アルゴ  新作レビュー

この映画、公開間もない昨年の秋、東京に出張したときに丸の内ピカデリーで観ました。

どうしても観たくて、わざわざ時間を調べて、仕事の合間に時間を作った観に行きました。

その後、アカデミー賞の作品賞を受賞して話題になって、拡大公開もされましたが、何と言っても、我らがテアトル徳山の通常営業最後の作品でもあり、昨年12月28日、最後の営業日の最終回で2度目を鑑賞。

僕にとって、苦楽を共にしてきたテアトル徳山の通常営業(あくまで通常営業の休館であり、決して閉館ではありません!自主上映会は今も盛んに行われています!)のラスト作品なので、個人的にも思い出深い作品となりました。

で、あれですねえ。東京ではデジタル上映で、テアトル徳山ではフィルム上映でしたが、質感の違いに少し驚きました。

デジタルを否定はしないし、時代の情勢で仕方ないけど、フィルムはフィルムの良さがある、と改めて思いました。とくに中東の猥雑さや映画で描かれた事件の混沌さは、フィルムだからこそ、の迫力があったような気がします。同じ作品なんだけれど、違う味わいを感じました。

まあこれは、のちのちブルーレイ買って家で観た時もまた「違うなあ」と感じましたが。このときも、やはり「映画」は「映画館」、と改めて思いました。

さて、ベン・アフレックです。

「パール・ハーバー」や「アルマゲドン」の時の、頭の悪そうなアンちゃん、という印象はもはや遠い過去ですな。もともと、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」で、マット・デイモンとあの優れた脚本を練って創り上げた才覚の持ち主。最近は監督として、才気あふれる活躍ぶりを見せています。

この映画、時代の空気感をリアルに見せる、という、この手の映画で最も大切だけど実は最も難しいことを見事にやってのけていることが凄い、と思います。

この時代のイランの街並み、雰囲気、そして、取り残された大使館員を救うためでっち上げたハリウッドのニセ映画「アルゴ」の雰囲気。全て、そこにただならないリアルな香りが漂うからこそ、奇抜な脱出劇に緊迫感が生まれます。

70年代から80年代初めにかけて、ハリウッドでは「スター・ウォーズ」の影響で様々なSF映画が企画され、作られました。映画内に登場する「アルゴ」の設定や物語、作中にも登場するイメージボードなどは、本当にそのころのハリウッド製B級SF映画の「いかにも」の匂いが漂っていて、当時、その手の映画に狂っていた僕としては、懐かしくも嬉しくなったのでした。

で、ベン・アフレック監督の巧みさは、脱出をめぐるサスペンスフルな演出にありますね。前半、きっかけになる事件をじっくり見せ、CIAの内部と現地の緊迫していく情勢を上手く交互させて見せながら、クライマックスは短いカットの積み重ねで、脱出が成功するかどうかを、チョーハラハラドギドキさせながら盛り上げていきます!

サイコーだぜ、ベイビーっベン・アフレック、いつの間にか立派になられて…て感じです。

「実はこうでした」という、歴史的裏話的な面白さはもちろんありますが、何よりサスペンスとしてよくできている、この一点につきる、と思います。

点数は90点。
3

最強のふたり  新作レビュー

「最強のふたり」を観たのは、昨年、配給のGAGAさんの計らいによる業務試写でした。

そのとき、GAGAの方から伺ったこと。

評判になりながらも、日本での配給先が決まらなかったのが、「この映画を日本で公開したい」という、ある若い女性社員の熱意で実現した、ということでした。

いい映画であっても、劇場公開されない、なんてことは悲しいけれどある。ルワンダの内戦を描いた傑作「ホテル・ルワンダ」なんて、配給先がなかなか決まらず、日本公開を求める署名運動が起きたものなあ。

さて、その女性社員がどうしても公開したかった、という理由が奮っています。それは「この映画を観ると、元気になるから」。

なるほど、確かに、元気になる映画です。

福祉や障がいをテーマにしながら、重い訳でもなく、感動を押しつけるようなあざとさもない。どちらかと言うと、コメディの分野になるかもしれない。だけど、フランス映画らしい品もあります。

お金欲しさに、下半身不随になった大富豪の白人の介護者に応募して、なぜか採用された黒人の若者の物語。周囲の人が大富豪に対して“気遣い”や“遠慮”をするのに対して、彼は正直にまっすぐに、向かっていきます。

下半身に感覚があるかどうか、熱湯をかけるシーンなんてもあってドキリとするけれど、障がいがあるとかないとは関係なく、常に本音で接し、貧富はあっても対等な人間同士であろうとする彼に、大富豪も次第に心を開いていくのです。

この2人のやりとりが軽妙で最高なのだけれど、富は得ても人の心を得ることに不器用な大富豪に、彼が恋のアドバイスをしていく辺りから、この2人は本当の「最強のふたり」になっていったような気がしました。

