2015/5/28

弘法も筆を誤る。。。  nature
さて道東へトリップする前に例のふたりの様子を伺いに行く。

ふたりの行動パターンはちょっとナーバスで偵察行動が多く、孵化後初期の感じがありありとしている。
餌を運んでるようでどうやらめでたく育雛してる模様。

そして今日は僕の横1〜2mくらいを飛び抜けたりとなかなかの迫力。
(もちろん撮れないけどね^^;)

そんな中、落ち着いてきたころ(?)に事件発生。

オス。巣から飛び出すときに落ちる。。。^^;
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まぁ、入口が引っ掛かりやすいとはいえ、まさかつまずいて落ちるなんて。。。大の鳥がすることか?
相変わらず、おっちょこちょいで自由奔放で相方に頭の上がらない、憎めない性格のオス。
がんばれよ〜♪

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2015/5/9

Probably it laid eggs.  nature
昨日までと比べ二人の行動がわずかに変化した。
落ち着きが生まれ、ひたむきさが現れた。
交代の催促を大げさに叫ぶことがなくなり、これまで腹がすいたらとっとと巣から出て行った彼らが巣を一時も空けることがなくなった。
ふたりとも何かのために我慢を覚えたようだ。

「何か」
おそらく今朝、産卵したと思われる。

数日前の雌の行動パターンから産卵が近いと読んだので、日おいてからの観察を試みた。
笹藪に紛れるように隠れ、可能な限りシャッターも押さず、身動きせず、一日10〜13時間の観察は、彼らの生活を極力自然の状態に近い環境で見せてもらうためなら苦ではない。
小鳥が笹藪の中を僕のまわりで遊ぶようになり、クマゲラも数m前の樹にとまるようになったころ、この一番デリケートな事が起こったと思われることにひそかに笑みがこぼれた。

そして今日何度も隣のテリトリーから別のオスが来て激しいドラミングとコールを繰り返し、このつがいの巣から十数m先の木の梢まで幾度となく侵入してきた。
が、ふたりとも慌てることもなく声をひそめ、事を荒げなかった。

ふたりは新しい命を繋ぐためにとても純粋だった。

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2015/5/4

交代時間  nature
巣の留守番の交代時間は概ね1〜1.5時間。

オスが少し超過したためメスは激怒プンプン丸で
『おのれ〜〜はよ帰ってこんかぁ〜〜い!とオスに強制交代させた後、3時間半帰宅せず。

オスはというと。。。

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『あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、は〜〜らへったぁ〜〜♪
   め〜しくぅ〜わせぇ〜〜〜〜♪』

『もうすごい時間経ってるよ〜〜〜〜  さっきはごめ〜〜〜〜〜〜ん!』


『ごめんて言うてるや〜〜〜ん、どこおんの〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
*キュイ〜〜〜ンを悲しい感じで連呼し探して回る。。。

ああ、いつの世も男は弱い。


次の交代をビデオに撮ってあるのだが、惚れた弱みかオスのしぐさがほぼ下僕www
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2015/5/2

夜明けの森  nature
夜明け前、まだ静かな森に入る。
わずかに残る残雪の上にアカエゾの葉や松ぼっくりがたくさん落ちている。
残雪は薄く、時々笹のはね返る感触がする。
こんなギリギリの残雪具合が大好きで、道を外れて思うがまま、導かれるままに森の奥へと徘徊する。
昇り始めた陽が森の中に少しずつ届いてきた。
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森の影は涼しく、いや冷たくダウンにジャケットを重ね着するほどなのに、陽差しに入ると心地よいぬくもりを感じる。
だんだんと鳥たちの合唱が大きくなり、心地よい眠りに落ちそうになってきた。

その時、すぐ近くでけたたましい声がした。
『ケェーケッケッケッケッケッケッケッケッ! キロッキロッキロッ!』

近すぎるなぁ。下手に動けない。
一瞬見えた黒い影が飛び移った樹へ牛歩戦術のように回り込むと。。。
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いた。クマゲラだ。
ねぐらの穴からいつ飛び出そうかタイミングを見計らっているようだ。
無理せず数枚シャッターを切り、目線を外してあげると離れた樹へ飛び移った。
もう少しだけ撮らせてもらうとどこかへ飛び去って行った。

