佐々部監督を偲んで  佐々部監督の世界



「映画の伝道師になれ」

これは、2009年、僕が山口朝日放送の映画情報番組「シネキング」MCに決まった時、佐々部監督から言われた言葉です。

監督からは「大橋はどうしようもない映画馬鹿だな」とよく言われてましたが、それがメチャクチャ嬉しかったです。監督とは映画談義もよくしました。


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(C)大綱引の恋製作委員会


「お前あの映画どう思う?」と聞かれ、感想を言うと大抵否定されてましたが(笑)その映画談義がとても楽しく、この映画ブログにもたびたびコメントを頂いていました。

出会ったきっかけは、2003年「チルソクの夏」の山口県東部での上映活動をお手伝いした時でした。

「下関だけでなく、山口県東部でも盛り上げたい」と、佐々部監督と監督の豊浦高校の先輩で、この映画実現に努力された下関のイベント会社社長、故・松本敬一郎さんが徳山の毎日興業本社を訪れた時が、初めての出会いでした。

松本さんは「チルソクの夏」の劇中で大人になった安君」を演じられた方でもあります。

山口県東部でのキャンペーンなど、いろいろと企画させてもらったのですが、これがのちのち会社を辞めて「映画と向き合う」きっかけになりました。

この時、製作委員会の一翼を担っていた山口放送さんともグッと近くなり、のちのち県内のメディアでお仕事をさせて頂くきっかけにもなったのでした。



初めてお会いした時も、いろいろな映画の話をさせて頂いたことを覚えています。「映画をよく観てますね」と年下の僕に、監督が敬語で話してくださったことが嬉しかったです。

そしてこのすぐあと、「チルソクの夏」の応援を通して知り合った同じ周南地域の仲間たちと「佐々部監督周南応援団」を結成しました。

「カーテンコール」の時は前売り券の販売に全力で取り組み、みんなで協力して数千枚は売ったと思います。

試写会やイベントも企画・開催しました。「四日間の奇蹟」では映画に登場するサヴァン症候群の天才ピアニスト少女の演出の参考にして頂ければと思い、光市在住で、全盲で知的障害を持つ天才ピアニストの方を紹介させて頂きました。



「出口のない海」の時は、仕事そっちのけでお手伝いに夢中になってしまい、なかなか仕事も立ち行かなくなって、思い切って会社を辞めました。その時ちょうど40歳でした。

この時の忘れられない思い出がいくつかあります。

「出口のない海」が映画会社から佐々部監督と市川海老蔵さん主演で製作する、と発表された直後だったと思います。監督を周南市大津島の回天記念館にお連れしたあと、ファミレスで2人で食事した時、監督が「実はまだ監督を引き受けるかどうか悩んでる」と言われました。

「え?どうしてですか?」と尋ねると、監督は何も言わずにカバンから脚本を取り出して、僕に「読んでみろ」と手渡しました。

僕は緊張しながら読み始めましたが、2時間ほどの映画脚本を読むのには結構時間もかかります。その間、監督は黙ってコーヒーをお代わりして飲んでましたが、監督の沈黙がメチャクチャ怖かったことを覚えています。

そして読み終わったことを告げると、監督は「どう思う?」と聞いてきて、僕は素直に感想を言うかどうか本当に悩んだのですが、正直に「ダメだと思います」と答えました。

僕は原作も既読でしたが、脚本は原作の時系列を崩し、原作で主に描いていた現代パートや野球の要素を極力抑え、人間魚雷「回天」の操縦法やどんな風に訓練が行われたのか、に焦点を当てたものでした。他の方が監督すれば面白いものになるかもですが、正直、佐々部監督のヒューマニズムあふれる作風とは少し違う、と感じました。

そのことを素直に言うと、監督は「だろ?だから悩んでるんだ」と言われました。監督的には前半は野球に賭ける青年たちの青春を、後半は過酷な訓練に挑む姿を描き、和製「フルメタル・ジャケット」のような作品したいと言われ、怒られることを覚悟で、この脚本に大胆に手を加えることを山田洋次監督(脚本は山田洋次監督と冨川元文さんの共作)に正直に言ってみる、それがダメなら降りるかも、と仰っていました。

その後、山田洋次監督からは実際に怒られたそうですが(笑)脚本の本筋は崩さず、主人公の1人が回天記念館を訪れる現代パートと、主人公の遺書に監督が記念館で感動した兵士の生の「言葉」を加えることで納得して頂いたそうで、映画は無事完成しました。