この映画のポイントは、フランスで実際にあるという、黒人社会の底辺さにあるのだと思います。格差や意識の壁が、歴然とそこにあって、その壁をこの「ふたり」が乗り越えるからこその痛快さであり、そこをサラリと、だけどきちんと描いているからこそ、「元気になれる」のだと思います。

大富豪は身体のハンデを抱えているけれど、実は介護する主人公も、様々な「ハンデ」を抱えて生きています。でも、実は人は、誰しもなにがしかの「ハンデ」を抱えて生きているもの。そんな「ハンデ」を抱えている人同士だからこそ、お互いの足りない部分を補助しあい、超えることができる。

結局、人は人にしか傷つかかないけれど、人にしか癒されないことを、この映画は教えてくれます。

ハリウッドでリメイクされるという噂もありますが、今のハリウッドではこの「味」は到底出せないと思うので、リメイク作は凡庸になるんじゃないの、と思ってます。

点数は90点!
2

いつもの言い訳です!  映画つれづれ

このプログ、映画レビューの力をつけようと始めて、もう8年目になります。

「シネキング」開始前、映画でのお仕事ができることを目指して、独立したときに始めたのだけれど、念願の映画番組を持たせてもらえるようになって、多忙にもなって、こちらの更新は滞るばかりです…。

訪れてくださる方も、多い時は1日70から100アクセスはあったのに、今はピーク時よりかなり少なくなってしまいました。それは、僕が更新しないからだと思います・・・それは、素直に反省しています。

それでも、このプログは、僕にとって、とっても大切な存在です。

番組では自分のこだわりを入れて喋ってはいますが、番組の性格上、ギャグも交え、楽しく紹介しようとしています。ですが、このプログは唯一、僕が「映画」と向き合い、その想いを書ける媒体なのです。

だから、今年はマメにレビューを更新しよう!と決意したのですが、またまた滞ってます。昨年観た映画もまだレビューを書いてない始末です。

まあ、じっくり行きます。

今年に入って観た主な映画は「96時間リベンジ」「渾身」「東京家族」「映画 鈴木先生」「ライフ・オブ・パイ」「つやのよる」「ストロベリーナイト」「ムーンライズ・キングダム」「ゼロ・ダークサーティ」「だいじょうぶ3組」「相棒シリーズXDAY」「遺体 明日への十日間」「フライト」「シュガーラッシュ」「映画クレヨンしんちゃん バカうま!B級グルメサバイバル」「家」「藁の楯」「探偵はBARにいる2」などです。

ちょっとメジャー寄りなのは、テアトル徳山が閉館したことに尽きます。アート系や単館系は、広島や福岡などになかなか行けないのでなかなか観られない!

昨年観たくてどうしても観られなかった待望の「かぞくのくに」は、ブルーレイを購入して鑑賞できましたが、映画は映画館で観るもので、ソフトは決して「映画」ではないので、映画館で観ると印象は違ったと思うので、やはり残念でした。ちょっと言い訳ですが。

ちょっと残念なのは、プライベートでの本数が激減し、お仕事絡みで観た映画が増えたことでしょうか。ゲストにインタビューする場合、どうしても観なければインタビューできませんから、どうしても事前に観ることになっていまいます。

公開前に試写などで観られることは喜ばしいことではありますが、基本、映画は映画館でお金を払って、いろいろな方々と一緒に楽しむ…これこそが、「映画を観る」醍醐味だなあ、と思います。

今年の前半で印象に残ったのは、「映画 鈴木先生」「ライフ・オブ・パイ」「ムーンライズ・キングダム」かな。娯楽性の中にも監督の個性やこだわりが光る作品はやっぱり面白い、です。

さて、昨年印象的だった「アルゴ」「最強のふたり」あたりから、ぼちぼちレビューを再開したいなあ、と思います。

先日、資料として集めているブルーレイ・DVDコレクションから、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」と「ショーシャンクの空に」を鑑賞しました。落ち込んでいる時、やっぱり「映画の力」を感じました。

ソフトは映画じゃない、と言いながらこれも矛盾していますが…一度、映画館で観たものは、ソフトで観ると確認作業になるので、それはソフトで初見するのとはまた違って…ああ、また僕言い訳していますね…洋画の楽しさは「日曜洋画劇場」や「水曜ロードショー」で覚えたくせに…まあ、何にしても、いいものはいい!、のです。やっぱり。

さてさて、今週、「リンカーン」と「舟を編む」は何としても観るぞ!
3

だいじょうぶ3組  新作レビュー

障がいを持った青年が先生として赴任してくることで、子どもたちがどう変化していくかを、丁寧に描いています。

障がいも個性であり、障がいを持つ人に対して配慮は必要ですが、それ以上に腫れ物に触られるように扱われたり、ある種特別視されると、かえって当事者は辛かったりします。

子どもたちと赤尾先生が出会うシーン。子どもたちが手足のない赤尾先生に純粋に興味を持ち、眼を丸くするところは、ある意味リアル。給食のシーンで、手を使わずに食べる先生のモノマネをする児童も出てきますが、これも悪意と言うよりは、純粋な興味からの描写でしょう。

