探偵はBARにいる  新作レビュー

★★★★★

「探偵はBARにいる」 いい題名だ。

探偵に連絡するのに、携帯電話なんて不遜なのだ。
やっぱり、黒電話だ。

おお、ハードボイルド。

映画からは、工藤ちゃんの匂いがするぞ。
「最も危険な遊戯」の香りも漂う。
オンボロ車に乗るコンビの丁々発止は、「カリオストロの城」か。
札幌に炊かれるスモークは、「ブレードランナー」の如く、異空間を創り出す。

福澤勝広美術監督のセンスの良さが、随所に光る。
バーのセットやコースターのデザイン等等、この映画、職人さんたちがいい仕事をしている。

キネマ旬報の監督インタビューを読むと、やっぱりそんな作品群を意識していたとか。
いいぞ!橋本一監督。最後の(?)東映社員監督!!

△マークを背負って、こういう「東映」らしい映画を、どんどん作り続けてほしいな。

松田優作アニキにオマージュびんびんながら、その直系ドストライクの龍平氏を、主役ではなく、主人公の相棒にキャスティングするセンス。

龍平氏は映画俳優「松田龍平」として独自の凄さを持っているが、あえてこの企画で彼の持ち味を生かしながら、また新たな魅力を引き出しているところがニクイ。

ミステリアスな美女ヒロイン、小雪に生活感がないのも、東映ハードボイルドの伝統だ。西田敏行は最近出すぎだけど、この映画を締めている。

主役の大泉洋が、持ち味のユーモアセンスに、ちょっとダーティーな雰囲気も漂わせていて、いい。シリーズ化も決まったというから、きっと彼の当たり役になるだろう。

大泉さん、「シネキング」に出演していただいたな。ディレクターが「探偵にBARはいる」とタイトルを間違えたら、「バーはいねえよ、バーは」と突っ込んでいました。

とってもいい人で、ファンになったのでした。

3



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