DVDの特典映像で、山田監督が「佐々部君に監督してもらったお陰で、凡庸な戦争映画にならず良かった」と褒めているのを観てホッとしたのを覚えています。

僕は、監督から準備段階にも関わらず脚本を読ませて頂いたこと、そして感想を求められたことが何より嬉しかったです。



「出口のない海」では主にロケ地選びをお手伝いし、昭和18年の設定の野球場を見つけさせて頂いたほか、撮影に入るとエキストラの手配・管理や現地での炊き出し・現地調整などをやってました。

撮影が始まって、監督は僕が会社を辞めたことをしばらく知りませんでした。ある日、撮影機材をトラックに運び込んでいたら「お前会社は?」と聞かれ「辞めました」と答えると絶句されてました。

その後、山口県内での撮影もラストに近づいた頃、僕は映画会社の方に呼ばれました。車の中でした。その時、封筒を手渡され、中身を見ると30万円が入っていました。驚く僕に「少ないですが、製作スタッフの一カ月分の給料です。是非受け取ってください」と言われました。正直、妻と子ども3人(プラスお腹の中にもう1人)いるのに次の仕事のあても無かった僕としては大変有り難かったです。

数年後、ある方から「大橋の耳に絶対に入れるな」と監督から言われたという、ある事実を知らされました。それは監督が「出口のない海」製作時、映画会社に「俺のギャラを削っていいから、大橋に50万円払ってやってくれ」と頼み込んだ、ということでした。

僕は「20万円どこ行った?」と思いながら(映画会社は監督のギャラは削らずに、50万円と言われてもそこまで出せないから僕に30万円用意してくれたのだとは思いますが、今となっては真相は判りません(笑))監督の心遣いに男泣きしました。

2009年に周南「絆」映画祭を立ち上げる時も、監督にご尽力を頂き、開催にこぎつけることができました。第1回で「チルソクの夏」「出口のない海」を上映した時は感無量でした。この時監督から「この映画祭はだれもお金儲けしてないのがいい。10回は続よう」とエールを頂きました。

監督には昨年の第10回まで通算5回もゲストとして来てくださいました。監督が「10回は続けよう」と仰ってくださらなかったら、映画祭は終了していたと思います。実は存続が難しくなった決定的なことが何度かありました。

それでも続けられたのは佐々部監督のお陰だと思っています。



しかしこの間、監督と僕との間で決定的な出来事が起こりました。

それは、僕が映画「恋」でプロデューサーを務めさせて頂くことになり、周南「絆」映画祭で、脚本賞・松田優作賞を設立して、その最優秀賞受賞作「百円の恋」の映画化が実現した頃のことです。

僕は「恋」製作にあたって、佐々部監督のパートナーであるプロデューサーUさんに相談しました。Uさんは「たくさんの佐々部作品で手伝ってくれたお礼だよ」と快く手伝ってくださり、佐々部組のスタッフを派遣してくださっただけでなく、撮影現場でもいろいろと支えてくださいました。

この時、僕は監督に正面から断りとご挨拶を入れることを怠ってしまいました。それは、監督には何も言わなくてもわかってくれるだろう、という僕の甘えだったと思います。

そして「百円の恋」が進行する過程でも、松田優作賞を設立し、膨大な脚本を読まなければならなくなった時には監督にいろいろとアドバイスを頂いていたにも関わらず、映画化が進み、山口ロケの準備をしていた時も、ちょうど「恋」の製作時期と重なったこともあって、気まずい感じがして監督に何の報告もしないまま、日々が過ぎて行きました。



その結果、監督から僕の姿勢をきつく咎められました。「お前は人に頼り過ぎている。ただの映画馬鹿であるお前が好きだったのに、今のお前は何だ」と。

それから、監督とは事実上、縁が切れてしまいました。正直「コンチクショウ」とも思いました。「俺も悪いけど、弟子の成長が素直に喜べないのかよ」と。

あとあと聞くと、監督は高校生の頃、「恋」主演の岡田奈々さんの大ファンで、ファンクラブにも入っていたらしく、盟友のUさんが奈々さんと現場でずっと一緒だったことも悔しかったらしいです(笑)そして、「百円の恋」も「名作」って仰ってくださっていたそうです。



