チルソク・・・  映画つれづれ

ちょっと前の6月末、山口大学で佐々部清監督の映画「チルソクの夏」上映&講演会があって、僕は急きょ、登壇して監督と一緒にトークをさせていただきました!

僕がしゃべるたび、会場から笑いが・・・。

「監督とのかけあいが、漫才みたいだった」と言われ、嬉しいけれど、ちょっと複雑。真剣にテーマの「地域と映画」について、語ったつもりだったのですが・・・。

それにしても、主催の山口大の学生さんたちの、純粋な一生懸命さに感動!ぎこちなさと緊張感の中に、何とも言えないさわやかさとピュアさがあって、監督も感動されていました!

学生さんたちは昨年の周南映画祭で監督と出会い、「佐々部監督を呼びたい!」という純粋な想いから自分たちで今回のイベントを企画、山口大が進める地域連携プログラム「おもしろプロジェクト」に応募して予算を獲得、苦労して今回のイベントを実現させたのでした。

佐々部監督は、一生懸命な人には、絶対に応える方で、これまでも小さな映画祭やイベントでも、そこに「映画」への愛と、一生懸命さがあれば、理屈抜きで出席されていましたから、ここでもそんな監督の配慮に感動しました。

久しぶりの「チルソク」には、やっぱり感激!僕はこの映画に出会い、佐々部監督の応援をするようになって、ついには会社をやめて、フリーになったのでした。僕は山口大がある山口市で生まれ育ったので、故郷でそのきっかけになった「映画」に再会できて、まるで初恋の人に出会ったようでした。

続く七夕の日に下関であった海峡映画祭での「チルソク」10周年の記念行事&上映は、仕事と体調不良のため、どうしても出席できず・・・。残念でしたが、来年はいよいよ公開から10周年を迎えるので、周南でも何かできないかなあ、と思っています!
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アメイジング・スパイダーマン  新作レビュー

★★★

家族でカラオケに行って、東映版「スパイダーマン」の主題歌「駆けろ!スパイダーマン」を歌って、90点の高得点を叩き出した。

東映版「スパイダーマン」だが、スパイダーマンはスパイダー星出身で、主人公はピーター・パーカーならぬ山城拓也。巨大ロボットレオパルドンが出てきたりして、オリジナルの雰囲気と設定は全くなし、の現在では珍品扱いだが、僕は東映ヒーローらしさ大爆発で大好きである。

で、「アメイジング・スパイダーマン」なのだが、サム・ライミ版三部作の記憶も新しい中で製作されたためか、「親と子」というテーマを設けることで、主人公の自分探しと、なぜ戦うのか?という点がより繊細に仕上がっていた。

今回、ピーターが「スパイダーマン」として活動する二つの事件、すなわち叔父さんを殺した犯人探しと、トカゲ人間との戦いは、自分の責任によって起きた事件を解決するための「責任」の範疇であり、彼は自分が原因で起きた事件を「責任」の自覚を持って全うすることで、やがて「市民を守る」という正義に目覚めていく。

今回の作品は、そこに両親の失踪事件を絡ませ、主人公の人間形成をより複雑にしながらも、前シリーズのテーマだった「大いなる力には、大いなる責任が伴う」が、違う語り口で語られていく。

ただしピーターが孤独だった前シリーズと違い、今回のピーターは早い段階から苦悩と秘密を恋人と分け会うので、そういう意味では孤独に悩むより、人間関係によって癒されていく、等身大の若者の姿も強調されている。

ドラマを深くした分だけ、アクションシーンはスパイダーマンの主観にするなど工夫して、思いっきりやっちゃってるのだが、ここの振り幅の大きさは、なかなか観る者を圧倒する。とくに後半、スパイダーマンが事件の中心地に駆けつける件は、胸が熱くなる。

個人的には、こちらも好きだが、改めてサム・ライミらしいケレン味あるアクションと、ピーターの戸惑いと優しさ、優柔不断さが物語にいい影響を与えていた前三部作は傑作だったと思う。とくに2。

ところで、東映版の主題歌「駆けろ!スパイダーマン」ですが、改めて歌うと、この歌詞、実にオリジナル「スパイダーマン」の世界、ピーターの心情を歌いあげているなあ、と感心する。

「♪君はなぜ 君はなぜ 戦いつづけるのか 命をかけて ひとすじに ひとすじに 無敵の男 スパイダーマン♪」

いい歌だ。
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