「ヴァイブレータ」「軽蔑」など、性と生を追及してきた秀作が多い廣木隆一監督は、「余命1カ月の花嫁」でもそうでしたが、単なる感動映画に仕立てていません。

赤尾先生と子どもたちが出会うシーンの本番の撮影まで、監督は演じる乙武さんと子役たちを一切会わせず、打ち合わせもさせなかったと言います。

だからこそのリアルさで、そこから子どもたちが抱える問題を描きながら、“障がい”ということは何なのか、身体なのか、心なのか。廣木監督は、1人の身体機能に障がいを抱える青年を軸として、そこから生じていく人の心と心の繋がりをじっくりと描いていきます。

僕は発達障がいの当事者であり、小学校時代はひどい「いじめ」にも遭いましたが、この映画でひとつの答えを見つけていく子どもたちがまぶしかったし、僕もこの「5年3組」にいられたら、もっと違った小学校生活を送ることができただろうなあ、と思いました。

…ということで、本日深夜の「シネキング」では、この映画の原作者・出演者である乙武洋匡さんに僕がインタビューしています。乙武さんとは一昨年、下松市で開かれた乙武さんのシンポジウム&講演会で僕が司会をさせて頂いて以来の再会でした。

映画の採点は70点です。番組、是非、ご覧ください!

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レ・ミゼラブル  新作レビュー

昨年観た映画のレビューもままならず…毎年恒例の総括もしていませんが…とりあえず、今年見た新作のレビューから始めます。

フェイスブックを始めてから、余計にブログの更新が滞りがちになりました。

しかし、佐々部清監督も御自身のブログで御指摘されていらっしゃいましたが、FBでは慌ただしく、じっくり自分の意見も述べられず…ネットによる「発信」という意味では、やっぱりブログの方が「映画」のように、じっくり、しっかり意見が発信できるなあ、と今更ながらに気づかされました。

それで、改めてこのブログに真摯に取り組み、個人ブログなので自由に、誰におもねるでもなく、これからはおべんちゃらや気を使うことも一切やめて、ただひたすらに「映画」への本音レビューをこのブログに書こうと新年に決意しました。デザインを変えたのも、そのためです。

今年は「映画」と向き合うことを、より自分の生活や暮らし、そして生きる「糧」にしていこうとも思っているので、このブログで映画レビューを書いていくことが、その修業の場とも思っています。

なのに、日々の仕事やなんやかんやに追われて、相変わらずの更新できずですが、ぼつぼつと頑張っていきますので、何卒今年もよろしくお願い致します。

さて、それで今年最初に鑑賞した映画は「レ・ミゼラブル」です。

ユゴーの原作「ああ無情」の映画化と言うより、超有名な同名ミュージカルの映画化です。

多くのミュージカルの映画化名作(「サウンド・オブ・ミュージック」や「ウェスト・サイド物語」など)と同様に、この映画も実景やセットと言った「映画」ならではのリアリティな味付けをすることで、舞台では決して感じられない感動を創ることに成功しています。

冒頭、過酷な囚人たちの労働の場を俯瞰から追うシーンは見事の一言。

ここで一気に物語の世界に入ることができます。19世紀のパリの街や登場人物たちの衣装なども素晴らしく、演じながら同時録音したという歌は名曲揃いで、切なくも力強いメロデイーが心を打ちます。

…なのに、冒頭のシーンに鳥肌が立ったものの、そこから僕の心はなぜかワクワクしません。どうしてでしょう?それは、登場人物たちが歌い出すと、アップショットのワンカットが中心になっている演出に理由がある、と思いました。

もちろん、これはトム・フーパー監督が意図した演出です。

「レ・ミゼラブル」は、原作の舞台も踊りのない、ミュージカルと言うよりオペラに近い世界ですから、これを「映画」として見せる場合、舞台では決して観ることができない役者の顔のアップ、ほとばしる感情の表現をアップショットで見せる演出をした訳です。

迫力ある役者たちの熱演を感じることはできますが、その間、周りのセットや実景の素晴らしさはそふっ飛んでしまい、下手をすれば映画を貫く「時」が止まってしまうので、役者の「力量」によって、シーンの良さに多少のばらつきが出てしまったように思います。

とくに、アン・ハサウェイの独唱「夢やぶれて」は熱演で感動的でしたが、どうしても彼女の可憐さが目立ってしまい、貧乏で過酷な環境においやられた娼婦に見えない…もう少し違う演出で見せればもっともっと感動的なのに。

舞台で鍛えたヒュー・ジャックマンの表現力と歌の上手さは定評があるところですが、僕は音程が少々外れていても、良心の呵責を見事に歌い上げたラッセル・クロウが印象に残りました。