その後、山口県で「八重子のハミング」を製作する、と聞きました。製作費を山口県内で調達し、監督自ら「命を賭けて」製作する、と。佐々部監督は地域で映画を創る時、地元での製作費をお願いすることを「皆さんに負担をかけるし、できればやりたくないよね」とよく仰っていたので、僕は「そこまでこの作品に賭けてるんだ」と驚きました。

「八重子のハミング」は原作者の陽信孝先生も佐々部応援団のお1人としてよく存じ上げていました。一度大手映画会社が某有名脚本家と某有名監督で映画化を企画しながら、頓挫したことも知ってました。

当時、監督はこのことを大変に嘆かれ、「陽先生に対し、映画会社からは一言のゴメンもなかった。企画が進まないことはあるけど、楽しみにしていた陽先生の心情を思うと、僕は同じ映画人として申し訳ない」と言われてました。

そこから映画化の目途も何もないのに、もちろんギャラが発生する訳でもないのに、佐々部監督は一気に脚本を書きあげられました。僕はその経緯や概要も伺っていましたが、それは映画化が決まった時よりも何年も前のことで、僕は監督がその間、ずっと映画化に執念を燃やしていたことを知って驚きました。

本来なら僕が県内でのお手伝いの役割の一部でも担わなければならなかったのでしょうが、その当時、僕はすでに「勘当」されてましたので、何もできませんでした。



あとで聞いたのですが、最初からの応援団の仲間であるAさんに、監督から直接電話がかかってきて、周南地域での応援を相談して来られた時に「大橋君に頼まないんですか?」と聞いたら「あいつとは今絶縁してるから」とはっきり仰ったそうです。

僕は何もできないまま、その様子を見守っていましたが、Aさんがものすごく頑張られて、周南地域で病院と葬儀の重要なシーンが実現しました。特に病院での撮影は、Aさんの努力の賜物で、僕が手伝っていたら絶対実現できなかったと思います。劇場の入りもAさんの頑張りで、他地域に比べても良かったようです。

この頃、佐々部応援団の仲間で、監督も娘のように可愛がっていたMさんに「大橋さんと佐々部監督は、私から見れば親子です。子は親に反発し、家出することもあれば言えないこともあるでしょ。親も子には時にきつく当たるものです。親子ゲンカはいつか治まります。2人の間柄はこんなことで壊れるものじゃないです」と言われましたが、当時の僕にはそんな言葉は全く信じられませんでした。

一昨年、周南「絆」映画祭で「八重子のハミング」を上映し、6年ぶりに佐々部監督を迎えることになりました。監督は映画祭に来れば実行委員長である僕と顔を合わせなければならないこと、トークショーの司会も僕がやることも承知したうえで来てくれました。僕は気まずく、メチャクチャ嫌でしたが(笑)

この時来て頂いたのは、Aさんの気持ちに監督が応えられたからですが、Aさんからは「大橋君、大丈夫だから。監督も本当に嫌だったら来ないよ」と仰って頂きました。

実は、Aさんもいろいろと僕のことについて陰で監督にフォローしてくださってました。やはり応援団の仲間で、監督が妹のように可愛がっていたKさんも必死にフォローしてくだっていました。仲間たちに配慮して頂いたことが本当に申し訳ありませんでしたが、映画祭期間中はゲストの数も多く、監督とは普通でありきたりのご挨拶と打ち合わせはしたものの、当時のことは一切話さず、あまり深く接しないまま、トークショーも無事終わって閉幕しました。

あるていどの事情を知る山口県のファンの皆さんは、僕と監督が舞台で楽しそうにトークをしていることにザワついてましたが、まあ、そこは2人とも大人ですから(笑)

そして昨年。監督が仰った「10回は続けよう」の目標を達成した周南「絆」映画祭。佐々部監督をお招きして「種まく旅人〜夢のつぎ木」と10回記念として第1回で上映した「チルソクの夏」を再上映しました。



「チルソクの夏」上映後のトークのあとだったと思います。休憩室に監督が入ってきました。

「お前、第1回のチルソク上映した時、2時間ずっと馬鹿みたいに泣いてたな。今日も泣いてただろ。相変わらずの映画馬鹿だな」

こんな風に「お前」って話してくれたのは、何年ぶりだったでしょうか。「映画馬鹿」と言われたのも。

それから、昔のように映画談義をしまくりました。次回作こともいろいろ喋ってくださって、気がついたら3時間ぐらい話してました。メチャクチャ楽しい時間でした。本当に、何もなかったかのように…。

