ダヴィンチコード  新作レビュー

見た日/6月某日 ★★

 うーむ…。ロン・ハワードは好きな監督さんだが…。原作本はハードカバー上巻の途中で挫折したので、原作云々は言えないが、多分、監督、脚本家も、原作にこだわり過ぎ、振り回されたのではないだろうか。

 推測だが、「亡国のイージス」で寺尾聡扮する艦長が、恐らく原作では詳細に描かれ、説得力があったはずであろうクーデターを起こす理由が映画ではさっぱり分からなかったのと同じく、この映画ではトム・ハンクスの学者も、ヒロインの「アメリ」の女性学者も、ナゾの暗殺者も、ジャン・レノの警部も、多分原作では人間像が深いはずなのに、この映画では物語を描くのが精一杯なのでキャラクターが中途半端になっちゃった。

 「絵画に隠された歴史のナゾを解く」物語なのだから、ナゾ解きの部分が弱いと、どうしようもない。活字で読めばワクワクするのだろうが、映画ではその辺りが早口での説明になってしまった。

 この映画で語られる歴史のナゾが、キリスト教圏に生きる人と我々東洋人とでは受けるインパクトも興味も違うから無理もないが、サスペンスとしても今ひとつ、という感じだった。

 ただ、後半のサスペンスの盛り上げ方とルーブル美術館やヨーロッパの風景など、ところどころ見応えはあり、ロン・ハワード監督も力量を見せる。

 そう言えば、僕の好きなロン・ハワード監督作品は何だろう?トップは「シンデレラマン」か「バックドラフト」、次に「アポロ13」かな。
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