楽”に乗せて描くことができる。人間ドラマも描きやすい。だから、バンド映画にはいいものが多いのだと思う。

バンド映画の秀作で、僕が好きなのは、外国映画だと「ザ・コミットメンツ」「すべてをあなたに」だろうか。ちょっと毛色は違うが、ヒロインがロック歌手だった「ストリート・オブ・ファイヤー」も大好きだなあ。

日本映画だと「Aサインデイズ」「青春デンデケデケデケ」「ロックよ、静かに流れよ」かな。ちなみに、「Aサインデイズ」は「第2回周南映画祭〜絆〜」で上映します!!

どの作品も、仲間同士の“葛藤”がポイントになっている。それはこの作品も同様だ。

葛藤で離れ離れになったメンバーたちが、“音楽”の名の元に再び結集し、また“音楽”を通して心を通じ合う。これがバンド映画の醍醐味だろう。

この映画では、佐藤健氏扮する主人公の高校生が、天才的ギタリストと知り合い、ロックの魅力に引き込まれ、やがてバンドに加入し、ギターを覚え、ボーカルとして天才的な才能を発揮。大きなロックフェスで人気を博すまで成長していく姿を描く。

ギタリストのギターにまつわるアメリカのバンドや興行師をめぐるエピソードがちょっとリアリティに欠けるものの、主人公のコユキを巡るエピソードが丁寧で、スクリーンの前で僕たちもバンド「BECK」のファンになってしまう。

ただし、ネタバレになるので詳しくは書かないが、この映画では、肝心の“音楽”のところで、ある「演出」がされている。これは、堤幸彦監督の意図的な演出なのだろう。原作者の希望、という情報もネット上で見たが、この「演出」によって、観客は様々な「想像」ができるよう「仕掛け」がされている。

いろいろ意見はあろうが、個人的には、この「演出」は×である。やはり、この映画に登場する「楽曲」は、全ての物語の根本なのだ。その「根本」を、こういう演出で「見せる」のは、果たして正しいのだろうか。

「映画」は観客に想像させる、行間を読む、ということは大切だといつも僕はこのブログでも書いているが、そういうこととはちょっと違う、と思う。いろいろな意見があるだろうから、僕もまた考えてみたい。

「BECK」公式サイト↓
http://www.beck-movie.jp/

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バイオハザードW アフターライフ  新作レビュー

★★★

「シネKING」の企画で、この映画の特集をするに当たって、1作目から3作目まで、全てを鑑賞した。

正直、1作目が一番面白かった。ポール・W・S・アンダーソン監督はゾンビ映画を核としながら、過去の様々なSFアクション映画の要素を取り入れたのだろう。

ヒロインの「アリス」という名前や設定には、「不思議の国のアリス」へのオマージュも感じさせ、まるでおとぎ話のようなオープニングからグチョグチョベチョベチョのゾンビ映画へと進む展開も見事だった。

そのアンダーソン監督が1作目以来という監督を手がけたこのパート4は、このシリーズが持っている楽しさ、面白さをもう一度再検証し、ぶち込んだ、という感じがする。

東京・渋谷でとある有名女性歌手扮する女性が突如、ゾンビ化する衝撃のオープニングからラストまで、興味を持続させてくれる。

多数のゾンビが外にいる中で、タワーに取り残された人々が、どう脱出するのか?タワー内の鉄格子にとらわれた男は敵か味方か?離れた船から発信されるメッセージの意味は?その船までどうやってたどり着くのか?