監督は昔のまんまで接してくれました。これは、AさんやKさんの長年のフォローのお陰だったと思います。

そして映画祭最終日、再びいろいろお話した最後に、これまでのことを詫び、映画「くだまつの三姉妹」で脚本を書いたこと、その作品を観てほしい、ということをお願いしました。監督は笑顔で「いいよ」と仰ってくださり、少し肩の荷が降りた気がしました。

結局、初脚本作を観て頂けなかったので、とても残念です。



「くだまつの三姉妹」予告編はこちらからご覧ください↓
https://vimeo.com/332149977

この時会場にもいたMさんからは「だから親子って言ったでしょ」と言われました。

…でも、それが監督とお会いした最後になってしまいました…

監督が旅立たれた日、なぜか山口県内のマスコミから僕に問合せが殺到し、結果、関係各位と連携して、広報的な役割をさせて頂きました。いろいろあったのに、僕に問合せが来ることが不思議でしたが、これも御縁なのでしょう。

「どき生てれび」で、監督の追悼特集をすることになり、心に湧き上がるいろいろな想いを整理できず、この状態でテレビで喋れないと思い、佐々部組だったある方に電話をしました。するとその方はこう言われました。

「…佐々部ちゃんはね、俺のせいで大橋の人生を狂わしちゃったんじゃないか、てずっと言ってたよ。出口のときに、大橋君会社辞めたじゃない。それをずっと気にかけてたよ…」

「…大橋君が映画を作るって方向に行った時に、映画はそんな甘い世界じゃないって想いがあったんだよ。だからこその叱咤なんだよ。本当に心から心配してたんだよ…」

電話のあと、僕は泣きました。声をあげて。

本当にある意味「親父」だったんだな、と。今もこれを書きながら、思い出して泣いています。

監督が旅立たれたあと、妹さんから「あなたは裏切ってない」「大橋さんらしく進んでください。兄もきっと安心します」との言葉を頂きました。

不肖の「息子」でしたが、僕はこれからも「親父」が言ってくれた「映画の伝道師になれ」を命に刻んで「映画」と向き合いたい、と思います。

最後に「チルソクの夏」のテーマ曲の動画をアップさせて頂きます。作曲された加羽沢美濃さんが監督を偲び、想いを込めて演奏されています。監督はこの曲「チルソクの約束」が大好きでした。




佐々部清監督。

本当にお世話になりました。ごめんなさい。

そして、ありがとうこざいました。

こころから感謝しています。
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『日輪の遺産』いよいよ公開!  佐々部監督の世界

いよいよ、8/27より、佐々部清監督の新作「日輪の遺産」が公開されます!

全国公開まであと6日!公式HPでは予告編も観られます。↓

http://www.nichirin-movie.jp/

残念ながら…山口県では10月以降の公開になりそうです…悔しい…。

でも、山口以外の全国の皆さん、是非、ご覧下さい!!いやいや、山口の方も、是非是非、県外に出かけでもご鑑賞下さい!!監督渾身の、見応えのある作品になっていると思います!!

佐々部監督にとって、「陽はまた昇る」「チルソクの夏」「半落ち」「四日間の奇蹟」「カーテンコール」「出口のない海」「夕凪の街 桜の国」「結婚しようよ」「三本木農業高校、馬術部」に続き、10本目の記念すべき劇場映画です。

「三本木」が、2008年10月公開ですから、3年ぶりの劇場公開で、僕たちファンも嬉しいです!!今年は、10月には「ツレがうつになりまして。」の公開も控え、久々の佐々部監督イアーになりそうです。

僕は、初日、広島か福岡の劇場で鑑賞する予定です。本当に楽しみです。
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日輪の遺産  佐々部監督の世界

佐々部監督の新作「日輪の遺産」、いよいよ8月27日公開です!!

公式HPも、特報が見られるなど、充実しています。↓

http://www.nichirin-movie.jp/

まだ未見ですが、様々な資料等を拝見するに、思うことは…今、日本は大変な時期ですが、いつどんな時も、何があろうと、人は生き続け、また屍になろうとも、次世代の子や孫に、大切なものをバトンタッチしているのでは−−そんなことを感じました。

佐々部監督の作品に「夕凪の街 桜の国」という大名作・大傑作がありますが、あの作品もまた、戦争や原爆というとてつもない困難に遭いながらも、時を超えて、大切なものを受け継いでいく家族のお話でした。