近年、「消されたヘッドライン」などで「お前、手え抜いてるだろう!」と思っていただけに、クロウおじさん、久々に頑張っています。

「ウェストサイド物語」で、ニューヨークのダウンタウンのリアルな下町を舞台に、若者たちが歌い踊る姿は常識的には「あり得ない」けれども、「映画」ならではの実景があるからこそ、歌や踊りもまた「映える」訳で、これこそ映画のマジックな訳です。

この映画では、映画なのにある意味、意図的に映画のマジックをあえて消して表現しているところがあって、そこもまた、好きな方にとっては魅力なのでしょうが、僕は後半に至るまでヤキモキした感じが残ったのも事実です。しかし、それをあまり得る、素晴らしい音楽の魅力がありましたから、監督はそこに賭けたと言うか、頼ったのでしょう。

後半は感動的で、ラストの俯瞰でパリの街がロングショットとなるシーンでは、それまで湧かなかった感情が一気にあふれ、今年、映画で初泣きした一本にはなりました。

…ということで、点数は70点ということにしておきましょう。ちなみにトム・フーパー監督の前作「英国王のスピーチ」は85点です。

3

来年も頑張ります!  映画つれづれ

久しぶりに、このブログの記事を書きます。

秋以降、仕事と周南映画祭で目まぐるしく、しばらく更新も途絶えて申し訳ありません。

映画はこのあと観た「最強のふたり」や「アルゴ」など、今年は後半の方が印象の強い映画が多かったように思います。

この間、テアトル徳山の休館など、ショックなこともありました。映画のデジタル化に対して多額な投資が難しいことが休館の大きな理由ですが、今、同じ理由で全国のいわゆる映画館が姿を消しています。


時代の流れと言えばそれまでですし、僕はデジタル化やシネコンも否定するつもりはありませんが、僕たち映画ファンに何の断りもなく、フィルムで映画が観られなくなっている現状はどうなんだろう、と思ってしまいます。

先日、テアトル徳山の通常営業では最後の上映で『アルゴ』を観ました。僕は東京の映画館で観て2度目だったのですが、デジタルで観た1回目とはまるで違う印象を持ちました。やはり、フィルムの質感は独特です。僕が愛する『映画』とは、正にこれなんです。周南映画祭のときも久しぶりにスクリーンで『ブラック・レイン』を観て改めてフィルムの良さを確認しました。

テアトル徳山は、これからも貴重なフィルム上映施設として活用できるように僕も微力ですが頑張ります。

そんなことを踏まえながら、これからも『映画』と向き合っていこうと思います。来年はこのブログでしっかりと作品のレビューをしながら、映画への想いを、ゆっくりとなるとは思いますが、媚びずに綴っていきたい、と思います。

皆様、来年もよろしくお願いいたします。よいお年を!







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るろうに剣心  新作レビュー

★★★

原作マンガ、アニメとも斜め見するていどだったが、人気の高いコミックの映画化作品では、近年まれにみる原作ファンからも高い支持を受けている、らしいので、早速鑑賞した。

NHKのドラマ監督として「龍馬伝」「ハゲタカ」など、意欲作を次々と産み出してきた大友啓史監督の独立後第一作。

アメリカで映画づくりを学んだ経験あるという大友監督、前作の劇場版「ハゲタカ」はテレビドラマ版と同じ絵づくりを大スクリーンで試みて、正直、成功とは言い難い感があるなと思っていたが、今回、ドラマ部分はオーソドックスにフィックスで撮りながらも、アクションシーンになると縦横無尽なカメラワークと斬新な演出で見せる、メリハリの効いた演出が目を引いた。

時代劇は、西部劇といっしょで、ある種の様式美の中にあるからこそ、あらゆる可能性を秘めたジャンルだと思うが、そういう意味では、この映画は時代劇アクションの新しい可能性を見せてくれた、とも思う。

俳優陣も、主役の佐藤健氏はナチュラルでいい感じだし、敵役の綾野剛氏や吉川晃司氏も頑張っていて、とくに吉川氏は悪役として異彩を放っている。吉川氏がスクリーンでこれだけ輝くのは、懐かしき大森一樹監督の“民川三部作”以来ではないか、と思う。(あ、ライダーがあったか・・・)

ただ、惜しむらくはドラマ部分が薄く、少し間延びするところ。

そこを凌駕するほど、アクションシーンの出来はいい。ここは、アクション監督の谷垣健治氏の力も大きいだろう。谷垣氏は倉田アクションクラブ出身で、ジャッキー・チェンのアクション現場もあるという凄い人で、今回も香港仕込みの斬新なアクションが目を引くが、大友監督との息がピッタリで、斬新な殺陣を、どう撮るのか。この工夫が、この映画の最大の見せ場であり、魅力になっている。
2

