5連発ショートレビュー!  新作レビュー

昨年観た映画の5連発ショートレビューです。

マネーボール
★★★★
ブラッド・ピットかっけえ。FAなどで次々と有力選手が抜ける中、選手出身のGMが出塁率を重視する「マネーボール理論」で大リーグのアスレティックスを強くするお話。主人公が期待されてプロになりながら挫折した過去を描くことで、物語に深みを与えている。「野球とは人生そのものだ」とは長嶋茂雄氏の名言だが、野球に絡めて人生を描くとハリウッドは上手い。試合シーンはそれほど多くないがリアリティがある。

リアル・スティール
★★★
物語は予定調和のチャンピオンという感じで、おなじみモンタージュ技法大爆発の「いつものヤツ」。この種のハリウッド映画は何100本観ただろうかと思うけれど、戦うのが人間でなくロボット、というのがミソ。これは「プラレス三四郎」ではないか、とも思うが、この手のコンテンツの原産国である日本への敬意も描いている。「わかっちゃいるけど」ラストは燃える。ベタの王道をどこまで貫くのも、ここまで徹底的にやってくれると逆に嬉しい。

アジョシ
★★★★
ウォンビンの魅力に尽きる。彼の整った顔に、何とも言えない憂いが漂う。この一点で、この映画は単なるアクションに終わっていない。アクションに肉体の痛みを伴う描写があるのは昨今の韓国映画の特徴だが、それだけにリアルな感情移入ができる。最近の日本映画はアクションも甘いものが多いが、この映画が韓国で大ヒットした、という事実に驚く。韓国では、一般の観客がリアルな痛みを伴う映画を受け入れているのだ。

映画 怪物くん
★★
中村義洋監督というので、バラエティ感の中にも作家性があるのでは、と期待したのだが…。テンポが遅めに感じたのは僕だけ?架空のカレー国が舞台なら、もっとキッチュに、インド風味たっぷりではじけてもよかったのでは。ヒロインは可愛い。

RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ
★★★★
どこにでもいる、熟年を迎えた夫婦のすれ違いを描く。さまざまな障害を乗り越え、一時は修復不可能と思われた夫婦の絆の再生が、夫の職業である電車の運転士と絡み、「電車」を通して描かれている点が秀逸。人生もまた様々な駅で停車しながら進んで行く鉄道のようなものである。三浦友和氏は自然に中年男の頑固さや不器用さを演じている。娘役の小池栄子氏が印象に残る。

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