2013/10/11

展示作品 ちょっと解説 1  photo
たった今、明日納品のポストカードを作っていたらインクが足りなくなりハングアップ。。。

しかたない。

ということでもないのですが、展示会を開くと、在廊中に観覧者と作品の裏話やその時のシュチュエーション、プリントについてなど色々話すのですが、今回なかなか在廊できないのでここらで作品解説的なものでも始めましょう。

第1回目は展示場入口の作品
『遥か山なみ』

夜間撮影をする日はほとんどが快晴の夜です。
おのずと夜明けも晴れるのですが、精も根も尽き果てているのでマジックアワー以外はあまり撮影していなくて朝ご飯を作る、といったことが多いのです。

しかし空気が体も脳も眠らせないときがあってじっと山が動き始めるのを感じ続ける時があります。
ひとつひとつ消えた星、淡い青からオレンジの世界へ。
真っ暗に見えた森のディティールがだんだんと浮かび上がる。
その谷筋には霧が流れ刻一刻とオレンジの空がわずかな水蒸気を含む空気に拡散されながら広がってゆく。
そんなとき、遠くの森からエゾシカのけたたましい鳴き声がこだました。

まさしく一日が動き出す瞬間。 
そっとシャッターを押した後は睡魔にやられてひと眠りするために帰路を急いだ。

*この作品のプリントは全作品で一番枚数多くテストした。和紙へのプリントにこだわり過ぎて失敗を続けた結果、友人の一言で目覚めた作品です。朝焼けのオレンジが目立ちますが、暗い中にはわずかに森が見え、感じるかどうかぐらいに谷沿いに流れる霧を写しだすのにこだわりました。


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