SHAME シェイム  新作レビュー

★★★★★

依存症と一口に行っても多種多様だが、きちんと知っておきたいのは、これはちゃんとした「病気」である、ということである。

「依存症」とは、その刺激がないと、不快や不安定な精神的な状態になることを示すが、その刺激がアルコールであったり、薬物であったり、様々なものが「刺激」になり得る。

この映画の主人公は、セックス依存症である。依存する刺激が、「セックス」という道徳的なモラルが要するものだと、そこから生じる周りの偏見であったり、本人も自分自身への不徳な感情から、必要以上に苦しむケースが多い。

僕はセックス自体、不徳なものなどでは決してないと思うけれど、依存症になると、これはセックス依存に限ったことではないが、社会性や日常がその刺激がなくては保てない状況になってくると、事態は深刻である。

この映画の主人公は、同じように心に傷を持つ妹と同居することによって、自らの「苦しみ」が浮かび上がり、セックスでは決して埋まらない自らの心の隙間に気づく。同僚と普通の恋愛さえできず、妹までも追い詰めていく主人公は、実に辛いし、痛みが心に迫る。

そういう意味では、リアルな映画である。抑えた音楽もよく、新鋭スティーヴ・マックイーン(凄い名前だ。日本にも、小林正樹監督という、「切腹」などの監督と同姓同名のドキュメンタリー監督がいらっしゃるが・・・)監督の演出はシャープであり、長回しの多用が心の緊迫感を上手く表現している。リアルなセックスシーンも多いが、不思議と性的高揚感は全く感じない。

この辺り、監督さんのセンスと技量に、非常に才気を感じる。

主演のマイケル・ファスベンダーは「どこが見たぞ」と思っていたら、途中で「XMEN:ファーストジェネレーション」の若きマグニートーを演じていた人だ、と気付いた。あのときもアクション超大作ながら屈折した彼の演技が光っていたのを思い出した。

SHAMEとは「恥」という意味だが、自らの「心の闇」と向き合ったとき、人にとって浮かび上がる本当の「恥」とは何か?という深さを感じられる、なかなかの秀作である。
1

BRAVE HEARTS 海猿  新作レビュー

★★★

山口県周南市出身の脚本家、福田靖さんの最新作。

福田さんは周南映画祭のゲストにも来て頂き「一般の視点」からの脚本づくりについてお話頂き、大変に興味深かった。

たとえ特殊な設定や物語であったとしても、如何に観客の目線に立った物語を構築するか?例えば、海猿シリーズなら原作では主人公の恋人は新聞記者だったが、映画では一般のOLであり、そうすることで特殊な任務に就く主人公を普通の人である恋人が心配することになり、観客はヒロインの目線から、主人公の危機にハラハラドキドキできる訳である。

「龍馬伝」でも、龍馬を尊敬しながらも嫉妬する岩崎弥太郎を語り部にすることで、視聴者にとって龍馬を身近な存在にする語り口は見事だった。このモチーフは「アマデウス」のサリエリとモーツァルトから着想を得た、と聞いてまたまたビックリだった。

「一時は特殊な環境で生まれてこなかったことを恨んだこともありましたが、今は徳山の平凡なサラリーマン家庭に生まれてよかった、と心から思っています」と笑顔で語っていた福田さんが印象的だった。

検事が現場で捜査をするという、これもまた福田節炸裂だった「HERO」をはじめ、エンタテインメイントなテレビドラマで腕を磨いてきた福田さんは、多くの観客が楽しめ、そして感動できる作品が構築できる、日本では稀有な脚本家のお一人だと僕は思う。

いつもこのプログで書いていることと矛盾してるかもしれないが、映画は大多数が楽しめるエンタテインメイントの王道と、人生を掘り下げ、時に社会性も鋭く突っつくようなインディペンデントの両面が必要で、そのバランスは常に必要なのだ。ただし、どちらも「娯楽」という範囲は、絶対に必要とは思うけれど。

さて、今回の「海猿」は、正に王道中の王道だろう。1作目は「愛と青春の旅立ち」にインスパイアされたのかな、と思っていたが、そういう意味では2作目は「ポセイドンアドベンチャー」で、3作目は「タワーリング・インフェルノ」テイストで、今回の4作目は「エアポート77」を思わせる飛行機パニック物だった。

飛行機が着水するまでの臨場感は、CGの出来も含めて、シリーズ最高ではないだろうか。萩市出身の松本実さんらが扮する乗客の描写も、掘り下げた人物描写は無理でもよく描かれている。

主人公には子供がいて、妻は2人目を妊娠中。飛行機のパイロットも子供もいて、危機の中、主人公とパイロットが家族の話をする降りは福田さんの真骨頂だろう。素直に感動させてくれるし、主人公とバディを組む潜水士と恋人であるCAとのエピソードも物語を盛り上げ、この辺りの展開も福田さんの「力」が発揮されていると思う。

