2011/6/21
人件費1 メキシコ
歴史的に植民地時代を経て独立した国だけあって、搾取された時代を反映して 労働者側に立った法律と憲法を持つ国だ。
退職金:3ヶ月 + 勤続1年当り20日+12日(最高日額上限有り)分
賞与:最低15日分
利益の10%配当 : 5月支給(前年度退職者、経営者以外の日本出向者を含む)
週労働時間:48時間(昼勤8時間/日 夜勤7時間/日)
残業手当:時給の2倍(週9時間超 3倍)
休日出勤手当:3倍
有給:6日からスタートで1年後とに2日加算
有給手当:従業員が有給休暇を取得したら手当を支給(日給の25%)
その他、任意だが多くの企業で採用しているもの
社内預金制度:1.従業員の給料天引で預金する。
2.従業員の預入額と同額を会社が補填する。
3.年一回、従業員に全額払い戻し
4.最高裁の判例で会社の補填分が給料と認定→退職金等のベース額に影響!
ここに列挙した以外にもまだまだ労働者保護労働条件はある。
国際社会での競争をする今、これだけ労働者保護を打ち出すと人件費だけで競争力は無い。
失業者が減らないと治安の回復は見込めないが、
この条件があるから企業は雇用を増やさないだろう。
でも、実際はこの条件で働くことの出来る人、働いている人は全体の何パーセントなんだろう。
恐らく半分以下なんだろう。