監督の作品は、どの作品もそうですが、人が生きるうえで大切なものは何か、ということを常に思い出させてくれます。

公式サイト内にある完成報告会見によると、監督は「今の日本の人たちにとって、勇気を感じてもらえるような作品になっていれば嬉しいです」と言われていました。今こそ「勇気」が必要な今、必見の映画だと思います。

公開が待ち遠しいですが、本当に楽しみです。



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「日輪の遺産」クランクアップされたようです!  佐々部監督の世界

佐々部監督の公式HPによると、来年公開予定の監督の新作「日輪の遺産」が、無事、クランク・アップされたようです。↓

http://www.sasabe.net/hidiary/hidiary.cgi

僕は残念ながら、陣中見舞いに行けなかったのですが、色々と聞きますと、天候にも恵まれ、日々、素晴らしいシーンの撮影の連続だったようです。

主演の堺雅人さんをはじめ、中村獅童さん、福士誠治さん、ユースケ・サンタマリアさんら、俳優陣も素晴らしかったそうです。

極限状態に陥りながら、それでも何かを守らなければならなかった人の想いを、佐々部監督がどう描いているのか。

何かのために、自分の命さえ犠牲にしなければならない…。そんなとき、人間って、どんな表情をするのでしょうか。

「出口のない海」で、決して脚本上では描かれていなかった「回天」出撃時の兵士の表情や、それを受けた仲間たち、艦長たちの表情を、さりげなくもきちんと描かれていた
佐々部監督ですが、今回も、丁寧な演出で登場人物たちがどんな「顔」を見せているのか、そこも楽しみです。

早くも、「出口のない海」「夕凪の街 桜の国」に続く、傑作が生まれようとしている予感がします。

楽しみです。こちらは、配給・製作の角川映画の「日輪の遺産」紹介ページ。現場レポートも読めます!↓

http://www.kadokawa-pictures.co.jp/official/nichirin/
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日輪の遺産  佐々部監督の世界

佐々部監督の新作「日輪の遺産」ですが、監督の公式HPによると、撮影も順調のようです。

公式HPのトップページには、「日輪の遺産」撮影中の監督のお姿も、見ることができます。↓

http://www.sasabe.net/home.html

配給の角川映画のHPには、製作開始のニュースが正式にUPされました。↓

http://www.kadokawa-pictures.co.jp/official/nichirin/index.shtml

堺雅人さん、中村獅童さん、福士誠治さん、ユースケ・サンタマリアさん、八千草薫さんら、キャスト陣の名前を見ただけでもワクワクします。

僕たち周南の応援団として嬉しいのは、周南映画祭をひとつのきっかけとして、今回の作品に、スチールとして渡邉俊夫さんが参加されていることです。

佐々部監督と渡邉さんは、周南映画祭で出会い、絆を紡がれました。本当に、人の縁の素晴らしさ、出会いの素晴らしさに感動するばかりです。

さて、情報を見る限り、本当に完成が待ち遠しいです。

「ゴールデンスランバー」「クヒオ大佐」「南極料理人」などでの好演が印象的だった堺さんは、自然体の演技では最近素晴らしいものがあります。

役者さんが持つ気持ちや本来の気持ちを引き出すことでは定評がある佐々部監督が、堺さんのどんな面を見せてくれるのか、もの凄く楽しみです。

脚本を担当される青島武さんは、「チルソクの夏」で助監督だった瀧本智行監督のデビュー作「樹の海」(傑作!)などのプロデューサーでも知られ、高橋伴明監督の秀作「光の雨」の脚本を担当された方。今回、あの複雑ながら緻密で感動的な原作を、どう脚本化しているのか、楽しみです。

そして、今回の作品が、佐々部監督の作品としては、劇場用映画10本目となるそうです!!スケールの大きな物語のようですが、しっかりと「人の想い」を描いた作品になることだけは、間違いなさそうです。

映画に「人の想い」を感じる機会が少ない昨今・・・。いよいよ、2年ぶりに監督の登場するべきときが巡ってきたのだなあ、と痛感します。

今から楽しみです。
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「三本木農業高校、馬術部」DVD発売!  佐々部監督の世界

佐々部監督の作品で、昨年秋に公開された「三本木農業高校、馬術部」がついにDVDとなり、レンタル&発売が開始されました!!