3・11以降の日本を意識した展開も感動できるし、何より海上保安庁が全面協力した巡視艇やヘリコプターが闊歩する画面は単純にカッコいい。僕は画面を巡視艇やヘリコプターが横切る画面で「サンダーバード」を思い出したが、羽住監督の演出は、ど真ん中にズドンと150キロのストレートを投げてくる。

ど真ん中ストレートは、正直、僕なんかはちょっぴり恥ずかしい。救助には冷静な判断が必要、という先輩までもが熱血主人公に感化される辺りは「おいおい」とも思ってしまうのだが、日本映画にはこうした作品も必要だろう。
1

あなたへ  新作レビュー

★★★★

その存在感と個性によって、佇まいそのものが「絵」となり「物語」となる俳優…そういう人をかつては「スタア」と呼んでいた。

そんな「スタア」は、どんな役をやってもその存在感が消えることはなく、むしろ素の個性がその役を光輝かせていくものだが、そんな俳優は、日本なら男優はもはや高倉健さんしかいないし、世界を見渡しても数少ない。

健さんも80歳を超えた。もともと寡作でもあり、近作、とくに「鉄道員」以降は、どの作品もキャスト、スタッフが健さんと映画づくりをする喜びがスクリーンから伝わってきたし、ある意味では「もしかしたら、これが最後になるかもしれない」というような覚悟も伝わってきたような気がする。

そういう意味ではここ数作品は、全て演じるキャラクターは健さん自身が投影されているようで、今回の倉島という役柄も、我々観客からは健さん「そのもの」と感じられる。亡くなった妻が歌手だったり、その妻を想い、残りの人生を精いっぱい、誠実に生きようとする不器用な男の姿は、健さんの実生活にも通じるところがあるのではないか、と思う。

映画はいわゆるロードムービーなのだが、過去にさかのぼって妻とのふれあいを描きながらも、なぜ、色々と訳があったような洋子が健さんと結ばれたのか、過去にどんな事情があったのか、妻の想いはどこにあったのか、など、思わせるニュアンスはいくつもちりばめながら、明確な説明はしない。

この「余白」が、今の日本映画に足りないものだと僕は思うが、その分、旅先で出会う人たちとのエビソードは緻密である。主人公の健さんはそれぞれ「何か」を抱えた人々との出会いの積み重ねから、生きる意味や人を想う大切さをしみじみと感じていく。

そして、作り手たちが物語の奥に大切にしまってある、主人公夫婦の間に流れる「何か」を、我々観客に様々に想起させてくれる。物語上では説明されていない余白を想起するには、実はいちいち語ったり説明していなくても、映画の「余白」をしっかり創り込んでいる作品なら豊かに感じることができるものだが、この映画はそこが味わえる。

この辺りは降旗康男監督の演出の巧みさではあるが、何より「ツレがうつになりまして」「日輪の遺産」でもその実力を見せた、青島武氏の脚本に寄るところが大きいだろう。生きる大切さを淡々と描きながらも、物語にも新鮮な発見と展開があり、飽きさせない。

種田山頭火の句がポイントになっていたり、物語の大切な場所として下関が登場したりと、山口県もひとつのキーワードになっている。ワンカットだが、僕が住んでいる周南と思われる場所も登場していた。ここはもう一度観て確認してみたい。

日本の風景の美しいカットにも目を奪われる。そんな風景にたたずむ健さんの姿は、それだけで涙が出る。ビートたけし氏と健さんが海の夕景を見ながら「旅」と「放浪」について語り合うシーンが印象に残る。

2

ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳  新作レビュー

★★★★★

出張先の福岡で鑑賞。

僕は17年間、地方新聞社で記者をしたが、この間、悔やんでいることがいくつかあって、そのなかのひとつが、「もう少し福島菊次郎さんを掘り下げて取材できなかったのか」ということである。

気骨の報道写真家、福島菊次郎。

国家の繁栄の裏側で、切り捨てられていった人々を撮り続けている彼は、徹底して日本という国を攻撃し、90歳になる今も年金の支給を拒み、山口県で愛犬と暮らしている。

犯罪を犯した者を撮るのに、カメラマンは法を犯しても構わない、とまで言い切る福島さんは、それでいて、被写体になった人々の苦しみにはそっと寄り添う優しさを見せる。

自衛隊の裏側を盗み撮りも交えて撮影し、自宅は放火され、暴漢にも襲われた。それでも絶対にブレない。映画は彼の過去の写真や思いをインタビューであぶりだすとともに、今は普通の老人としての暮らしぶりをとらえていく。

それが、東日本第震災と原発事故が発生し、映画は再びカメラを手にして福島で取材をする姿をとらえる。強風で飛ばされそうになっても、素早くカメラを構え、フクシマの現状を、鋭く切り取っていく福島さん。やがて、その想いはかつてのヒロシマで取材した被爆者への想いに繋がっていく−−。

