TAKESHI,S  DVD・ビデオレビュー

見た日/5月某日 ★★

北野武監督の世界観は嫌いではない。

デビュー作「その男、凶暴につき」は衝撃的だったし、「あの夏いちばん静かな海」は大好きだし「ソナチネ」も好き。「HANABI」もよかった。でも、この映画はちょっと辛かった。

「難解」「斬新」という評価もあったが、感覚としては「3−4x10月」と「HANABI」の間を行くような、おなじみの北野監督の世界。暴力と笑い、微妙な間がストーリーとは言えない世界の中で散文詩のように散らばっている。

決して映画の間は退屈しないし、ハッとする部分もあるが、北野監督の感性が映画の中で一人歩きしているのか、見ているこちらの感情の波が動かない。ポルノでもSFでも、芸術系でも、ストーリーがあってもなくても、やはり映画は「人間」を描いてなんぼのものだろう。どんな映画でも、観客の感情が動かないと、やっぱり辛い。

ただ、岸本加世子と、松村・内山コンビの存在感は印象に残る。
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