とら男君、職場近くの公園で生きていてくれました。職場にいた頃より痩せていましたが、具合はそんなに悪そうではありませんでした。しかし、目はかなり悪くなっていて、涙目でほとんど目があいていませんでした。よくまぁ生きていてくれました。
先週、いつもコッカスパニエルを連れて散歩している男性と、早朝、職場近くでばったりお会いしました。そこで、しーちゃんととらお君の話をしたところ、とらお君が近くの公園にいるというのです。私は早速、その公園に行ってみましたが、時間が違うのか見つけることができませんでした。たまたまそこにいらした方に、とらお君のことを尋ねてみたところ、昼ごろ、お弁当を食べている人の側にじっと座っているとら猫がいると話してくださいました。
昼頃、私はドライフードをもって、再びその公園へ行ったところ、お弁当を食べている青年から少し離れて、何かくれるのをじっとおとなしく待っているとらお君を見つけたんです。うれしくて思わず泣いてしまいました。しかし、とらお君はおやっ、どこかで見たことあるおばさんだ・・・ぐらいの感じでした。持って行ったひとにぎりのドライフードを地面に置くと、用心深そうに近寄ってきて、ぱくぱく食べてくれました。
上の写真は、見つけて4日目くらいのとらお君です。毛並みが少しはよくなりました。見つけたときは毛が割れて、職場にいた頃のつやは全くありませんでした。お弁当のおこぼれをもらって食いつないでいたのだと思います。
冷静に考えてみると、とらお君は若い猫に縄張りを奪われたのですね。去勢しているので、けんかすることなく、餌場をゆずったのだと思います。
とにかく、このひどい状態の目をなんとかしてやらなければと思い、この1週間、缶詰4分の1缶位に抗生物質を混ぜてあげてみました。以前缶詰1缶は食べていたのに、今はほんの少ししか食べません。
さてこれからどうしたものか。職場なら何とかなっても、公園で餌をやるわけにはいきません。でもこの子の責任は取らねばならないのではないでしょうか・・・。