恐らく、近年では出色のドキュメンタリーだろう。

ある被爆者を撮影しながら、自ら精神を病んだ、という体験が胸を打つ。いつの時代も、社会の裏側や闇を告発するのは、個人の苦しみであり、悲劇である。そこには当事者の苦しみはもちろん、これを伝える者の苦しみもある。あまりの痛みと苦しさに、耐えかねてつけたという、太ももを切った無数の傷跡。これを写したモノクロ写真からは、凄まじいまでの被写体の叫びと、撮影者の叫びが聞こえてくるようだ。

映画では触れなかったが、福島さんは彫金作家としての一面も持っており、実は僕が住んでいる下松市の出身で、僕は彫金の作品展などで何度もお会いしているし、取材もさせてもらっている。

そのたびに、その凄まじい人生と一貫した姿勢に驚き、シビレ、掘り下げて取材したい、と思うものの、そこまでの腹がくくれなかったのである。まったくもって意気地なしの記者だったが、僕が超えられなかった線を超えて、これだけの傑作ドキュメンタリーを制作した監督以下スタッフの方々に敬意を表したい。
2

チルソク・・・  映画つれづれ

ちょっと前の6月末、山口大学で佐々部清監督の映画「チルソクの夏」上映&講演会があって、僕は急きょ、登壇して監督と一緒にトークをさせていただきました!

僕がしゃべるたび、会場から笑いが・・・。

「監督とのかけあいが、漫才みたいだった」と言われ、嬉しいけれど、ちょっと複雑。真剣にテーマの「地域と映画」について、語ったつもりだったのですが・・・。

それにしても、主催の山口大の学生さんたちの、純粋な一生懸命さに感動!ぎこちなさと緊張感の中に、何とも言えないさわやかさとピュアさがあって、監督も感動されていました!

学生さんたちは昨年の周南映画祭で監督と出会い、「佐々部監督を呼びたい!」という純粋な想いから自分たちで今回のイベントを企画、山口大が進める地域連携プログラム「おもしろプロジェクト」に応募して予算を獲得、苦労して今回のイベントを実現させたのでした。

佐々部監督は、一生懸命な人には、絶対に応える方で、これまでも小さな映画祭やイベントでも、そこに「映画」への愛と、一生懸命さがあれば、理屈抜きで出席されていましたから、ここでもそんな監督の配慮に感動しました。

久しぶりの「チルソク」には、やっぱり感激!僕はこの映画に出会い、佐々部監督の応援をするようになって、ついには会社をやめて、フリーになったのでした。僕は山口大がある山口市で生まれ育ったので、故郷でそのきっかけになった「映画」に再会できて、まるで初恋の人に出会ったようでした。

続く七夕の日に下関であった海峡映画祭での「チルソク」10周年の記念行事&上映は、仕事と体調不良のため、どうしても出席できず・・・。残念でしたが、来年はいよいよ公開から10周年を迎えるので、周南でも何かできないかなあ、と思っています!
8

アメイジング・スパイダーマン  新作レビュー

★★★

家族でカラオケに行って、東映版「スパイダーマン」の主題歌「駆けろ!スパイダーマン」を歌って、90点の高得点を叩き出した。

東映版「スパイダーマン」だが、スパイダーマンはスパイダー星出身で、主人公はピーター・パーカーならぬ山城拓也。巨大ロボットレオパルドンが出てきたりして、オリジナルの雰囲気と設定は全くなし、の現在では珍品扱いだが、僕は東映ヒーローらしさ大爆発で大好きである。

で、「アメイジング・スパイダーマン」なのだが、サム・ライミ版三部作の記憶も新しい中で製作されたためか、「親と子」というテーマを設けることで、主人公の自分探しと、なぜ戦うのか?という点がより繊細に仕上がっていた。

今回、ピーターが「スパイダーマン」として活動する二つの事件、すなわち叔父さんを殺した犯人探しと、トカゲ人間との戦いは、自分の責任によって起きた事件を解決するための「責任」の範疇であり、彼は自分が原因で起きた事件を「責任」の自覚を持って全うすることで、やがて「市民を守る」という正義に目覚めていく。

今回の作品は、そこに両親の失踪事件を絡ませ、主人公の人間形成をより複雑にしながらも、前シリーズのテーマだった「大いなる力には、大いなる責任が伴う」が、違う語り口で語られていく。

ただしピーターが孤独だった前シリーズと違い、今回のピーターは早い段階から苦悩と秘密を恋人と分け会うので、そういう意味では孤独に悩むより、人間関係によって癒されていく、等身大の若者の姿も強調されている。

ドラマを深くした分だけ、アクションシーンはスパイダーマンの主観にするなど工夫して、思いっきりやっちゃってるのだが、ここの振り幅の大きさは、なかなか観る者を圧倒する。とくに後半、スパイダーマンが事件の中心地に駆けつける件は、胸が熱くなる。