僕も注文していたDVDが届き、改めて作品を鑑賞しましたが、やっぱり、いい!!!です。

青森の風景が季節ごとに変わっていくたびに、主演の長渕文音さんの顔つきが変わっていく。これはもう、ドキュメンタリーです。

馬の出産シーンは本当の出産を描いていて、俳優さんたちのリアクションは、本物です。

馬を扱った映画ではありますが、ありがちな動物ものではなく、自然な高校生たちの悩みや日常を通して、馬と人との関わりが静かに、そして深く描かれていきます。

そして、自然もまた、ドラマの一部になっている、ということ。先日、ある映画を見て思ったのですが、どんなに自然がきれいに撮影されていても、物語の本筋から浮いていると、何の意味もありません。

先日鑑賞した「剱岳 点の記」でも思ったことですが、作り手が、何のためにこの映像の背景にその風景を撮影するのか、なぜ、自然を背景に物語を描くのか。そして、それらを背景にして俳優さんたちに演技をしてもらう意義や演出の意図は何なのか、そこら辺りはかなり重要なんだな、と思いました。

この辺りが、この「三本木農業高校、馬術部」では、しっかりと描かれています。ヒロインの感情に観客の気持ちが寄り添えるからこそ、十和田の風景が心に染みいる。四季折々の風景は決して独り歩きせず、きちんと映画の中に俳優のように息づいています。

とくに、冬ロケの駅のシーン、これに続いていくラストに至るカットは、素晴らしいです。そのあとに流れる主題歌も、とっても素敵です。

セル版にあるメイキングも必見です。是非、レンタルでも結構ですが、できれば、購入してご覧ください!!質は、マニイが保証しますよ!!

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「告知せず」放映決定!  佐々部監督の世界

佐々部監督初の民放テレビドラマ「告知せず」が、11/15午後9時から、テレビ朝日系において放映されることが決まったようです。↓

http://www.tv-asahi.co.jp/kokuchisezu/

佐々部監督は、助監督時代「北の国から」も担当されていらっしゃいますが、劇場用映画にこだわり、監督になってからも「映画」にこだわって監督されてきました。

実質的にはWOWOWのテレビドラマ「心の砕ける音」がありましたが、あれはBS放送で映画的な感覚のドラマだったので、純粋なテレビドラマというと、今回が初、ということになるのでしょう。

今年は、2本の映画作品「結婚しようよ」「三本木農業高校、馬術部」に加え、初演出の舞台「黒部の太陽」がありますが、映画だけに留まらず、佐々部監督の手腕が、様々ななメディアに発揮されのは、ファンとしては嬉しい限りです。

「黒部の太陽」については、別のレビューで言及しますが、この舞台も「映画」にこだわった作品だったし、「心の砕ける音」も、正に「映画」でした。

ですから、今回のドラマも、恐らく昨今の軽いテレビドラマにはない、濃密で「映画」的な映像になっているはずです。

公式HPなどを見ると、単なる医療や難病を扱ったドラマにはなってないようで、深い人間ドラマが味わえそうです。果たして、どんなドラマになってるのか、オンエアが本当に楽しみです。

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佐々部監督の舞台、新作が続々と!  佐々部監督の世界

佐々部監督関連の嬉しいニュースが続々と入ってきました!

まず、佐々部監督初の舞台演出(脚本ももちろん佐々部監督)となる「黒部の太陽」ですが、いよいよ10/5の初日が近づいてきました!

梅田芸術劇場の公式HPでは情報が満載です。↓

http://www.umegei.com/m2008/kurobe.html

そして、何と、一億円をかけて舞台上で40トンの放水をする、ということで、舞台装置は報道陣にも公開され、新聞やテレビでも大きく報道されました。↓

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080918/tnr0809181107004-n1.htm

「映画監督」の演出ならではの「舞台」になりそうで、本当に楽しみです。おたっきーは、初日に観劇させて頂く予定です。そのときは舞台ではありますが、レビューを書かせて頂きたい、と思っています。

さて、もうひとつの話題は、こちらもいよいよ、佐々部監督待望の最新作「三本木農業高校、馬術部」が10/4より、全国で公開されます!

こちらも、公式HPが盛り上がってきました!↓

http://sannou-bajutsu.com/index.html

そして、山口県では10/4からの公開が、宇部シネマスクエア7だけだったのが、急遽、MOVIX周南でも上映が決まりました!!!!関係者の方々、ありがとうございます!↓

http://www.movix.jp/schedule/SMTT000000011_pcinfoI103.html

舞台、映画と広がる、佐々部監督ワールド。本当に楽しみです。
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