昨日、獣医へ連れて行きました。
しこりはやっぱり先回と同じ乳管拡張でした。
これは病名ではなく、単なる症状なのだそうです。
この手術はしーちゃんの病気の原因を探すため、
卵巣が取られているかどうかの確認の手術だったんです。
しーちゃんには申し訳なかったのですが、
思い切って手術をお願いしました。
しこりの分泌物を注射器でぬいてみると、
お乳のようなうすい液がでてきました。
お腹の毛を剃ると、白いできものがお腹のいたるところに
ごろごろとあります。
この液に血が混じっていたり、にごっていたり、
黒ずんでいたりすると腫瘍の疑いがあるのですが、
しーちゃんのような白いものだと大丈夫なのだそうで、
切らずに様子をみようということになりました。
ただ、そのしこりがだんだんと大きく成長してくるようならば、
切ることも考えねばならないかもしれません。
ステロイド剤の投与もあるそうですが、
しーちゃんは、猫の白血病ウイルス感染症なので、
投与による免疫の低下、
手術をすることによる体力の減退、傷からの雑菌の恐れなどから、
あちこちにできているしこりを切らずに、
様子をみましょうということになりました。
先回もなのですが、獣医さんはしーちゃんのこの症状が、
どうして出るのか理由がわからないとおっしゃいました。
いろいろと文献をさがしてみたけれど事例がないということです。
通常避妊している場合、これほど乳腺にお乳がたまってくることはないのだそうです。
それで、ちゃんと卵巣が取られているのかどうか
確認できないかということになりました。
獣医によっては、避妊手術で、
卵巣はとらず、妊娠しないようにひもでくくるだけの方法を取られる
先生もおられるそうなんですよ、びっくりです。
その場でしーちゃんの避妊手術をしてくださった先生に電話をかけ、
卵巣は取っているとの確認を取りました。
それならちゃんと卵巣は取れているのかということなのだそうです。
これは、もう私が考えるレベルの問題ではありません。
先生を信じて、しーちゃんにはかわいそうですが、
考えに考えた上で、確認の手術をしていただくことにしました。
結果、確かに卵巣は取られていたが、卵巣の破片らしきものが
残っていたらしいのです。
私もそれらしい破片を見せていただきましたが、
正直よくわかりません。
先生いわく、その破片が卵巣がまだあると認識させ、
お乳のようなものが分泌され、乳管にたまるのではないかと
おっしゃいます。
先生もこれがしーちゃんの乳管拡張症の原因か正直わからないそうです。
でもこれが原因かもと考えられるものを、しーちゃんが元気な間に
取り除くことができたことはよかったと自分を納得させています。
それでも、しこりが大きくなったり、次々と新たなしこりができたなら、
先生はお手上げのようでした。
少なくとも、この症状は、
白血病ウイルス感染の発症とは関係ないので少しは安心です。
しーちゃん、ごめんね。
よくがんばってくれました。
しこりがこれ以上できたり、大きくなったりしないことを願います。
しーちゃんは4.7キロ、ちょっと太らせすぎかな?