その後も声の主はあちこち飛び回り、やがて森は静かになった。
朝一番の贅沢。
あしたもいただきに行こうかな。
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2015/4/5

皆既月食  nature
久しぶりに星景写真を撮りにゆく。
ちょっと天気が良くない予報なので白銀荘前で友人と遊んで状況を待つ。

雲の動きが予報よりいい。
今日を逃すと3年後まで見られないのでここは行くしかない。

狙ったポイントにつくとウェアを着こみ、2-3口ウィスキーを喉に流し込みセッティング。
しかし春が近いとはいえ暖かい。
ほとんど初夏のビバーク撮影と変わらずマイナス5℃くらい(ダウンもちろん着ますよ)だったので、今日はシェルターも張らずに体のみで撮影。

山の中腹では月の出時間は2時間ほど遅れる。
噴煙の後ろに月が来た頃は怪しい影を写しだしたと思ったら、一気に暗くなる。
すでに皆既は始まっていて姿を現したころには半分の月になっていた。

さて本番。
今回はたった12分の勝負。
皆既の時間帯は山も月食も写しこむには非常に難しいので、待ち時間で考えたイメージをもとに現像可能範囲も考えた一発勝負の10分露光。

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【赤銅の軌跡】
シュールなカバワラ(ダケカンバが立枯れ)のシルエットと、妖しく輝き赤みを帯びた月の軌跡。
大雪山の夜が静かにダイナミックに輝いていた。
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2015/4/2

『 書 』  nature
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【 絆 】

「『書』は一枚の紙に描いた文字ではなく、ひとつの空間における『間』なんだよ」

20年以上前、屋久島を旅した時に軒下を借りた土産物屋の店主の言葉だった。

「お茶でも飲んで行きなさい。用事があるのでしばらく店番をたのむよ。」

店主はそう言って出て行った。 初めて会った旅人に。



タンチョウを見た瞬間この言葉が蘇った。

力強くしなやか。かすれるような筆の運び。
そして落款の朱。

確かなものと移ろうもの。
そして両者をまとめるもの。

タンチョウが舞う姿は『書』そのものだった。

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【 舞 】

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【 生命いのち 】


店主の持つ『間』は彼が見ている屋久島のそれだったのだろう。
そして僕の『間』は僕が描いたこれらなのかもしれない。

タンチョウたちとともに雨雪に打たれて得られたものは作品以上に大きい。
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2015/4/1

タンチョウという存在 〜続き〜  nature
動物にばかり気を取られず、背後の景色も独特なものがある。

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砂丘のうえに広がっているアカエゾマツの純林。
12月に来た時、奥の森は苔むした林床で、サラリと被った白い雪を思い出す。
しかし、その直後に来た爆弾低気圧は満潮と重なり、木道だけでなく多くのアカエゾマツを薙倒した。
そして地盤沈下により塩水に浸かり、少しずつ木々は枯れて朽ちてゆく運命だ。
アイヌ民族が数千年も守り続けたこの森。
その原因が近代人類によるものが大きいとしたら、我々はなんと悪なのであろうか。

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荒野とも言えるような場所がこれほど美しく見えてしまう人間のエゴとはなんなのか、考えただけでも恥ずかしい。
いま目の前に見える自然がただ淡々としているように、せめて人もそうあるべき道と定めがあってほしい。


少しばかり考えることが多くなりすぎたので海に行ってみる。
最大標高80mの半島を横に納沙布岬のハイド(観察小屋)で半日過ごす。
鳥たちが手に届きそうな場所を飛ぶようになるとすごく楽しい。
海は大潮の満潮に向かっているため、大きく荒れ始めた。
すると目の前で波に遊ぶなにやら怪しい奴たち。

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ラッコが寄せる波に身を任せ、ゼニガタアザラシが波に合わせて潜りをして遊んで?いるように見える。
あはは、それこそグレーシャーベイ以来の生ラッコを初めて見た。
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「ん?見てた?」て顔はおじさんみたいだ。

飽きもせず何時間も見てるうちに波はとんでもないことになり、ラッコもアザラシも消えていった。


そして、根室付近で数日過ごしてとても目に焼きついた風景があった。

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風連湖から優しく吹く春風の匂い。
輝く湖面。
湖岸で集うハクチョウやワシたち。

