もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら  新作レビュー

★★★

安易な企画物かと思いきや、なかなかどうして、日本製アイドル映画の王道を行く、見応えのある青春映画だった。

僕はAKB48がどっちを向いているかも知らないし、周南映画祭実行委員会を代表して審査員として出席した東京スポーツ映画大賞の授賞式で高橋みなみ氏を生で見ても別に興奮することはなく、その話をしたら小学5年の息子とその友達が異常に興奮してうらやましがられたぐらいだが、この映画は好きな「タナカヒロシのすべて」「うた魂♪」の田中誠監督ということで観に行った。決して、前田敦子氏を見に行ったのではないので、そこんとこヨロシク。(表現が古い)

「ドラッカー」の理論を高校野球で実践する、という発想がユニーク。それで美人マネージャーに引っ張られてみるみるうちに野球部が強くなるのだが、田中監督らしい、ユニークな掟破りの演出に、ホロリとする展開もあって、最後まで面白く見せてくれる。

残念なのは、個人的に「野球部の定義」は「感動を与えること」ではない、と思った点と、野球シーンの弱さなのだが、出演者たちの野球経験不足は、何とか演出でカバーしている。

でも、試合中、ケンカをしたり、仲間うちの葛藤があっても審判や相手チームがじっと待ってくれていたり、あと1球でゲームセット、というところでピッチャーが感動して泣き崩れ、チームメイトがそれに共感して泣く、ということはないので安心を。

それと、少し尺が長いかな。最近の映画はやたら2時間を超えるものが多いが、もう少しスピーディーな編集はできないものだろうか。もう少し締めると、もっと良くなったのでは、と思ってしまった。言うのは簡単なのだけれど。

あと、大泉洋氏がいい味出している。

…これでやっと、観たペースにレビューが追いつきました。フー。
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