こんなてんこ盛りのエピソードを、ヒロインたちはスピーディーにクリアしながら、テンポよく物語は進行していく。

「ダイ・ハード」や「遊星からの物体X」など、過去のあらゆる娯楽映画のエッセンスがここにも詰まっている。予算的にもこのシリーズは超ビックバジェットなのだろうが、全編に漂うB級感というか、「何でも面白いことはやってやろう」的な監督の遊び心が楽しい。

展開がちょっと想定内ではあるが、この手のSFアクションをずーっと楽しんできた僕としては、楽しめる一編だった。3Dもなかなか効果的。

「バイオハザードW アフターライフ」 公式サイト↓
http://bd-dvd.sonypictures.jp/biohazard4/site/

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哀悼・渡辺三雄さん  新作レビュー

今朝、佐々部清監督HPの「ほろ酔い日記」にて、照明技師・渡辺三雄さんの逝去を知りました…。↓

http://www.sasabe.net/hidiary/hidiary.cgi

驚くとともに、心から哀悼の意を捧げます。

「最も危険な遊戯」をはじめ、松田優作さんの諸作品で活躍されていた渡辺さん。

暗い、ギリギリの中での調光を成功させた「最も…」での伝説の照明は、そのエピソードを紹介した雑誌を読んで興奮し、DVDを見直してまたまた興奮しました。

お手伝いをさせて頂いた「出口のない海」の現場で初めてお目にかかりましたが、佐々部監督が「彼は、優作さんのフリークなんですよ」と紹介してくださった時、「渡辺さん…本物だ。光栄です…」と失礼極まりない、大興奮状態の僕に「そう…」と優しく微笑んでいただいたときの表情が忘れられません。

撮影現場を見学に行った「夕凪の街 桜の国」の現場では、金魚鉢を照らす光を決めるのに、何度も何度も指示を出されるところをたまたま拝見させて頂きました。妥協しないその姿勢に、驚きと仕事に賭ける凄みを感じました。

「チルソクの夏」「四日間の奇蹟」「出口のない海」「夕凪の街 桜の国」「日輪の遺産」と、佐々部組の常連でもあった渡辺さん。伝説の照明技師である渡辺さんを、ご無礼ながら身近に感じていただけに、本当にショックです。

「周南映画祭〜絆〜」では、昨年の「最も危険な遊戯」に引き続き、今年は松田優作さん監督作品「ア・ホーマンス」を上映します。もちろん、照明は渡辺三雄さんです。

周南映画祭では、毎年、松田優作さんの作品を上映したい!こだわりたい!と思っていますが、一度、渡辺さんを呼びたい!と思っていただけに、本当に残念です。

心から、哀悼の意を表します…。
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すみません!!!!  映画つれづれ

長い間、更新せずにすみません!!

コメントも頂きながら、返さずにいること、本当に申し訳ございません。

この間、僕にとっても、とっても大切な出来事イベントが展開されていきました。

僕が実行委員会の副委員長をさせて頂いている「第2回周南映画祭〜絆〜」も、いよいよ始動しました。

きょう(11/21)は昨日に引き続いて引き続いて、周南市のシネマ・ヌーヴェルで「第1回周南ショートフィルムフェスティバル」が開催されます。一般公募で集まった作品のうち、一次審査通過作品13本を上映します!

そして、来週はいよいよ、映画祭本番です。映画祭については、本番まで、必ず詳細をまたこのプログで紹介します!

またまたそして、この間に、映画もいくつか観ましたが、若松孝二監督「キャタピラー」の記者会見、舞台挨拶の司会をさせて頂きました。これも、僕にとっては大切な、また一生心に残るであろう、「映画体験」のひとつになりました。

僕が原稿が書いている「月刊まるごと周南」では、「周南の映画人」と題し、周南出身、またはゆかりの映画人の方々にインタビューさせて頂き、その記事を掲載することもできました。

僕の仕事や活動は、文章を書いたりテレビに出たり作ったり、または映画の素晴らしさを皆さんに知ってもらうなど、不特定多数の方々にご理解やご認知をいただくことなので、こういう「ブログ」はもっともっと活用すべきなのですが・・・。

ついつい、忙殺される日々の中で、このプログが犠牲になっていることに、毎日、心を痛めながら日々を送っています。それでも毎日、アクセスしてくださる方々がいることに、心から感謝、感謝です。

映画祭のこと、若松監督のこと、新作レビュー、必ず近く更新します。新作はいろいろ観ましたが、やっと拝見できた古厩智之監督「武士道シックスティーン」に興奮しました!これは傑作です!!
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