そして一つがいのタンチョウ。
英語でjapanese claneといわれるほど日本を代表する鳥。

彼らは外敵から身を守るために釧路の凍らない川で寝て、給仕場所で餌をもらい、厳しい厳冬期を越えてきたタンチョウが、子育てを間近に周辺の湿原へ移動してきていた。

アラスカのようだった目の前の風景が一気に日本らしさを取り戻した瞬間、
僕の頭の中にタンチョウをモチーフとした画が浮かんだ。

明日からの天気予報は雪と雨。
イメージにはうってつけで、僕はすぐさまハンドルを握っていた。
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2015/3/31

タンチョウという存在  nature
根室周辺の野付、走古丹、風連湖、春国岱、知床・根室半島がアラスカによく似ていると言ったが、アラスカにもいろいろある。

大雪山はデナリによく似ていて、山の広がりやたおやかさがそうだ。
一方で知床・根室付近は南東アラスカのグレイシャーベイに似ている。
海があり、砂浜があり、湿原や濃密な森があって、とくに根室は標高も100mに満たないのに北方圏の多くの植生や生き物が見られる。

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100頭以上のエゾシカの群れが普通にいる〜走古丹

大雪山では直接的に生き物を見ることは少ないが、根室周辺では必ず目に入ってくるほど生き物と風景は一つだ。
もちろん植生も浜辺で高山植物がみられる。

そう、ここは生き物の鼓動が ”常に” 直接的に感じられる場所だ。
そして一瞬でこの場所が好きになったのは、昔、アラスカを旅した時に一番好きになった場所を思い出したからかもしれない。

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空中戦の末、カモメを捕獲したオジロワシ〜春国岱

空には猛禽類のオジロワシ、オオワシが舞い、大雪山では高山で見るノゴマやギンザンマシコが見られ、カラ類など町でもいる鳥たちはせわしなく餌をついばんでいる。

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北へ帰るオオハクチョウは餌が豊富な野付・風連湖でアマモを食べて渡りの力を蓄える。
そんな真っ白な体が紅く染まる日々を見ていると、本当に美しいと思う。
ただし、彼ら自身それには気づいていない。

淡々とつながる自然の営みを見ていろんなことを思う人間という動物は、とても特殊なんだろうなあと、その日の最後のシャッターを切り終えた瞬間にいつも感じることだった。

      〜つづく〜
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2015/3/27

片角  nature
今回は運をつかめなかった羅臼を出て再び野付へ。
なぜふたたびなのかは、『奴』 がいたからだ。
12月に訪れた最後で見たあの 『片角』 だ。
初日に見つけたもののいい場所にいなかったので撮影しなかったが、どうしても彼の普段の姿を写し撮りたかった。

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陽が昇った時、『片角』を見つけた。
オスの群れの中にいる。
こちらは椅子に座り、じっと奴を観察していた。

オスジカは時折角を合わせて力比べをする。
そして『片角』も例外ではなかった。

僕はてっきり負けるだろうと思っていた。
ただそれは片角しかないという僕の先入観にすぎなかった。
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しかし、強い。 強いのだ。
それも圧倒的に。。。
何頭もの雄と手合わせするが誰も勝てない。
静かに角を合わせたかと思うとジワリと歩を進め、体ごと相手を押し返す。
相手はへっぴり腰になり、最後に背を向ける。

自然の中では手負いになった者は淘汰されることがほとんどだが、本人次第でそんなことはどうとでもなるように思えた。

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2015/3/26

羅臼へ  nature
羅臼へ移動する。
豪雪過ぎてびびった。。。

で、シカはいない。 流氷もない、、、  鷲類もほとんどいない、、、、、
おまけに目当ての撮影用クルーズ船が欠航続き、、、、

「なにしに来たんだ・・・」

流氷は戻る気配もなく、同時に生き物も観光関係もほぼ下降。。。
仕方なく海岸線からクジラとかいないか、じ〜〜〜っと見る。  が、なにもいない。。。

あきらめて友人に勧めてもらった神様の撮影時間まで待つ。

ひさしぶりの坊主である。

だから遊んでみる♪

【コタンコロカムイさん編】
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生シマ、ハジメテ ミタ。 ヨォク カンサツスルト ”チョト ドンクサイ”
ソコガイイネ♪

続いて
【オンネウさん編】
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あ〜〜〜〜〜〜〜すっきり〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪
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