個人的には、こちらも好きだが、改めてサム・ライミらしいケレン味あるアクションと、ピーターの戸惑いと優しさ、優柔不断さが物語にいい影響を与えていた前三部作は傑作だったと思う。とくに2。

ところで、東映版の主題歌「駆けろ!スパイダーマン」ですが、改めて歌うと、この歌詞、実にオリジナル「スパイダーマン」の世界、ピーターの心情を歌いあげているなあ、と感心する。

「♪君はなぜ 君はなぜ 戦いつづけるのか 命をかけて ひとすじに ひとすじに 無敵の男 スパイダーマン♪」

いい歌だ。
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クランクアップ!  映画つれづれ

11月に開催される周南映画祭の「映画製作プロジェクト」で製作している、長澤雅彦監督作品「レンタル彼氏」が無事、クランクアップしました!

このプロジェクト、映画を上映するだけでなく、もっともっと市民参加型の映画祭にしようと、昨年の周南映画祭でワークショップを開催してくださった長澤監督の御提案で発動しました。長澤監督以下、スタッフ、キャスト共に全員が地元の人々です。監督の指導の元、2月から準備を進め、ようやく撮影になりました。

そして、出演者は、全員が地元の高校生!

とくに、華陵高校舞台芸術部、桜ケ丘高校アーティストコース、新南陽高校演劇部の皆さんには多大なる尽力を頂きました。ありがとうございました!徳山高校の生徒さんにもご出演頂きました。

ある女子高校生が、誕生日のお祝いで、1日だけ親友の彼氏とデートするという、ちょっぴり切ないお話です。

全国でフィルムコミッションが立ちあがり、映画の誘致が進んでいますが、実際は不況などで地方ロケが減っているのも現状です。

そうした中、山口県において、プロの映画監督の指導と演出で、映画づくりに興味と情熱を持つ地元の人たちが集まって「映画づくり」をすることは、新たな「映画」の可能性を広げるとともに、地方の映画文化発信や向上にとっても、とてつもない大きな意味を持つ、と信じています。

「夜のピクニック」「天国はまだ遠く」などで知られる長澤監督が、徳山大学の教授に就任されて2年。こうした機会を与えて頂いた監督に心から感謝します!映像や演劇を志す大学生や高校生たちにとって、計り知れない刺激と影響を与えたと思います。

長澤監督も妥協を一切することなく、渾身の演出をされ、それに応えて、スタッフ、キャストも頑張りました。何より、現場で演じる高校生たちが、監督の演出で生き生きと成長していく姿は、何度も鳥肌が立ちました。彼ら、彼女たちのピュアな感性は素晴らしいものがありました。少しモニターで観ましたが、ゾワゾワするような「絵」が撮れています!

夏にはもう一本、大人が出演する短編を撮影し、映画祭では2本立てで公開する予定です。乞うご期待!!

この写真は、僕が撮ったスチールです。映画のスチールって、難しい…。

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近況報告です!  映画つれづれ

近況ですが、「HOME 愛しの座敷わらし」のキャンペーンで山口県を訪れた主演の水谷豊さんに「シネキング」でインタビューしました。

もう放送されましたが、山口県の皆様、ご覧いただけましたか?

映画は和泉聖治監督による、ホームドラマの秀作でした。同監督にとっては、こういうタッチは傑作「お日柄も良くご愁傷様」以来ではないでしょうか。水谷さんは帰り際、僕らスタッフ一人一人と握手をしてくださり、「ありがとうございました」と丁寧にお辞儀をされていました。そのお人柄に大感激!しました。

そして、番組のインタビューのため、ひと足早く香取慎吾さん主演「LOVE まさお君が行く!」と内野聖陽さん主演、橋本一監督の「臨場」を鑑賞しました。

「LOVE〜」では広島で大谷健太郎監督にインタビュー。「NANA」「ジーン・ワルツ」などの大谷監督、僕と同年代ですが、スタイリッシュで素敵な方でした。

映画はテレビのコーナーに出演することになったダメ犬と売れないお笑い芸人の交流を描いたもので、犬と人の、対等な人間関係が好ましく、犬をめぐる人々の気持ちが丁寧に描かれていて、気持ちのいい涙が出たいい映画でした。インタビューでは、作品づくりの貴重なお話が聞けたので、近々オンエアされますのでお楽しみに。

「臨場」では、近く出演俳優の方にインタビュー予定です。詳しいことが決まったらまた報告します。

この映画、「探偵はBARにいる」の橋本監督の新作です。テレビドラマの映画化作品でありながら、「映画」にしかできない表現に意欲的に挑戦している、東映らしい、重厚な力作でした。理不尽な犯罪が産む人の命を扱っていて、テーマは重いけれど現代的で、「今」の日本にとってはとても大切なテーマであり、一般公開されてからの反応が楽しみな作品です。インタビューも楽しみです。

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